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とある二人の英雄譚  作者: にのまえはじめ
2/7

2話 チュートリアル

オクレテナイヨ。

マダ23ジダヨ。


……ごめんなさい。

次の瞬間、森の中に俺は居た。

頭の中ににのまえさんの声が響く。

(いきなり町中に転移、だと騒ぎになっちゃうから近くの森だよ。)

(この世界の概要を説明するよ。


この世界には"ステータス"があるよ。全部で六項目で、

身分

HP

MP

SP

攻撃力

防御力

だよ。


身分以外のステータスはレベルアップで上がるよ。

レベルが1上がるごとにHP、MP、SP、攻撃力、防御力のどれかが上がるんだ。

レベルが1000上がるとスキルが貰えるよ。

レベルは何しても上がるけど、魔物を倒すとめっちゃ上がるよ。)

(魔法は念じれば使えるよ。MPを消費するよ。)


魔法……


「いでよ、火よ!!」

掲げた手から火が現れる

「本当に出た……」

どうしたもんか……

死んだばっかなのに、ワクワクしてる……!

「ってアチャチャチャチャチャ!」

火が、服を伝って登って来た。

「水よ、水!水!!」

なんとか事なきを得たが……危ねえな、これ。


どうしたもんか……

よく見るゲームや漫画なんかだと、"飛ばして"るよな、火の玉を。


やってみるか。

「ファイアボール!!」


手から火の玉が出現し、真っ直ぐ飛んでいき……

さっきので濡れた木に当たって、ぼしゅっと気の抜けた音を立てて消えた。


「うーん、なんかこう、もっと、着弾時に爆発とかさせたいよなー……」


イメージするだけで出来る。なら、


「着弾時に爆発するイメージで……

ファイアーボール!」


放たれた火球は木に接触すると同時、内側から赤色のガス様のなにかを吹き出しながら膨張、破裂し

ドゴォォオオオ!!!! とか

メシメキメキメシメキメシメシメキ とか

ドッッシィィィイイインンンン!!! とか

そんな感じのど派手な音を立てて、周囲何本かの木を薙ぎ倒した。


「たーまやー」


「あ、MPのことすっかり忘れてた。

大丈夫だよな……?

確認ってどうすんだ?」


(ステータスって念じると出てくるよ)


ステータス!


ふぉぉぉん、という音とともに光の板が現れる。


--------------------

火田浩二

レベル23


ステータス

HP 997/1007

MP 652/1005

SP 999/999

攻撃力 1000

防御力 1011


スキル

言語理解EX

魔法EX

貪食

クズ殺し

成長率増加

--------------------


「おぉっ!」

まるでゲームの様な画面には、やはり興奮を禁じえない。


HPはさっきの火魔法(仮)のときのだろうな……

MPは……消費が353で使ったのが四回だから、魔法に依って消費が違うのか?

それか小数点以下があるか。

どっちにしても検証が必要だな。

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