中盤
「伝令!前衛が・・」
「ハイカ様、死亡しております。。」
「どうなっておる!!」
「解りませんが。。」
そろそろ中央領の国境だな。
「王女!偵察隊より報告!」
「話せ!」
「国境を突破しました!」
「はぁ?突破?」
「はい!老兵しか居らず、偵察隊に自ら降伏しております」
「まさか、全軍をオータへ向けてるのか?それなら不味いぞ。かなりの数が向かっておる!このまま、近衛騎兵は、我に続け!国境は、後衛に任せる!」
待っていろよ!!急いで向かうぞ!持ち堪えろよ!!
まだ、砦に押し寄せるのか。かなり倒した筈なのに。
「次、毒草弾!装填!パンツァーファーストをロケット装填の時間を稼げ!手榴弾を投げつけろ!!K98隊!V61隊!どんどん撃て!!アパム!早く弾を!!」
(誰だろう!?)
のぶ隊
さーて、始まったな。
「俺らも行くぞ!鏡の中へ」
良かった。問題なく入れた。ウヒョー凄い金と財宝達!
「皆!これらを掻っ攫うぞ!!べるとこんべあって奴を準備!」
「ここが中央領の城の中?」
「そうだぞー!!早く盗むぞ!」
うひょひょひょ。
うーん。やっぱり鍵掛かってるよな。中からじゃあかんか。人暴れしようとしたが。まあいいか。
「どんどん載せて、向こうに送れ!!」
「そして、玉薬をこっちにたっぷり置くぞい!」
「おい!こっちから送った伝令は、どうした?」
「戻って来ておりません!もしや。。」
「えーい!そんな筈はない!もう一度送れ!!」
「テケ隊、そのまま前進!敵後衛を叩く!剣、槍隊!後に続け!」
先程から遠くから聞きならない音が聞こえるな。これが合図か?何が起きておる。
前方にやっと中央領の首都が小さく見えて来たな。
「オータ領方面にこのまま向かうぞ!」
「王女様!偵察隊より報告!訳の解らない物がオータ領の旗を立てて、移動中!」
「はぁ?何だその報告は!!」
「はい!解らない物が動いてます!」
「その物を私が直接確認する!」
何が起きてる!?!?
「ハイカ様!右手より!あの黒い物が接近中!その背後には、剣、槍隊のオータ軍!更にその後方より、サービ国旗を掲げた騎兵隊が接近中!」
「何故、ここにサービ国が・・・」
「ハイカ様、早く撤退をしないと!!」
「ぜ、全軍撤退!!伝令にも伝えよ」
「伝令はもう居ませぬ」
「早く城へもど・・・」
(どっかーーーーーーん!!)
「!?何だ?城が燃えてる?!?」
「早く城壁内へ!!」
「ミヤ隊長!後方よりサービ国、騎兵隊接近中!」
「うむ。逃してしまったかな。全車一時停車!」
「こちらは、オータ領軍のミヤと申します!」
「こちらは、サービ国王女、近衛騎兵隊」
「まだ、作戦行動中なので、失礼します!我々はこれよりオータ領砦へ向かいます」
「解った!そなた達の後方にて、ついて参る!」
あー。玉薬はええのーう!さてさて、砦の方はどうかな?
「ん!お嬢!テケ隊が前から来るぞ!終わったぞ」
「全員!発砲止め!!!扉を開けて、掃討戦へ移行!降伏する者は丁寧に扱え!」
「お嬢!大丈夫か?無理するなよ?」
「うん。大丈夫・・」
あちゃー。あいつやりたい放題やったぽいな。。でもまだ終わりじゃないからのう。
「ミリオタ!お疲れ様!お前はゆっくり休め!ここからは、わしが指揮を取る」
「ありがとう」
「ルカ一緒に居てやってくれ」
「勿論さ」
さーて、うわー。門の外はえらいこっちゃだな。
「ミヤどうだ?」
「はい。ハイカを取り逃してしまいました」
「まあよい。まだ戦いは終わっておらん」
「そうですね。弾薬補給とロケット台車を牽引準備始めます。後、後方の・・」
「わしが対応する!」
「はい。では、準備次第、出発します」
「おーーい!王女様自ら指揮とは、流石だな」
「のぶ殿か。色々聴きたい事が山程あるが、我らは何をする?」
「そうだな。さっきのミヤの後をついて来てくれるか?」
「解った」