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被害
帝国軍、降伏勧告を受諾。速やかに武装解除。ラーライ軍のへ投降。
「戦車隊!武装解除終わるまで警戒体制!」
ふぅ〜。無事に終わったな。ん?
「ラーライ軍伝令であります!」
「何だ?」
「国王がお話をしたいとの事であります!」
「解った!案内を頼む!」
「国王陛下!オータ国より司令官をお連れしました!」
まだ、こんな子供が!?指揮官だと!?
「オータ軍、戦車隊指揮官のカルサと申します!」
「私は、ラーライ国王だ。貴官の奮闘振り、大いに感銘を受けた!!」
「いえ。私などまだまだであります!!」
「この後だが、まだこんな状態だ!落ち着いたら、ゆっくり話そうではないか?」
「はっ!それでは、私はオータへ戻ります!」
子供と侮ってはならぬな。良き青年だ。
さーて。これからは、頭を悩ます問題だらけだ。捕虜の尋問やら、そもそもどの位捕虜がいるのだ!?
ラーライ報告
帝国軍の侵攻総数約8万。
捕虜約3万。
戦死約1万。
要塞報告
捕虜約3千。
戦死約3万5千。
壊滅的な被害だな。生き残った奴は、逃げ帰ってるかのう〜。さて、帝国はどうする?