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中立国

全く、カリムの奴め。何やかんや忙しかった。。。

新たに来た、奴らも特に問題無かったから良かったものの。

村中を見て、かなり驚いていたな。大層喜ばれたわ。まあ、人も増えたから旧領地内は、更に開発が進むだろう。


ミリオタを連れて、要塞の打合せをしなかては、線路は、どこまで進んだか見に行かなくては。


「ここが要塞の予定地だ」


「ここなんだ。それに通風口要塞が3つか」


「そのラインがわが国の防衛だ」


「うんうん。そうだね。でも見通しが良すぎるのかな。敵が見やすいけど、敵からも見やすい」


「それで、硫黄島の様にメイン要塞を各陣地を地下で結び、防衛としたい」


「そうだね。それからこっちの要塞の達は、葛を植えて、解りにくくしましょ」


「よしそれで行くか」


すっかりパイナップル忘れてた。寄ってみるか。


「ミリオタ。これなんだが」


「おー!パイナップルだ!」


「これは、もう取って平気か?」


「甘い香りがするからへーきよ!」


「それでは、持って帰って、農筋と新しい村人に食べさせ、これを育てる話をするか」


「おーー!もうなったんだ!」


と言う事で皆んなで試食。あま〜い。


これからの予定は、農業チームと要塞建築チームが朝、同じ列車に乗って、作業へ行く事に決定!帰りもね!

列車と言っても私達からすると遊園地の乗り物みたいだけど!今は、お兄ちゃんが運転手で、他の人に教えながらの運行。

旧領地内も広いから農業用列車も走らすって!


ガイは地下トンネルチームで。


カリムを通じて、中立国へ人のお返しとして、我が国の加工品を色々と簡易農機具製品を献上。

そして、独立国としての承認!!国交を樹立!


農業チームは、まず水源を確保の為に、貯水池を整備。風車を建て、貯水槽を作り造、各畑へ水を撒ける仕組みに!


パイナップルは、苗木をかなりの数取り寄せていたので、何種類かに改良済み!苗も倍以上に収穫できる様も!

ケッテン農機具型が大活躍!


要塞チームは、地下トンネルと連動でまず、第一通風口要塞から整備開始!

蒸気機関を設置して、プロペラで風を送ると。その周りは今の所、普通の砦風に。


ある日の事

中立国から使者がやって来ました。

「初めまして、中立国のカナトリと申します。突然の訪問、誠に申し訳ございません」


「いえいえ。気になさらずに。しかし突然どう致しましたか?」


「先日の住民の保護、誠にありがとうございます。そればかりか、加工品や農機具の献上、御礼申し上げます」


「こちらこそ、労働力を譲って頂き、感謝しております」


「少し長話になってしまいますが、聴いて頂きたいのです」


中央国が出来た訳。

数100年前、突然の魔物襲来で、この大陸全国が滅ぶ危機が訪れました。その為各国々は、戦争を辞め一致団結し、対魔物戦へと移行しました。そのお陰で、魔物の発生源と思われる森、北東の森まで魔物の駆除を行う事が出来ました。しかしながら魔物による被害も甚大であった為に、森の中まで危険を犯して、駆除出来る程、力は残されておらず森を囲む様に、砦を作り魔物を出さない様に、当時の各指導者達がこの中立国を作り、他国が手を出さない事を誓いました。

しかしながら、時は過ぎ魔物の脅威も薄らいで来ております。しかしながら、我々中立国は他の国の盾となり、皆を護ってると思っておりました。

それが帝国の王が変わり、帝国からの支援も止まり、更に旧中央領のおこないで、我々中立国は、何の為に戦っているのかと閉塞感が溜まっておりました。

そこに来て、旧中央領を滅ぼし物流も回復しつつあります。

そして、オータ領からの製品や内政の噂等を耳にしておりまして、我々も反帝国へ移行しても良いのではとの話も出ておりますが、魔物と対峙しております上、大した事は出来ませんが協力したいと思っております。


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