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第五十八話 質問の答え

ト「なんでですか?」

ユ「えっ、えっと…」


俺はトレニアさんに言い寄られているけど、なんて言えばいいか思いつかない

というか薬が普通に回復魔法より効いたということは無いのか?

聞いてる時点でないか


ユ「運が良かったのかな?」

キ「ぶふっ」

ト「いえ、運がいいで治るものではありません」

ユ「何笑ってんだ」

キ「悪い悪い」


多分キクチが笑ったのは

俺が運超悪いのにも関わらず、運が良かったからかな?とか言ったからだ

運が悪い例なんて、上げれば無限に出てくる

ちなみにまだ言い訳は思いついていない


ユ「えーーーーーっと」(あーーーー!やばいどうしよう!こんな同じ単語を長くして時間稼ぎなんて絶対いつか終わるし!言い訳が思いつかない!こればらしたら絶対なんか変な輩に追われるから言いたくない!)


俺が頭の中で発狂していると

シューゴが話してきた


シ「今、トレニアに使ったのはたまたま、友人にもらった特別な薬で、薬効が強くしてると言っていたから、治ったのだと思う」

ユ『ありがとう』

シ『どういたしまして』

ト「そ、そんな貴重なものを私に使うなんて」

ユ「それはお前が死にかけてたから使うでしょ」(あと別にこれ家にあふれるほど作ったから別に貴重でもなんでも無いし)

ト「あ、ありがとうございます」


感謝されたな


学校が終わって、放課後に決闘をしていたので

俺たちは、そのまま家に帰っていった


ユ「帰ろうぜ、またな」

レ「また明日ね〜」

べ「じゃあな」

ト「ま、また明日です」


俺たちは別れてから、そのまま家に帰った


ユート達がいるところのちょっと離れたところに

すべてを遠くから眺めてる人が一人いた


「あの人がユートか。お前のせいでレミィさんが、レミィさんが…ユート、お前を絶対に許さいない!」


ユートを遠くから見ながら、殺気を放っている


ユ「ブハックション!」

リ「ユートお兄ちゃん大丈夫?」

ユ「うん、大丈夫」


ちょっと鼻をすすっている

アイテムバックにティッシュを入れておいてよかったぁ


家地下十階にて


イ「おかえりなさいませご主人様」


ダンジョンに転移したらイリヤがメイド服を着てお辞儀してきた


ユ「おい、青スラさん何教えた?結構言われるこっちも恥ずかしいんだけど」

青スラ「メイドの作法ですよ」

ユ「イリヤはそれで良いのか?」


確認を一度とってみたが


イ「私はいいです」

ユ「…良いのかよ、嫌だったら言えよ」

イ「はい」


大丈夫らしいので

まぁ、一応注意はしておいた

とその時


皆「っ!?」


俺たちは皆、何かしらの気配を感じた

その気配を感じた方向に視線を向けた


シ「敵襲かな?」

カ「多分そうだろうな」


ダンジョンに人が入ってきた


ア「誰がいく?」

ユ「階層の順番的にアユムかな?」

ア「えー」


めんどくさそうにしている


ユ「大丈夫、俺もいくから」


階層とか正直部屋決めで決まったことだし、この階の人だから戦わなきゃいけないとか無いし


ヒ「今日のご飯当番は俺とカンタだから」

ア「キクチとシューゴは休憩で」


戦ったばっかだからな


キ「そうさせてもらう」

シ「うん」


シューゴは疲れているようで、ちょっと眠そうにしている

俺とアユムは地下三階の戦う部屋に行った


ユ『俺は天井に張り付いているから』

ア『えー、一緒に戦ってくれないの?』

ユ『正直めんどい。負けそうになったら行くよ』

ア『わかった』


アユムは納得してくれた

俺は先程行ったとおり

天井に張り付こうとしたけど

普通に酔ったので、普通に隅っこに移動した


「二人ガキがいるぞ!」

「こいつらがボスか!」

「殺してやる!」


血の気が多いこと

敵は男が三人ほどだ

ん?空気が変だな


ユ「じゃ、頑張ってぇ〜」

ア「はぁー、わかった」


アユムは戦闘準備をした

最初になる種族はフィルと同じ吸血鬼だった

吸血鬼になり、アユムは複数のコウモリに分裂した


「こいつ、吸血鬼だったか!」

「コウモリを全部倒すぞ!」

「おう!」


男たちはコウモリを倒そうとしているけど、アユムはすべて避けていた

かなりすばしっこい


アユムは偶に隙を見て

その男たちの血を吸った


ア(なんか血を吸ったら力が強くなってきた気がする。フィルの吸血能力と同じやつかな?)


