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落ち着き

少しずつ領内も落ち着いてきたかな。要塞の兵も今回の戦いで自信も持てただろう。

問題は、転生組かな。特に農筋娘は直接、戦には出てないが、気落ちしてるか。。


まあ、見てる限り楽しそうに農業に励んでおるか。あれは新しい農作機か。しかし便利なもんが色々出来たんだな。

馬の代わりに、ケッテンクラートが大分走っておるな〜。輸送スピードがかなり上がっておるな。運転できる奴もかなり増えてきたからな。

あれらがここで再現出来たのは、かなり大きい。戦がなければ平和に暮らせるのにの〜。それを実現させる為の戦か。


親父殿の再分配も上手く行っとるし、順調そうだな。


「ミリオタ、これは一体何だ?」


「150mmロケット砲。この前のV1の命中率も悪すぎだったでしょ?準備も時間が掛かる割には、余り効果的では無かったと思うの。それならまだ使い勝手のいい方がいいでしょ」


「あーあー。これか。なるほどな。流石ミリオタ」


「テスト結果は良好かな。射程はオリジナルには及ばないけど、4000mは飛ぶわ。命中率もV1よりかなり高い。今は、テケとハ号にも取り付けられる様にしてるわ。それにハ号と共通の足回りで、ロケット発射専用車と補給車を作って貰ってる」


「なるほどな。ムカンからの報告聞いたか?」


帝国軍、恐るべき兵器を投入。火を吐く鉄の動く物に、苦戦中。落とし穴で、撃退はしたが御国も気をつけたり。帝国軍後退中。

火を吐く鉄?どう言う事だ。戦車のような物か!?まさかな。


「火を吐く鉄の?動くって件の?」


「ああ、これだけの情報しかないが、何かのう?」


「う〜ん。牛車に鉄で囲いを付けて、火矢?とかかな??」


「うーん。情報が少な過ぎるな」


「まあ、気をつけないとかな??」


「詳しく情報を集めてもらうとするか」


帝国軍が後退中か。戦略的にか。だったらこちらにもまた何か仕掛けてくるな。

こちらも先日の戦いの仕掛けを更に強化しないとな。

要塞もSマインを再度敷設。同じく待ち伏せ戦術。何度も同じ手は使いたく無いが。今はこれがベストの戦い方。


「ミリオタ、今我が国で余裕のある武器は何だ?」


「パンツァーファーストと手榴弾かな。どうしたの?」


「ならばムカンへ、その2種類も供給する」


「まあ良いけど」


何か胸騒ぎがする。これで良いかどうかわ判らんが、武装の強化は必要だ。


50㎜搭載のオープントップタイプも2両完成した所だ。


少しの間は、仕掛けてくる事も無かろう。時間が経てばこちらの方が優位になるはずだが。ムカン方面の事が気になるが。新たな情報を待たなければ。

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