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全軍

中央領

「ハイカ様、オータ側も物見櫓に気が付いた模様。砦周りに兵を集めております」


「思ったより早く気が付いたな」


「はい。あと気になる報告が入ってます。見た事の無い物が何個か置かれました」


「どう言う事か?」


「馬車?の様な、台車?の様な物です」


うーん。何だ?壁の代わり?そんな筈無いよな。


「夜中にでも探らせろ。解るまで続けろ」


「かしこまりました」


全く。もっと早く手を付けたかったが、内政を固めるのに時間がかかってしまったな。

お前達の手の内は、解ってるさ。火縄に玉薬か。厄介なものを初代は作った物だ。しかし解って仕舞えば、同じ物を作るのみ。生き残った者から聞いた話によると恐らく火縄は、10〜15。対してこちらは、40。玉薬の材料になるのは、領地からかき集めた。その性能もおおよそ理解出来た。


相手に鉄鉱石の通過は、無かったので数は変わってないはず。


学者の話を聞いたが、詳しくは解らなかったが奴らは前回の件で、玉薬の在庫は、尽きているのでは、との見解。


玉薬がこんなに手間が掛かるし、次に採れるのに、数十年掛かるとは。これじゃー、普及しないはずさ。前回で使い過ぎたんだよ。のぶとやら。


通常兵、3000人に加え、周りの領地境の警備兵も練度の低い兵に変更。作戦が始まる間際に、動員兵の2000人、更に金で雇われた兵、1000人の計、6000人。20倍近くの差があるはず。これだけ揃えれば、間違い無く十分な戦力。攻城兵器も揃えた。


後は報告を待つのみだな。


3日後

「は?人形?」


「はい。やっと近づけた偵察員からの報告です。前回の戦いで、武装解除された鎧を木の人形に、着させておりました。また、黒い馬車?の様な物はただ、木製の板をそれらしく加工して、炭で塗っただけの物でした」


「はっはは。警戒し過ぎたか笑」


「はい。それと商人経由で、オータより貢物でしょうか。我等に収めたいと」


「高価なものか?」


「いえ。大半は、安物ですが中には高価な物が混じっておりました。恐らく停戦の貢物では無いかと思われます」


「安く見られた物だ。そんな物宝物庫に閉まっておけ!」


「解りました」


「そろそろ作戦開始だ!!全軍に通達!オータを攻め落とせ!私も出る!」


「どうだ?ミヤ?」


「はい。3日目に警備の隙を作りました。相手に確実に届いております」


「では、そろさろだな?」


「村全体に通達し、臨戦体制に移行します」


「では、任せたぞ。わしも動く。ニイヨ!王女へ連絡頼む!我が領、中央領と交戦状態になり。貴国は中央領より侵入せよ。合図はこちらから出すと」


「解りました!馬をお借りします!」



砦の指揮か。皆んなと練習したし。私がちゃんとしないと。ゴーレム起動!!


「皆んな〜!普段通りやればいいからねー!」(おーう!!!)


お姉ちゃん凄いのを作ったな。あの立体駐車場みたいなのは、ロケット発射台か。撃った後に回して、装填しつつ次のを撃つかー。

よく思いついたな。

今回私は救護隊での手伝。ガイとお兄ちゃんは、テケの整備でぐったり休んでる。のぶは何人か連れてどっか行っちゃったし。


森の中には、ミヤさん率いるテケ隊とミカ隊長と2名の部下。そして、爺と秘書ズが率いる、剣、槍隊が待機か。

この場所からだと外が見えないからどうなってるんだろう!?

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