新たな仲間?
さーて、わしは街の中央へ行ってみるかのー
かなり賑やかになっとるなー。冒険者もかなり来ておるな。商人の護衛か?
飲食店の種類がかなり増えたの〜。ここで作られた日常生活品の売れ行きも良さそうだ。
警備兵も巡回しておって治安は良さそうだ。
(こらー!待てー!!)
何じゃ???
「このクソガキ!何をした?」
「離せ!離せ!」
「のぶさん。すみません!」
「どうした?」
「先程、到着した難民の子供です。話を聞いて居たんですが、話が全く噛み合わず突然切れて警備兵を倒して、逃げてしまって」
「大人しくせい!悪い様にはせんから!」
「離せ!ここは何処だ?」
「ここはオータ領じゃ。」
「何を訳のわからん事を!」
「腹は減っておらんか?ここにある物なら奢ってやるぞ」
「じゃあ、食わせろ!腹減った」
「クソガキ、落ち着いたか?」
「おう!中々美味かった!こんなのは国でも食べた事なかったぞ!」
「。。。そうか。まあゆっくりここで休め」
「いや。直ぐに戻る!ここは何処だ?」
「さっきも言っただろう!オータ領じゃ」
「このーおかしな奴め!それにここの奴らはみんな何で仮装しとるー!」
「クソガキ!暴れるな!何を訳のわからん事を!!」
「離せ!離せ!」
「ちょっとー。のぶ。そんな小さい子に何してんのよ」
「ミリオタ!此奴が訳のわからん事、言って暴れてるのよ」
「離せ!離せ!それにお前の様なガキが何言ってるんだ!」
「はぁ〜!あんただってクソガキじゃないのよ!」
「ミリオタ。。話をややこしくするなよ」
「俺様を離せ!!早く戻らんと」
「やかましー!!今お前の国は、戦争中で戻ってどうする?ここに居た方が安全じゃ」
「戻って、戦うんだ!」
「お前如きが戻っても変わらんわ!ここで大人しく生活しろー!」
「はぁー!馬鹿やろー!俺様が戻らなきゃ誰が国を守る!」
「お前みたいのが国に戻っても、直ぐにどーにもならん!ここで大人しく暮らせ!」
「馬鹿やろー!戻って俺様が国の空を守ってるんだー」
「はぁ〜。よく見れば頭、血だらけじゃないか。。頭打って気がおかしくなったんだろ。ミリオタ、このままクソガキを病院へ連れて行くぞ」
「そうね。きっと頭が混乱してるのね」
「人の事を頭おかしい奴扱いするんじゃねー!!離せコラー!!」
はぁ。まあこんな小僧が可笑しくなるのも解るが此奴は、ちぃと重症だな。。余程酷い目に遭ったんだろな。さて、病院へ連れて行くか。。
「おい!デカブツ!俺様を降ろして、ここ寄らせろ!!」
「やかましー!!クソガキ!!ここは、ルカの店だ!お前には関係無い!」
「はぁー!?うるせー!!これを読める者は、声を掛けろと書いてあるだろー!!」
「はぁ?(此奴、転生者か?)」