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偶然

そう少し話を聞きたいが先ずは体調の回復も先だし、ここの生活環境にも慣れて貰わんとな。

他の兵の訓練も大分激しくやってるな。よしよし〜。


「ミヤ、良い感じだな」


「はい。順調ですね」


「皆、難民志願兵か?」


「そうですね。なので、必死にやっておりますね」


「今までで、どの位の数を向こうに送ったんだ?」


「確か、30名前後を既に、3回送り込んでますね」


「そうか。あのグランは如何だ?」


「ここの生活環境に戸惑ってますね」


「そうだよな。まあ、面倒みてくれ」


「はい」


飛行機の工場寄るかな〜。新しい物は、ええな〜。

どれどれ。シュトルヒの2機目を組立中と赤とんぼは、まだか。エンジンが駄目って書面が張られてたな。新エンジン待ちか。こんなもんが飛ぶとはな。今度、乗せてもらおう〜。

まだ飛行機は、製造ラインにはなっておらぬか。車輌も最初はこんなだったな。ラインになったら製造速度も上がるからこれも楽しみだな。

新しい金属も出来たってミリオタが騒いでたな。飛行機に使うって。発電所ってのを作れるってな〜。これを作れば最も色々出来るって話してたな。電気とやらも教えて貰った時は、これもまた素晴らしい物だったと思ったぞー。

そういや食品工場は、ここ最近行ってないから行ってみるか〜。


母殿が居るじゃないか。珍しいな。


「珍しいですな、てっきり服工場に居るかと思いましたぞ」


「発電所を作るって、話を聞いたんで工場の拡張とフリーズドライを作ってみようかと思って」


「フリーズドライ??」


「そう。簡単に言うと、長期に保管出来て、水やお湯で、食べれる様になる食料品よ」


「ほう!またそれは便利そうだな!それも早く食べてみたいぞ!」


「任せてね!」


芋がら縄や味噌玉みたいなもんかな?缶詰も中々だ!美味しいのが出来るといいな。1つの事が進むと次々と複合的に色んな事が進んでいくな!いい事じゃ。


服で思い出したけど、こっちも最近行っとらんからついでに寄ってみるか。


カチャカチャ織り機の音が聞こえるな。ちょっと覗いて見るかな。そういや戦闘服を統一するって話してたかな。迷彩と言っておった。これか?確かにこれだと周りの風景に溶け込みそうだが、目のいい奴らまで、騙されるのかな。んー。発見されにくくはなるか。防弾服ってのも考えるって言ってたがそんなの出来るんか?でもあいつらなら完成させるかな。


街中も絶縁体ってのが中立国から仕入れられたから、電話線を引き始めたな。俺らを探すのが大変になって来たから、大きい建物には電話を設置するって。ちょっと前まで何も無かったがそれから比べると大きくなったもんじゃ。



「お姉ちゃん!」


「さくらなにー?如何したの?藁持って?」


「ちょっとこれ見て?」


「藁を??くっついた藁??」


「さっき借りたスライム接着剤何だけど、藁の上に溢しちゃって。後で片付けようしたら固まっちゃって」


「あーあ。まあ良いわよ」


「でもこれ!軽いし、硬くて頑丈なのよ。これで、野菜入れる合成樹脂の網箱作れない?」


「うん!?これは!」


「無理かな?木の箱は重いから、合成樹脂の網箱が有るとすごく楽になるんだけど!」


「みどり!貴方やったわよ!これで諦めかけてた合成樹脂が作れる!!きゃははー!」


……どっか行っちゃった。。。

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