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第七話 魔王との戦闘

ユ「負けたーーーー!!!!!」

キ「よっしゃ四位!!」

ア「五位かぁ」

ヒ「三位か、まぁまぁだな」

カ「よし、二位か」

シ「よっしゃ、一位」


それぞれの反応が出ている

俺は勝てそうだったけど

試合に負けてしまった


魔「終わったか?」


少しせっかちなのか、イライラしているみたいだ

その証拠に足で音を鳴らして待っている


シ「そういえば、どうやってここに入った?俺たち以外は入れないと思っていたのだが...」

魔「転移魔法を使えばできたぞ」

シ「そうか...」


シューゴがまたなんか考察している


魔「たとえ何か見つかってほしくないものがあったとしても生活部屋に冒険者は入ってこないはずだぞ。普通ダンジョンが攻略されたら外に転移されるはずだからな...もっとも、ここはその管理すらしてないらしいが」

シ「...情報感謝する」


あとでユートの仕事がめっちゃ増えたのだった


ユ「待たせちゃったし、お望み通り勝負しよう」

ア「えっ?戦うのぉ〜?」


ものすごく嫌そうな顔をしている


ユ「外で戦おうぜ、外のほうが広いし。そういや誰と戦いたいんだ?」

魔「全員だ」


自信満々に言っている

それだけ力に自信があるようだ


ユ「いいけど...」


勇者に倒されたなどと聞いたが、実際はどうなんだろうか

もし勇者が勝ったのなら、この戦いは勝負にならないだろう

だが、あの勇者が嘘つきで魔王側が勝ったのなら勝負はどうなるかわからない


ユ「じゃあ、シューゴ。お願い」

シ「わかってる。“転移”」


俺たちは外に出てきた


ユ「さて、順番どうする?」

ア「えっ!?」

魔「は?順番?なにをいっているのだ?」


二人とも何を言っているのか理解できていない様だ

アユムはともかく、魔王には日本語伝わってないのかもしれない


ユ「なんか変なこと言った?」

ア「言ったでしょ!」

魔「言っているだろう!」


同じ反応を返されてしまう


ユ「じゃあ、どうすればいいんだ?」

ア「そ、それはあれでしょ...」

魔「こいつはわかっているようだな。まるで賢者のようだ」


アユムのことを気に入ったのか顔が少し優しくなった気がする


ア「みんなで戦おうよ!」

魔「そうだ。そう言ったのだ」

ア「やだよ僕一人で戦ってさ!こんな見た目が小さくて弱そうな女の子に負けるの!キクチに色々言われちゃうじゃん!ネタにされるじゃん!」


延々と文句を言い続けていてどれだけ一人で戦いたくないのかを物語っている


魔「おい。そこの愚者」


喉仏がないのにも関わらず、かなり低く自分達の体が軽く振動するような声が魔王の喉から出された


ア「ヒィッ!」

魔「強いと思っているのが嬉しいが。なんだ?見た目が弱そうな、とは?」


喧嘩を売ってしまった様だ

明らかに魔王というものの雰囲気が発されているのを感じる


魔「認識を改めさせてもらおう」


魔王の足元にあった草が全て衰弱していって枯れてしまった

負のオーラみたいなのがたくさん見える


ユ「じゃっ、アユム。最初の相手を頼んだ」

ア「えっ!?」


絶望の顔を見せてくる


ユ「戦う順番は階層が高い順で良いか?」

ヒ「てことはアユム、俺とシューゴ、キクチ、カンタ、ユートの順番か」

ア「聞いてよ!」


アユムはすごい嫌そうな顔をしている


シ「煽ったのはお前だぞ」

キ「もしや自分でケツを拭えない様なお子ちゃまだった?」


シューゴは正論を述べて

キクチはニヤニヤしながら伝えた


ア「はいはい、戦えば良いんでしょ!戦えば!もう!」


もう戦わないという選択肢は諦めてるな

もはやヤケクソになっている


魔「お前が最初の相手か。サタンと吸血女王は手を出すな」

「はっ」


二人は後ろで静かに立っている


キ「じゃあ、俺が始めるな。準備はいいか?」

ユ「じゃあ、俺観客席作ってる」

キ「わかった……え?」


アユムはなにに変身するか考えて、全く動きを見せない

魔王は戦いが始まる前に何かをためているように見える

ユートは少し遠くに椅子を複数とポップコーンを出した


ユ「ここで見ようぜ」

カ「いいな〜。それ〜」

ヒ「そこで見るか」


皆賛成みたいだな


シ「能力の無駄遣いじゃないのかな」


無駄にしてるのか?

これは、なんか制限でもあるようには見えないし


ユ「サタンさんと吸血女王さんもいいよ」

サ「私もか?」

吸「良いのですか?」

ユ「いいよ、ただし攻撃は無しな」


ここでも戦いたくはないからな

というか驚くことか?

