一時
長い1日だったのー。当面これで落ち着くか。
さて、帝国はどう動くかの。あっちの戦状況が気になるが。
次の日
「王女よ、どうだった?」
「食べ物は美味いし、温泉とやらも最高だった」
「それは良かった。ちょっとついて来てくれるか?」
「昨日の戦いに出たミカ隊長だ」
「あぁ。一度会っとるな」
「我が国の武器の説明をしてもらう」
「ほぅ。いいのか?」
「そうだな。ミカ隊長頼む」
「まずは、K98。比較的長距離の武器。弾は5発入る」
「次に、V61。短距離の武器。弾は、30発」
「手榴弾。手で投げる武器。破壊力がそれなりにある」
「パンツァーファウスト。射程は80m。破壊力は強め」
「ほっほう。試しに、使って見せてもらうか」(・・・・)
「どれも恐ろしいな。鎧が紙の様じゃ」
「どれなら扱いやすい?」
「そもそもの話をしていいか?音が大きすぎて、馬への訓練が必要だ。それが済んでいたとしたら、V61と手榴弾だ。V61は、小さく使い勝手が良い。手榴弾も同じくだ」
「なるほどな、馬への訓練か」
「我らにそれらを扱えと?」
「強制はしておらんよ。今後に関しての話さ」
「武器もそうだが、妾はあの小さな乗り物に興味がある」
「ケッテンか。作業用の乗り物だ」
「あれは、便利そうだ。後は先程シスターが乗っていた物にも」
「バイクか」
「どうやって動くのか理解は出来てないがな」
「わしだって、よー解っとらんよ」
「これらを見てると確かに奴1人で、対応させるのはちと、無理があるな。先日の件、早めに人を派遣するよ」
「解った。そうしてくれ」
「村の中を回っても良いかな?」
「案内するぞ」
「どうだった?」
「更に詳しく知りたくなったぞ!!それなんだが先程見た、レンガ工場何だか。もっと大量に出来ないか?」
「レンガを?」
「そうだ。まだまだ大量に使うが。あの規模だと時間が掛かりすぎだ」
「聞いた話だが、既にかなりの量送っとるが。ざっくりだが2万人位の人が住める分とか」
「それがどうした??」
「いや。人口も3万位だと聞いたが?」
「はぁ?まあ、そうであるな。人口数も国家機密だからな。詳しくは話せんがその6倍近くおるぞ。もしかしたらもっとだ!」
「はい??」
「今回定住に、当たって人口の把握がしやすくなってな。予想より更に多そうなのだ」
「マジか!?じゃあ全然足りないでは無いか!」
「そうなのだ。レンガに関しては、不足しておる。従来の建て方でもやっとるが、石も足りん。なのでたくさん作れ!」
「解った。。。」
「なら、妾は飯じゃー」
そんなに人口が多かったのか!?カリムの所の社長め!予測が全然あってないで無いか!!ガイへ話に行くか。
ん?何故職人がこんなとこで、寝てる?
「ガイ!なんじゃこれは?」
「あー。レンガ職人よ。カリムから注文と催促が止まらなくてな。思い切って交代で夜も作っていたんだがそれでも足りず」
不味い!そんなに注文が来てたのか!?
「なにー!?全然足りないでは無いか!?」
「そうなんだよ!」
「こうなったら死の山に、レンガ工場を作るか!」
「早目に頼む!職人が倒れてしまう。。。」
手遅れぽいが・・・