スイーツ
全くカリムのお陰でえらい目あったわ!!
今も昼夜問わずで、三交代制で製造を行なっておる。火を落とさず流れ作業が確立したお陰で、かなり効率よく生産出来たわ!!
それでもこっち回ってくるか怪しいわ!!
国内で使用する時は、国内優先って縛りをつけたわ!!
これで、ガイと二次元が自由に動ける!早い所、蒸気機関車を設置してもらわんと!
人でも余裕が出たんで、地下トンネルと線路へ人が回せる。ん??
「どうした?農筋?」
「今度の国境の近くって、どんな気候?」
「う〜ん。乾燥してて、ここより熱いかな。この死の山のお陰でこっちは過ごしやすいぞ」
「そうか」
「どうした?」
「この植物何だけど、パイナップルって言って大きな実がなる果物よ。色々ここで試したんだけど、いまいち育ちが悪くて」
「暑い方が育つのか??」
「そうそう」
「試して見るか。ついてまいれ」
「この辺りだが。どうだ?育ちそうか?」
「う〜ん。試しに、植えて見るよ」
「ならば、わしが見るぞ。ちょくちょく来ると思うから。お前は1人では来るなよ!」
「ありがとう!解ったわ」
「戻るぞ」
さてさて、育つと良いな〜。
「のぶさ〜ん」
ちぃっ。カリムー!
「そんな怖い顔しないでくださいよー」
「何の用だ!」
「北の国からの製造依頼です!」
「あーん??何のだ?」
「あのバイクって奴の」
「あれは、燃料が無いと動かんぞ!」
「いや。生産出来たそうです」
「なぬ?」
「植物姫から、アルコールを作りやすい、さつまいもの苗を貰い育て、製造機は技術者が学んだものを再現したからって」
「・・・・」
「不味かったかしら??」
「いや。両国の交流の成果だ。良い事だよ。何台だ?」
「全部で、500台です」
「は??運転の仕方は、誰も教えてないだろ!」
「それがうちのシスターがバイクであの森の中のレストランに新作スイーツを食べに行って、王女と鉢合わせして、奢るからバイクの運転を教えろって言われたそうです」
(何買収されとるねん!)
「・・・壊れても修理出来んだろ?」
「こっちに来てる技術者に、バイクの全てを覚えて来いと早馬が来てました」
「・・・何でレストランになってるんだよ!」
「あの周りで取れる食材で、色々作ってたら、両国の女性に密かなブームになってますよ」
「・・・何で次から次と・・・」
「ガイに相談してみる・・」
「え!?500台!?」
「おう。。。」
「えー。。。若と相談する。。。」
と言う事で、バイクだけじゃなく製造出来る様に、組立工場を建設。ライン式組立工場を。北の国の技術者も製造に加わる。
中々進まんぞ。。。