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謎の鏡

更に倉庫を調べてると、150センチはありそうな大きな鏡を見つけた。

自分達の顔を初めて見る。ヨーロッパ系?顔立ちだ。この世界の人族は、こんな感じなのか。農家の人もこんな顔立ちだった。

鏡があるって事は、ガラスや鏡に加工する技術はある様ね。突然、老婆の様な姿が鏡に写っている。


「うわー!!」


鏡を思わず放し鏡は床へ倒れたが、幸いにも厚めの絨毯に倒れた。


「どん!どん!どん!」


鏡から音が聞こえるし、更に鏡が絨毯の上を飛び跳ねようとしている。お兄ちゃんが跳ねている鏡を押さえつけ、何か重りをと。

近くにあった木箱を乗せた。更にその上には、剣で重しがわりにした。お兄ちゃんが

「この部屋でるぞ!」と叫んだ。

私達も慌てて部屋の外へ向かった。


「お前達、見えたよな?」


「見えた」


「動いてたよな」


「動いてた」


「流石、ファンタジー世界だ。あはは」


見なかった事にする気だ。私達も忘れよう。


丁度その頃、帝国の首都「ライカ」にある城の一部屋で、1人の魔女が疲れ果てていた。


「ルルカ様、相当お疲れのご様子ですね」


「ええ。かなりこっ酷く叱られたわ」


「それはそれは。紅茶でもお飲みになりますか?」


「ミヤちゃん、お願い」


「はい」


参ったわ。こんなに怒られるのは初めてだわ。まあ、私がしでかした事なんで、反論の余地は無かったけど。。。

転生先がのぶちゃんの子孫の所でって、解ってるだけでもめっけもんよ。紅茶でも飲んでから行くとするかしら。

「ルルカ様、紅茶で御座います」

「ありがとうね、ミヤちゃん」

紅茶の香りを楽しみながら、今後の事を考えるのであった。

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