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備蓄
「ミヤ、現在の武器弾薬の備蓄具合は?」
「順調に、進んでおりますよ」
「そうか。もしかしたら、商業連合とも相手をしなければならなくなるかも知れん」
「のぶさん、誠ですか?」
「商業連合の動きが可笑しい」
「準備を行うしかありませんな」
「今、船も戦闘艦の製造を依頼した。詳しくはミリオタに確認してくれ」
「解りました」
「パミアさん、商人から手紙ですよ〜」
「ああ、済まない」
手紙?誰からだ。宛名は無いな・・
まさか!?商業連合が!?
敵から武器を買うなど有りえん話だ。
しかしムカンが攻められて居るのに、奴ら武器をこちらに売らなかったな。
商業連合が帝国に付くとなると、ムカンの横っ腹を突かれてしまう。そうなったら、戦線がやっと安定した今、総崩れになってしまう。
大将に報告するか。今ならオータからの援助の事もあるし、話は聞くだろう。