一緒に観戦したいって言ってるだけなのに


キ「俺も試合を始めたら絶対あっちに行ってやる」

ユ「お前の席ねぇから!」

キ「作ってよ!」


両者準備ができたそうだ


キ「じゃあ行くぞ、よーい、スタート!!」


二人は試合が始まった瞬間行動した

魔王は手に力を溜めている、人を殴る体勢だ

その間、アユムの両腕が光った

自身の能力で腕の力を強化したようだ


魔「行くぞ!」

ア「わっ!」


力を溜めきったのか

試合が始まってから魔王はすぐにアユムの方へと攻撃にしに飛んでいった


魔「おらぁ!」

ア「や、やめてぇ!」


魔王が殴ってきたが、アユムはそれに応えるわけではなく手のひらを出したままで防いでしまった


ア「うわあぁぁ!」


二人は拳をぶつけて、衝撃波が飛んできた

ついでにポップコーンも飛んで行った


ユ「ああ、もったいない」

サ「何!?魔王様の魔力を溜めた拳とあやつの何もしてないただ突き出した手のひらが互角だと!?」


自分が飛ばされたポップコーンに気を取られていて

気がつくとサタンさんがなんかすごい驚いていた


ユ「何で驚いているの?」


いまいち凄さがわからない


サ「あれは、魔王様が魔力を溜めて一気に放つもので、あれを避けるものはたまにいたが直撃して生き残ったものはいないハズなのにそれどころか、魔王様と互角の力を出したというから、それは驚くに決まっている」


つまり、すごい技だったらしい


キ「溜めるときに攻撃すればよかったのに」

ユ「外道だな」

シ「立派な戦術だろ」


反応は人それぞれだ


ユ「アニメだって変身シーンのときは敵が攻撃しないのに!」

シ「ここは現実だ」


観戦者枠が少しうるさくなっている


ユ「そういや、お前はあれに当たったらどうなるんだ?」

サ「他の喰らった奴らと同様、跡形もなく消し飛ぶと思われる」

ユ「じゃあ、すごいんだあれ」

カ「ね〜」


アユムはまた変身した

今度は手が長くなった

あと身体能力が高い


シ「高いな」

ヒ「そうだね」


アユムは手に何かを集めている様子だ


ア「うーん!」


集め終わってから、すぐに両手を地面につけアユムは高くジャンプを準備してその数秒後に人間では信じれらないくらい跳んだ

何かの動物の脚力だろうか


ア「おら−!」


本人の中では真面目な、周りから見たら気の抜けた掛け声を発声しながら

上から相手を蹴るつもりだったんだろうけど当たんなかった


魔「ふんっ...そんな攻撃当たらん」


がその数秒後地面から粘液状の何かが飛び出してきた


魔「わっ!」

シ(さっき手を地面にやった時に流したな...)


魔王は粘液まみれになった

辺りにいたアユムの粘液を食らってしまった魔物は体がだんだん鈍くなって最終的に衰弱死してしまっている


ア「く、食らえっ!スライムっ!」


さっき地面を蹴った拍子に埋まったアユムの足を見てみると少し足の先がドロドロになっていた

体の一部をスライムに変えたようだ


シ「状態異常みたいな感じか」

魔「魔王にはそんなものは効かない」

ユ「アユムー!多分魔王はラスボスだから状態異常は効かないぞー!」


魔王やっぱ強いな、でもあれくらいなら俺は勝てる気がする

という謎の自身が浮かんできた


アユムはまた変身した


ア「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」


手になんか溜めてる

今度はなんの種族なんだろうか


サ「この魔力...ドラゴンかっ!」

魔「何だあの魔力の密度は!?当たったらまずいっ!」


魔王はアユムが攻撃する前に倒そうとする

魔王はアユムの前まで行って


魔「おらぁっ!」

ア「やめてっ!」


アユムはけら…れそうだった

その前に、叫ぶと同時にアユムは手に溜めていたものを魔王に撃った

しかもゼロ距離

痛そう


魔「いたたたた」


円柱状のエネルギーの塊のようなものを直撃で喰らった魔王は地面に叩きつけられていて

体が一部弾け飛んでしまって膝から下の片足がない

そしてもう片足が地面にはまってしまっている


ア「変身!」


アユムはまた変身した

手にまた何かを溜めてる


ア「あああああぁぁぁぁ...」


雄叫びのような掛け声と共に何かを手に溜めている

何か惑星が出来上がっているような感じだ


ユ「っ...」


気がつくとアユムの方向に引っ張られていくような感覚までする

今回のはさっきのとは段違いだ

当たれば世界が壊れるんじゃないか?


魔「あれは...」


もう立ち尽くして、崩れる様にして膝をついているところを見ると

魔王はもうすでに諦めているようだ


ドコッ!


がアユムは頭をユートに拳で殴られ、気絶した

俺はアユムを抱えて戻ろうとした


ユ「それはだめだ。ここの世界が多分焼け野原になる」


流石に死にたくないので、止めさせてもらった


ユ(俺がやってたゲームのキャラが使っている技だ)


あれは宇宙の全てを破壊することができるものだ

俺がゲームで一回選択肢をミスって宇宙を破壊してしまってゲームオーバーになったことがある


魔「なんで庇った?」


何をしているのか理解していないような顔だ


ユ「ここ破壊されると困る」

魔「まだ勝負がついていないのに...」


かなり不満そうにしている


ユ「まぁ、アユムの勝ちだろ。結構押してたし」

魔「でも…」


俺は魔王の近くに移動した

威圧しながら俺はこういった


ユ(こいつ...人の話を聞かなそうだな...)


人の話を聞かない子供みたいな奴に対しての有効は方法はこれだな


ユ「今頃、試合を止めてなきゃお前死んでるぞ?それでも良いのか?嫌なら帰れ」

魔「ひゃ、ひゃい」


魔王でも女っぽいし、子供っぽいんだな

結構ビビってやがる


ユ(なるほど...いろんな物を作れるからやってみたけど...こんなのもできるのか)


雰囲気を”そうぞう”できるんだ。知らなかった

これは威圧に使える


魔「サ、サタン、吸血女王帰るぞ」

「はっ!」


魔王たちは帰っていった


ユ「とりあえずアユムを寝かすか」


殴ってしまったのも治さないといけないし

誤字があったら教えて下さい


この話へ一言 シューゴから

シ「そういえば魔法の傷治すの忘れてたな」

ユ「あっ...確かに。大丈夫かな...」

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