開発はまだまだあります
親父殿。そうであるか。それしか無いな。
ミリオタの記憶を更に見てみたが、元居た世界の未来人の奴等は、人類を滅ぼすまでの力を手に入れておったのか。うつけものどもめ。。。
うーん。毒ガスマスクっての、粉塵マスクを改造位で済むんかな??トンネル工事の時に既に作ってたしな。
実験も必要だな。捕獲出来るか解らんが中立国に依頼をしてみるか。
「のぶ殿で宜しいでしょうか?」
「誰じゃ?」
「サービ国より新たに派遣されました、在中武官のナハと申します。挨拶に参りました」
「そんな堅苦しい挨拶は、要らんぞ。気楽に行こうでは無いか」
「はっ。宜しくお願い致します!早速ですが先日、ご依頼を頂きました。スキルの件で書面をお持ち致しました」
「速いな!」
「御国の内政をつぶさに見て、我国にも導入しておりました。御国のお陰で、遊牧民から定住民への移行がスムーズに進んでおり、その際に、スキルの再検証、御国の戸籍も導入しておりますので、住民の把握が容易になっております」
「あの〜女狐め、やりおるな〜。こちらが希望のスキル持ち、こちらに来れる人数も解るか?」
「はい。スキル持ち110名で、その家族合わせて、323名となります。その家族スキル資料も纏めてこちらにあります。それ以外には、御国からのスキル文字分類にも載っていない文字も有りましたので後程、ご確認をお願い致します」
「やりおるではないか。後で見とくがそれら全てこちらへの移住をお願いする。住む場所は追ってこちらから、連絡する」
「はっ。ありがとうございます」
どりゃどりゃー。よく纏めておるな。空に関係しそうなのは28名か。他には、製造系が52名。化学系が10名か。残りが5名が各、軍系、建築系、農業系、医療系か。
それとその他の家族達か。こちらは、比較的一般的なのが多いか。
これは中々の戦力になりそうだな。仕事も山程あるから仕事には全く困らんしな。親父殿が配置するだろ。
あはは。星型エンジンが完成したぞ。ちゃんと動けば、実験成功だ。
「始めるよ〜」
「いいぜ!」
ほぉー。動いた!!!これで第一関門突破!
「やったな!」
「ガイのお陰だよ!!」
「後は、飛行機に取り付けて!」
「この短期間でエンジンやら本体まで完成するとは思わなかった!」
「楽しみだなー!!!早速本体に取り付けてみようぜ!」
まさか、毒ガスを造る事になるとは・・また離れた所に、研究所作ってもらわないと。確かに言われて見れば、有りうる話。
移動が大変だ。私達の身体のサイズでも乗れる3輪バイクの製造をお願いするか。カブのラインも落ち着いてきたからね。
オータ領に配属されたものの、聞いてた話より凄く発展しているじゃないか。女王が熱心に内政を進める訳だ。
よく見、よく聞けと言われたが、面白すぎる。理解出来ない話もまだまだ多いが。最初はこちらに人材派遣に反対したが、これらを見ると技術も学べ、帰国も自由となれば、我が領も更に発展するに違いない。
やっとここの生活にも慣れてきたなぁ。しかしここは、色んな人種?がおるんだな。本当に小説の世界だ。それに見た事ない建物も多いが見覚えある建物もあるのが不思議だ。領主家族が日本人だからか?それに飯は美味い!米もあるし、しこたま食えるなんて、満足だ!
後は、飛行機だな。あのお嬢ちゃん、赤とんぼとシュトルヒ?って言ってたかな。2種類造るって。まあ、操縦なら何でも任せとけってな。
星型エンジンの開発は、無事に終わったな10時間全力運転も問題無かった。これでひと段落。さてさて、開発依頼書はと。
98式臼砲と車体に搭載
75mm高射砲と牽引または車体に搭載
92式十糎加農砲、牽引
ノルデン爆撃照準器
航空写真用カメラ
ラジオ
か。これはさくらからだな。砲に関しては、モックアップ作れば、さくらが勝手に進めるだろ。ノルデン爆撃照準器…カメラは、さくらと一緒に開発だな。ラジオは俺が直ぐに作れるか。んー。新型輸送車の増産をしといた方がいいかな。あれはあっただけ便利だし。
次はと。
対潜水艦ソナー、爆雷、航空用レーダー又サーチライトか。これはミヤさんか。ミヤさんは助かるな。さくらが抜けそうな所を補ってる感じ。
蓄音機?スピーカー?マイク?
何で疑問系?のぶさんだな。記憶から探したのかな?流石、信長。何でも吸収して、使えそうな物を使うか。あの人が天下統一してたら、全く別の世界になっていたのかな……
さてさて、明日はいよいよだなー