アユムは冷静に考えながら、男たちと戦っていた


ユ「ふわぁ〜」


俺はあくびをして、アユムの戦いを見ている

ちなみに俺の横には魔法使いと女騎士がいる

そいつらの腕を鎖で壁とつないで、動けないようにしている

さっき空気が変だと思ったら、魔法使いが気配を消して、暗殺しようとしていた

それを気づきにくくするためにあの男たちが前に出て戦いに来たのだろう

まぁ、見えちゃったけどね

アユムを観戦してたら、女騎士が何か言っている


「くっ、殺せ」

ユ「ふっ」


やばい笑いそう

まさか本物の「くっ殺」※「くっ、殺せ」

を聞けるとは思わなかった

というかこの中にオークとかゴブリンみたいにひどいことをするようなやつじゃないし、居ないのになんで言ったのだろう

まさか俺がオーク見ないな顔をしているとかそんな理由じゃないよな


ユ「とりあえず、目隠しだけしとくか」(顔がバレると面倒そう)


目隠しをしたら

なんか反応がオーバーになった


「何も見えない!」


正直だな


ユ「そりゃぁ、目隠しをしてるからな」

「….」


黙ってしまった


「殺さないのか?」

ユ「いや、殺さないよ。なんか殺す理由あるっけ?もし、あるようなことをしたなら話せ。場合によっては許すから」


俺は目で見えなくても感じることのできる

圧をかけた


「…ここの魔物を複数殺して、すまない」

ユ「ああ、それくらいか。いいよ。そういうところだし、ここ」


攻めてきて魔物を倒すということは冒険者からしたらそういうものだし


「本当に許すのか!?」

ユ「そう言ってるだろ。そういや、言っとくけど勝手に入ってきて、ここの仕掛けで死んでも自己責任な。それでも良いならまた来ていいぞ。俺らに勝てるかは知らないけど」

「…わかった。それと一つ聞きたい」

ユ「ん?」

「なぜ、Sランク冒険者である私達が負けたのだ?」


Sランク?

ああ、よくラノベとかである冒険者の強さを表すやつね

俺たちSランクより強いのか?

でも確かに裏ボスってゲームとかだと最後らへんに挑むやつだよな?

とか色々考えたけど、とりあえず質問に答えた


ユ「さぁ、実力不足じゃない?」

「そうか」


納得したみたいだな


ア「ふぅー」


アユムの方も戦いが終わったようだ

アユムの相手は皆気絶していた

地面に死んだかのように倒れている


ユ「強かったか?」

ア「いや、そんなに」


ちょっと焦りやすいアユムでも冷静に対処できたということは

相当余裕だったようだな


ユ「じゃあ、俺ここに来なくても良かったかもな」

ア「いや、でもこの二人を倒してくれたから助かったよ」


ちょっと安心したようにため息を吐いた


ユ「そうか、じゃあコイツラを外に出してくるから、先に戻ってて」

ア「わかった」


アユムは先に地下十階に向かっていった

俺はここに残って男三人とここにいる女達を運んだ


ユ「あー、そうだ。一ついい忘れてたことがある」

「?」

ユ「もし、ここで俺たちに危害を加えてきたら、対価を払ってもらうからな」


友達を傷つけたら、本当にキレそうだ

そう考えると、今までに無いくらいの殺気と圧を放つことが出来た


「は、はひ…」


気絶したようだ

何かお腹辺りから、ぬくもりを感じる


ユ「…掃除が面倒だな。というか怒られそう。青スラさんあたりに」


俺はポイッっと外に五人を置いた

そういえば最初っから魔法使いの人話さないな

俺はこっそり目隠しを取って、見た


ユ(気絶してるだけだった)


とりあえず、このダンジョンに入るときの注意事項を書いた看板を立てておくか


ユ「今までも命と引き換えにお金をもらってたけど、俺たちの認識だけだったから...」


『ここのダンジョンで俺たち(ボス)に危害を加えたらそれ相応の対価を払ってもらう。このダンジョンの仕掛けで死んだら、自己責任。戦いで負けたら戦った対価としてお金をもらいます』

これを読んでから入っても自己責任ということで

あと、お金はもらった

勿論念のため記憶を消しておいた

バレたら面倒そう

もし誤字、変なとこ、質問があったら言ってください


この話へ一言 イリヤから


イ「青スラさん、あんなに怒らなくていいのに...私が掃除するから...」

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