ええなー飛行機は
カンノさんにちょくちょく来て貰って、話を聞きながら組立てたから問題は無いはず!
いつもながらお披露目は、緊張するな〜。しかも今回は、初飛行機!車両の時とはまったく違う!
「カンノさん、如何ですか?」
「良い感じた!恐らく問題もない!しかも飛行服や落下傘も問題無さそうだ」
「じゃあ、お願いしてもいいですか?」
「構わないが、滑走路は何処だ??」
滑走路・・・?
しまった!全く何も作ってねー!!!
皆んなの冷たい視線が・・・
親父も来ているので、滑走路の作れそうな場所を探して貰って、運用に必要な物をミヤさんとカンノさんに聞き取りして、ホキの試作車に排土板、ローラーパーツを持って来て貰いつつ、取付テストも行うと。。
数日後、赤とんぼは空に飛び立った。
「如何です?2種類共は?」
「そうだな〜。どっちも問題ない!素人が最初に操縦するならシュトルヒの方が扱いやすいな!赤とんぼも簡単に感じていたが、間違い無く、シュトルヒだな。最初は俺しか操縦出きないし、隣り合わせで座れるから教え易い。シュトルヒで操縦感覚を覚えてからの赤とんぼかな。赤とんぼならある程度の空戦、対地機銃掃射や爆撃練習も可能だからな」
「解りました。シュトルヒ1機に対して、赤とんぼ2機の製造位で良いですかね?」
「うーん。最初はそれで良いのかな。シュトルヒは、4人位乗せられるし、人減らせば荷物も搭載出来そうだから、操縦士が増えれば司令官が他の事にも使えそうだからって、何か考えるんじゃないか?」
「そうですね!じゃあ当面その割合で製造しますね」
「良かったじゃない。無事に飛んで!」
「ああ、本当に良かったよ。さくらのお陰だよ」
「この前の滑走路忘れたは、かなり笑えたわ」
「・・・まあ言うなって」
「星型エンジンって、次は最低でも1000馬力級の作ってよ」
「簡単に言うなよ。前々から思ってたんだが、ここでエンジンを再現しようとするとどうしても馬力が落ちる。この星型も250を目指してたけど、実際には230位。少し落ちてしまう。部品の精度なのか、ベアリングの問題か素材なのか、理由はまだ解らないけどさ」
「なるほどね。何も無い所から作った技術者はやっぱ凄いね。私達のしてる事は、それらを再現だものね。それでも私達の技術は追いつかないから」
あの飛行機は、ええなー。戦術が立体的に考えられる。わしもあの時代にあれが有れば間違い無く天下取ってたわ!金柑頭め腹立つ!
シュトルヒに乗せて貰ったが中々の快適。上から攻撃出来る。ウヒヒヒヒ。楽しみじゃ。
北の国からの移住者もこちらに来たから、人員も増強出来た。上出来、上出来。
「のぶさん、ミカさんより電話連絡あり。こちらの書面にてお持ちしました」
「何?解った。貰うぞ」
何々、あれから何回か聞こえたので教える。
山で泳げ。火を触れ。水を捨てよ。って聞こえた。後はね。
トントンツー。ツートントン。トンツートン。
面白いね。また聞こえたら電話する。
はぁい???何のことじゃ????
うーむ。。。暗号か??
ミリオタに話をしてくるか。
「3輪のバイクか?」
「そう。カブじゃ私達の身体じゃあ足届かないから作って貰ったわ」
「ミカから電話があってな!これじゃ」
「うん?これは、暗号?とモールス!?」
「モールス?」
「私の記憶を見てみて」
「成る程。確実に無線機やモールスが有ると言う事か」
「やっぱやるしか無いかな?」
「やるとは??」
「ラーライの第2トンネルの工事がもう時期終わるのよ。その装備、人員を要塞構築に回して欲しいとミヤさんから来てたんだけど」
「けど?」
「カンノさんが空からあの山の頂上見たんだけど大地になってて、そこそこ広いみたいなのよ。もしそこにアンテナやレーダーを設置出来れば、色々便利何じゃ無いかと思ったのよ」
「断崖絶壁で如何やって登るんだ?」
「トンネルを斜め上に向かって掘るのよ。ある程度進んだら、折り合えしてまた斜め上へ向かって掘ると。何回か折り返せばその内に頂上に着くって事よ」
「ほぉほぉ。それでアンテナを建てられれば何か解るかもか?」
「そうそう。やってみる価値は、有るかなと。まあ、無くてもあの山削れば、鉱物資源やら何やら取れるし」
「解った。その件はわしからミヤに話とく」