↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR

wordの設定デフォルトで1ページ分書いてみました。2

作者: 夜留守
掲載日:2021/09/09

ちょっとおしゃれに仕上げてみたかったやつです。

背の低い車の窓をノックした。

「お待たせ、遅くなってごめん。」

「いいよ、本読んでたし。」

いつもの会話。

何でもないこと、あったこと。本当にいつも通り。

二人乗りの車内はいつもの温度感。

温かい。永遠、なんてあるはずのないものを望んでしまうほどだ。

いつものカフェ、二階の窓際の席。

ホットコーヒーとワッフルのセットを注文した。

グラスについた水滴を眺めて店内に流れる時間を楽しむ。

目の前に座るあなたも同じようだ。

たまに視線が合う。けれど話す必要がない。

心地がいい。何年も一緒にいたせいだ。

いつも通り過ぎて退屈なほど。

互いの好みもなんとなくわかる。

あなたと私は変わらないのだから。

とても楽な関係になってしまった。

人間楽になれてしまうと駄目なものだ。

気に障った発言より関係を優先する。

感情を消去していく。

溜息の後、甘い香りがした。

視線を上げると注文したものと心配そうなあなたの顔が見えた。

「大丈夫?」

「うん、大丈夫」

いつもの通り返事をしてナイフとフォークを持つ。

一口食べておいしいと笑みを向ける。

レンズ越しに何か見透かしていそうな眼がほほ笑む。

きっとこの時間は甘いのだろう。

私は想像した。

この何年間もあなたの中の私は変わらない。その気持ちも。

飽きた口の中の甘さと一緒にコーヒーで消した。

「このまま変わらないといいね。また来ようね。」

愛おしそうに私の目の奥を見る。


許せなかった。変わっていくあなたを。

あなたが愛しているものは。


文になれるためにぼちぼち頑張ります。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。