降伏
「テケ隊、出撃準備完了。中央領の貴族邸宅位置も確認済みです」
「わしもついて行くぞ!」
「では、私達も行くか」
何故城が・・・
「突然大爆発したとの事です。取り合えず、テントを建てましたのでそちらに」
「城門は?」
「はい。閉めております」
「解った」
「中央領、城壁500mにで停車!降伏勧告のビラを空から撒きます!ロケット弾用意!」
「王女様、面白い物見れるぞ!」
「空からって言っとたが。。」
(シュシュボボーーーー) (パーン!)
「空を飛んで、破裂した!?」
「ああ、あれは、降伏勧告のビラだよ」
「どう言う理屈で飛んでるんだ!?」
「詳しくは話せんのう〜」
「あの謎の動く物もか?」
「勿論じゃ!」
「そうか。で、これからどうするのだ?」
「そりゃー相手次第よ」
「長くなりそうだな」
「飯の準備をするから平気さ」
降伏勧告だと・・馬鹿な!!この私が!!
「ハイカ様、貴族住宅街にあの攻撃が行われております」
「城内へ・・いや。街の中心部へ」
「ここは、降伏してみるしか・」
「馬鹿を言え!こちらから仕掛けて負けたのだぞ!しかも領主と貴族を引き渡せだ!!」
「しかしこのままだと、市民が暴動を起こしかねませんが」
「そんな物、兵を集め鎮圧せよ」
「既に、兵は壊滅しておりますが」
「何か考えろ」
「はい」
「このまま、貴族街へ攻撃継続!毒草弾を発射!夜は夜で、笛弾を時間を不規則に攻撃継続せよ」
「王女様ー!昼飯出来たぞ!!」
「また、別の謎の動く物がキッチンを運んでくるとは。。。」
「ピザだ!王女様の所で作ったのも入っとるぞ」
「こんな食べ方があったとはな」
「レシピ送っとくよ!」
「ところでのぶさんよ!」
「何だ?」
「私は、中央領がまともな頃に、パーティに出た事があって、その場にラーライの領主と面識があるのだが」
「そうなのか?あのライオン知っているとは」
「私の目が確かなら、少し離れた所に、その本人が居る様に見えるのだが」
「マジかー。どんな感じに見える?」
「んー。かなり怒ってる様な気がするが」
「そうか。。。何でだろな?」
「まさかこの事を話してないのか?」
「いや。話したさ」
「私が言うのも何だか。早く謝った方がよいぞ!」
「のぶよー!!何シカトしてるんだい?」
「何そんなに怒ってるの?」
「あたりめーだ!!こんな大爆発させて!!帝国が攻めてきたって大騒ぎだよ!!」
「まあまあ、お二人さん食事を食べて落ち着きなさいな」
「そうだな。美味そうだし」
「で、のぶよ。この後はどうするんだ?」
「さっきも話したが、相手次第よ」
「降伏か?逃げるか?ここで終わるか?か、どの道奴は終わりよ。勝手に攻めて来たのだし、帝国には言えぬしな」
「そこでだ!この3国で、反帝国同盟といかないか?」
「我々も帝国が動けぬうちにか」
「妾も良いぞ。我の国は、元々交戦中出しの」
「では、話は一先ず置いてだな。目の前の事を終わらさんと話が進まぬからな」
「あの変な音を辞めさせろ!!」
「ハイカ様、無理な事を・・・それよりどうなされるのですか?食料の備蓄も少なく成りつつあります」
「・・・」
「オータからの最終勧告のビラが撒かれました。降伏しないのであれば、無差別攻撃に変えると市民よ。そのままで良いのか?と」
「捨ておけ・・」
「もはやこれまで!ごめん!」
「きぃ・さま・・」
「オータへ、降伏勧告を受け入れると」