包囲
「投射機よーい!一斉に投擲開始ー!」
(ブーーーン)
「次弾投擲急げーー!」
この投擲している弾も恐ろしい威力だ。こんなもんが頭の上から降ってくる何て、考えても恐ろしい。のぶのヤロー、こんなに弾を寄越すなんて、どんだけの生産力だ。
それにテケ輸送車もこんなに便利だ。これより大きいのを造ってるって〜話だけど、こっちにも早く欲しい物だ。(ドッーンカーン)
奴等めかなりパニクってるな。俺だってこんなもんが飛んできたら、パニックだ。
「次弾投擲急げ!!歩兵隊!ゆっくり前進!!」
この98だってそうだ。これだけで今までの戦術すら塗り替えおるのに、手榴弾やパンツァーファーストまで寄越すとはな。
「国王様、伝令です。旧中央領より、帝国軍が敗走してる模様です」
「解った!このままゆっくりと前進せよ!」
のぶのヤロー。そっちに向かった帝国軍を打ち破ったか。
「伝令!オータ国より電話で、我が軍戦車隊、追撃中です」
ふふふ。追い立てて、こちらで殲滅しろか?
「各隊!気を引きして前進せよ!」
何なんだよ!ここまで逃げてきたのに、防衛隊も攻撃を受けてるじゃ無いか!後ろから鉄の箱が襲って来てるのに!何処に逃げれば良いんだよ!!
「よし!各戦車へ!敗走兵の更に後方に周りこむ!このまま縦陣のまま前進せよ!」
ここまで周り込めば、逃げ道は無いな。
「各戦車!停止!各個に発砲せよ!」
完全に後ろにもまわり込まれた!このまま・・・
よしこれで、もう終わりだな!
「要塞へ、我戦車隊、敵包囲成功!」
「戦車隊より入電、我戦車隊、敵包囲成功です」
よくやったぞ!!ライオンにも無線機渡しとけば良かったな。。。
「ライオンへ連絡、敵後方遮断せり!敵に降伏勧告を!同じく、戦車隊、敵降伏勧告を!」