第四十四話 ステータスについて
只今メンタル死亡中
キ「まだ、立ち直ってない」
シ「相当点数気にしてるな」
ユ「あはは、11点…」
もはや何かが見えているのだろうか
目が明後日の方向を見ている
ヒ「前の世界でもテストの点数が低くて、自暴自棄になったり、めっちゃ落ち込んだりするユートは見たことあるけど…これは今までにないくらい落ち込んでる気がする」
シ「メンタルの蘇生魔法なんて無いしな、どうやったら治るかな?」
メンタルを治す魔法は流石にないようだ
シ「でも、精神に関する魔法を掛けたらいいかな?」
ユ「頼むそれはやめてくれ、立ち直るから」
キ「直った。脅してんじゃん」
ユートは精神に関する魔法を掛けられたくなくて
掛けられたら自分じゃない感じになりそうだ
ヒ「今日は、何食いたい?それで立ち直ってくれ」
ユ「…いくら」
ヒ「わかった」
俺はとりあえず自分の大好物を言った
これを引き換えに立ち直らなきゃいけないんか
はぁ、きつ
あとで趣味(花を育てること)を楽しむか
ヒ「よーし、ご飯作るか」
次の日
先「おはよう、皆!」
ユ「おはようございます」
いくらを食った俺は完全に立ち直った
俺は昔からいくらを食えばだいたい機嫌は直った
ただし俺のいくらを取ったやつは許さん
シ「はぁ、大変だった」
俺たちは学校の教室に入ってから
昨日シューゴに近づこうとしていた
奴らが追いかけてきた
あと授業で席となりになろうとした
自由席だからな
ちなみに俺たちが席を勝ち取った
先「では、今日は皆のステータスを教えてもらう」
ユ「ステータス?」
先「ああ、皆ステータスを持っていて、自分で“ステータス表示”と言うと、自分の能力がわかるんだ。とりあえずやってみろ」
へぇ、そうなんだ
知らんかった
これがあれば俺たちがどれくらい強いかがわかる気がする
ユ「“ステータス表示”」
おお、俺の前になんか透明そうな板が出てきた
これは俺にしか見えていないらしい
そしてここにはステータスが書かれている
俺のステータスは
HP:500000
体力:150000
ATK:100000
SP:120000
MP:0
スキル:そうぞう、超成長
種族:人族
魔力だけ桁が違うな。一個だけゼロだ…
あとなんか『超成長』っていうのがあるな
体力っていうのは持久力っていう認識かな?
ユ「皆どれくらいだった?」
キ「俺はだいたいこれくらい」
HP:400000
体力:300000
ATK:70000
SP:100000
MP:750000
スキル:ウェポンマスター、武器鋭化
って言ってくれた
ユ「お前もか、なんか変なのあるよな」
キ「ああ、もらってないはずのスキルがあるんだよな」
先「ああ、一つ言っておくが皆は基本的なスキルが一つあって。もう一つ潜在スキルというのがあるんだ。これは皆の体に影響するもの、もしくは近くにあるなにかに影響するものだ。つまり 」
先生曰く
この潜在スキルというのは
皆の体の性質または才能を表すらしい
ちなみに、キクチの武器鋭化は、自分の作った武器または近くにある武器を鋭化できるらしい
シ「皆のステータスが気になるけど、家で見るか」
先「自分のスキルをステータスの画面で触ると、どういう能力かを説明してくれるぞ」
ユ「じゃあ、“そうぞう”触ってみるか」
俺はそうぞうを選択した
“そうぞう”説明:自分の血を使ってものを作り出すことが可能
※※※※※※
ほぉー、これでどういう能力かがわかった
血を使うのか、てことは鼻血が出たときにそうぞう魔法が使えなかったのは
血が出てたからかな?
あとこの下にある※※※※※※ってなんだろう
ユ「先生!なんか僕のスキルのところに※があるんですけど」
「僕も」
「私も」
皆も同じように、※があったようだ
先「ああ、それはある特定の条件を満たすと出てくるようになるんだ」
ユ「つまり、この※は自分でなにか特定の条件を満たさないと見れないのか」
ちょっとめんどくさいな
ヒントも無いからな
先「まぁ、スキルとかの場合、実際に体験とかしたら見れるようになるぞ」
ユ「体験して、わかるっていうのもあるのか」
いろいろな条件がありそうだ
先「じゃあ、今日皆のステータスを見せてもらう」
ユ「できるんですか?」
先「ああ、できる。自分の許可した人間だけ見ることができる。ほら、こうやれば良いんだ」
先生が自分のステータスを見せてくれた
ん!?
エリ
HP:5000
ATK:700
体力:2000
SP:300
MP:150
先「ちなみに、スキルは見せれないからな」
少な過ぎない!?
もしかして俺たちが多い?
シ『俺たちは多分、ダンジョンのボスだからステータスが高いんだ』
ユ『ステータス偽装するか』
シ『いや、洗脳する』
ユ『それは多分先生が感知しそうだからやめとけ。俺が他の奴らを参考にしながら作るから』
シ『わかった』
俺たちは小さい声で会話して
偽装することを決めた
俺は先に先生に呼ばれた人達のステータスを元に
俺たちのステータスを作った
多分リーファは大丈夫だけどフィルは種族を変えないとな
ユ『フィル、これを持っていけ』
フィ『なにこれ?』
ユ『ステータスを見せる時これを持ってけ』
フィ『わかった』
小さい腕輪を渡した
これをつけていれば種族、ステータスが変わる
先「じゃあ、次はユート来て」
ユ「はーい」
俺は先生のところに行って
ステータスを見せた
ユート
HP:100
ATK:50
体力:15
SP:30
MP:50
先「平均よりちょっと下だな」
よし、違和感は無いみたいだな
皆のもこんな感じに作ったから大丈夫だろう
それからだんだん皆が呼ばれていった
キクチも大丈夫
ヒラノも大丈夫
カンタも大丈夫
アユムも大丈夫
リーファも大丈夫
フィルも大丈夫だった
シューゴは先生に止められた
先「シューゴ、君は魔力テストで的をすべて破壊したと聞いている。ステータスは見せなくていい」
シ「なぜだ?」
気になったらしくすぐに返答した
そしたら
先「皆が戦意喪失するかもだからな」
シ「なるほど」
すぐに納得した
ということでシューゴだけ
呼ばれなかった
そしてこの日が終わった後俺たちは
家に帰り、ステータスを見せあった
もし誤字、変なとこ、質問があったら言ってください
この話へ一言 フィルから
フィ「ユートお兄ちゃんのちの中に魔力感じた」
ユ「魔力も作ってんのかな?」
ちょっと作者から一言
作者「ステータスはこの先の話で、ほとんど登場しません。ということで、数値を気にしなくていいです。こいつこれがそんなに無いんだぁ〜とか、スキルこんな感じなんだぁ〜程度で良いです」
HP:ゼロになったら死ぬもの(これも殆ど出ない)
ATK:攻撃力(これから殆ど出てこない)
SP:速度(殆ど出ない)
体力:持久力(殆ど出ない)
MP:魔力(話題には出るが殆ど数値としての話題は出ない)
ということで気にしなくていいです




