納得?
「ちょっと、2人共大人しくしてって言ったじゃない」
「ミヤ、忙しい所悪かったな。此奴に説明してやってくれ」
「解りました。来る途中で話はざっくり聞きました。そうですね。2人きっりで話してもよいですか?時間が掛かると思いますので、終わったら声を掛けますよ」
「さて、どう思う?」
「どうって言われても、あの感じだといきなりこの世界に飛ばされて訳わからんでしょ。私達だって、説明されても訳わからん状態だし」
「そうだよな。わしもこの世界に来た時は、何が何だか」
「そうよ」
「それよりもしかしたら、出来るんじゃないか?」
「何をよ」
「飛行機だよ。前に聞いた時に、飛行機は作れるかもしれんが、操縦者が居ないから飛ばす事出来ないと。彼奴は操縦者なんだろ?」
「!?。確かに。色々技術的な問題もあると思うけど。パイロットが居れば」
「後は彼奴がミヤの話を聞くかどうかだが。そういや、中立国の送られて荷物はどうよ?」
「ええ。解った範囲でも有効に使えそうな物があったわ。実際に実験するに値する物がね」
「おーおー。どんな物だ?」
「ワーム?って素材が有ったんだけど、天然ゴムに近い物だったり、接着剤として使ってるスライムを煮詰めた物とか、これは使い方を変えれば、防水性の高い物になるのが解ったわ」
「ほほー。まだまだありそうだな」
「そうね。まあ、あの量の種類があるから分析するにも時間が掛かるわ」
「成る程な、気長にやるしか無いか」
「でも人員も増えて来たし、スキルが開花した人達も増えて来たから、大分楽にはなって来たわ。人の配置が完璧に近いからねー」
「流石じゃのー。そういや、150mmロケット砲以外にも何か作ってるのか?」
「そうね。今は37mm高射機関砲型を作ってるわ。ハ号で37mm搭載してるのは、1両だけだけ。砲弾は作らなきゃいけないけど、1両だけだと、砲弾製造ラインが暇になっちゃうから、新たな兵器を作って生産性を高めるわ」
「成る程な〜」
「他にも考えてるのは、間接攻撃出来る兵器をもう少し作りたいわ。ロケット砲は、砲身生産の邪魔にならない様にと思って作ったから」
「そうなのか?ロケット砲を大量に生産でも良いのでは?」
「あれは、発射準備も掛かるし、車両が大量に有れば問題にもならないと思うんだけど、車両もこれから作り始めるから、固定陣地からの運用になると思うんだよね」
「そうであるか。確かに訓練をしても多少の時間は掛かるか」
「まあ、何か考えてはみるけどね」
「お2人共どーぞ」
「思ったより、早かったなぁ」
「先程は、大変失礼致しました!作戦参謀殿、兵器開発大臣殿!これから私事、カンノはこちらでお世話になる事となりました!」
(へっ???)
「まあ、そういう事で。カンノ中佐、これから、総理大臣、大蔵大臣、製造大臣、農業大臣に挨拶に行くぞ」
「はっ!」
「のぶ殿、カンノは私が預かりますので宜しくお願い致しますね」
「解った。。」
何じゃ一体。。。まあ言うことは聞いとるみたいだな。。
「さて、一休みするか」
「そうね。。。」