国内優先
あー。やっと鉄道に専念出来るか。これが始まらんと他が進まぬ。
もう地下トンネルまで繋げたか。あの2人は、好きな事だと永遠にやっとるな。
ん?待てよ。この蒸気機関だとトンネルの中に入ってしまったら不味いのでは!?
まあ、わしが思いつく事など、あいつらが気が付かぬ訳ないか。
「ガイどうだ?」
「これで、材料の土は楽に運べる。外の鉄道も引き始めるぞ」
「のぶさーん!」
「どうした?カリム」
「中立国の労働者の件!当たりです!」
「誠か?」
「はい。国からは非公式ながらですが、頼みたいとの事です。勿論、犯罪歴等の様な者は、送らないと」
「よしよし。鉄道も水源地近くまで、出来ておるから、いつでも良いぞ」
「解りました!手配致します!」
これで、開拓に人が回せるぞう。
「へ?今何人と言った?」
「300人です!」
「な!何でそんなに集まるんだよ!」
「どうやら、かなりの不作だったらしく、2つの村が無くなったそうで、国が一時的に保護していた村人達です」
「これは・・・」
作戦変更だ。。水源近くで新たな村を作ろうと思っていたが、この人数だと整備が間に合わない。それならば、整備が整っている、村に住んでもらうか。
家を建てなければ。後、教会で住民票登録して、建ててる間は、ルカの店で過ごしてもらうか。
まさか、これ程集まるとは。我が国とほぼ同じ数ではないか。。まあ、まだ住む所や仕事は沢山あるからのー。
「みなさーん。こちらにお並び下さ〜い」
おうおう!慣れたもんだ。流石は、カリム。ちゃんと出来るでは無いか。
親父殿の挨拶、この国でのルール、人通り話して、教会へだ。
「カリム、流石だなー」
「いえいえ。お任せを!第一陣は、無事到着です!」
「ん?第一陣??」
「はい!」
「お前!これで終わりじゃ無いのか?」
「全部で第三陣ありますが?」
「おめー!わざとだなぁ?わざとやっとるな?」
「くるちぃー。。全部で895人です」
あほうー!!今の人口より多くくるじゃねーか!!!
「カリム!建築資材は、国内優先を発動だ」
「解りましたー。放してー」
「頼むぞ」
よしよし。後は、引き終わってからだな。
二次元の所も見てみるか。
「二次元!どうだ?」
「今は、北の国の技術者も中でバイクとケッテンを作ってる」
「うほー。壮大だな。テケも作ってるのか?」
「こっちは、南の国の輸送型だね。ついでにうちのも作ってるよ」
「南も燃料製造、成功したのか。バイクは、月にどれ位作れるのだ?」
「うーん。今は仕組みを覚えて貰ってて、30台位かな?慣れてくればもう少し作れるかな?」
「そうか。まだまだ掛かるな。無理するなよ」
要塞は、どんな作りにするかのう〜。
まず通風口を配置する要塞は、上から滑車で荷物の引き上げ出来る様にして、人の移動は梯子で行う。これから作らないとな。
主要塞は鉄道をそのまま、入れる様にと。ぱっと見は、この世界の平均的な要塞にすると。全体は硫黄島の様なあの地域全体にしたいな。
青写真は、そんな感じかな。