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準備か

「ミヤさん!森中のトーチカからです!中央領に物見櫓が建設中だそうです」


「距離は?」


「恐らく、3㎞以上は先です」


「了解した」


ふぅー。やはりこうなってしまったか。何事も無いと願ったが。こちらの観察か。領主様とのぶさんに報告だな。


「遂にかと言うかやはりか」


「残念ながら」


「それでは、のぶ殿、例の計画進めます」


「宜しく頼む」


「例の計画とは?」


「砦の外に、防御を固めたフリをする」


「フリ?ですか?」


「そうだ。そして、フリだと相手に気づかせる。気が付いた時が奴らが攻めてくるって訳さ」


「なるほど。いつ来るか待つのでは無く、誘うって事ですか」


「そうだ。私もまた小細工の準備をしてくる」


「お任せしますよ」


砦の外には、塹壕を作りこの前、バカが攻めて来た時に、武装解除させた時の鎧等を木の人形に着させる。要らなくなったモックアップを炭で塗り、これらもさりげなく配置すると。これだけで奴らは気になって仕方なくなるはず。それからだな。


「おーい!カリム!」


「どうしました?のぶさん?」


「見た目が一見高価そうで、安物の贈り物無いか?」


「変な注文ですね。。。」


「よーく見ると、偽物的なのがいいなー」


「んーー。。この前、没収した奴なんかでいいのかな!?」


「没収??」


「はい。この前中央領経由で来たのですが、微妙に、本物と違うの売りつけて来てので、没収した品ですね」


「ほうほう!それがいいな!少し本物も混ぜてくれ!」


「解りました!」


「あと鏡を持ってくるので、割れない様にして、その品と混ぜて置いてくれるか?」


「構いませんよ。何処に送るんですか?」


「中央領だけど、送る時にまた来る」


「それでは、鏡をお願いしますね!」


「はいよ!」


次は。


「ミリオター!」


「どうしたの?のぶ?」


「残念ながら始まりそうだ」


「そうかー」


「準備は、どうだ?」


「武器、弾薬、手榴弾、パンツァーファー、ロケットは、十分と思うわよ。でもどれぐらいの数が攻めてくるのかしら?」


「あの陰湿そうな弟の事だ。可能な限り、根こそぎ動員して来るはずさ」


「数で押してくるのか。まあ大丈夫だと思うけど」


「ミリオタ。砦の指揮は、頼むぞ。ルカに護衛をして貰う」


「え?私?のぶじゃないの?」


「わしは、秘密工作をするので、正面は任せた!!勿論、ゴーレムを使えよ。お前はルカから離れるで無いぞ!」


「解ったわ!どうなるか解らんけど」


「お前さんならへーきさ!」


さてと。もう一度、ミヤと話すか。


「テケ隊はどうだ?」


「ええ。普段から農作や輸送で扱ってるので特に問題なく運転は出来てます。機銃操作も問題無いですな」


「ミカ隊長は?」


「通常訓練時に、2名に狙撃を教えたいとの事で、ミカ隊長指揮の元、訓練を任せてます」


「準備はまあ平気そうか」


「油断は禁物ですぞ」


「確かにな!!」

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