電話
やっと全ての魚雷艇が完成した。いよいよ海防艦に取り掛かる。これは、更に時間が掛かるぞ。資材にも余裕があるから船にまで手が回る。
ハ号の生産、輸送型、ケッテン、牽引履帯車などなど量産中。それに工作車。
農業の方は、順調に開拓中。ケッテンの農業型が大活躍。かなりのスピードで進んでる。
各種類の野菜や綿花も生産中だわ。食糧倉庫も数十棟が建ち並び穀物の備蓄も十分かな。缶詰も出来たので、保存や輸出向けへ大量生産中。果物迄も生産が進んでるわ。
「あー。あー。聴こえておるのか?」
「ライオン!聞こえておるぞ」
「また、凄い物を作ったな」
「これで、情報のやり取りが直ぐに出来るであろう?」
「かなり便利だ!素晴らしいぞ」
「帝国軍の動きはどうだ?」
「防御陣地を構築し始めたぞ。恐らく我が国と旧中央領を分断する為だろう」
「なるほどな。構築が終わってから本格的に、旧中央領へ進軍だな」
「恐らくな。その前にお前の所の要塞にぶち当たるがな」
「その時は思っ切り潰してやるさ。渡した武器はどうだ?訓練は順調か?」
「その辺は任せろ」
「期待しておるぞ」
これで、南からの情報は、時間差なく入ってくる様になった。