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第四十話 趣味の買い物

次の日


試験の合格発表までの間

俺たちは暇を持て余した

多分学校行っても暇だろうけど

ほとんど座学しかしないと思う

で、ただいまメラと将棋を三十試合されている


ユ「あの、楽しいのはいいけど。そろそろ終わりにしない」

メ「いや、まだする。これは面白いからな」

ユ「もうメラのほうが強いんだから、もういいじゃん」


もう将棋の実力は確実にメラのほうが強い

生きている年数の差かな?

頭ではかなわないな


フィ「勝てた」

エ「負けましたぁ〜」


今となりでフィルとエアルも将棋をしている

フィルが強い

俺も勝てん

エアルも十分強い


ユ「この二人と戦えばいいじゃん」

メ「そうかもな」


うっ、ちょっとは否定してほしかった


ユ「俺は外に行ってくる」

メ「何しに行くんだ?」

ユ「ちょっと、花を育ててみたくてな。王都に行って種買ってくる」

エ「おもりを付けてですか?」

ユ「ああ」


最近、自分の力が思ったより強くなっていたのでおもりを付けて制限することにした

シューゴには「逆効果だろ」と、言われたが。同時に筋トレも兼ねているつもりだ

重りは10トン持ってギリギリ重さを感じるくらいだ


ユ「行ってきます」

エ「いってらっしゃ~い」


俺は徒歩で向かった

靴に速度上昇の効果をつけて王都に向かった

新幹線くらいはやい

いや、飛行機くらいかな


ユ「周りのものが無くてよかった」


風圧で飛んでしまうからな

でも、王都で買い物はちょっと変装したほうが良いかな

やっぱ良いや

めんどい

というかこの通常の姿だと

誰も絡んで来なくなるだろうから

買い物が楽だな


門についた

やっぱ早ぇ


「身分証を見せろ」

ユ「はいはい」

「こっ、これはユート殿。通ってもいいです」

ユ「ありがとうございます」

「今回は何用でここに来ましたか?」

ユ「買い物だ」

「では、楽しんでいってください」


やっぱ、変装しようかな

ちょっと偉そうにしてるのはやだな

絡まれるのはめんどくさいけど

それはぶっ飛ばせばいいし

偉そうにするほうが嫌だな


ということで変装することにした

まぁ、皆に見られてないところでするから今はしないけど


ユ「花屋ってどこにある?」

「それなら、あそこの王宮に近い花屋が良いですよ」

ユ「ありがとう。あと今度から敬語はなしでお願い」

「いえ、それはできません」

ユ「えー」


頑固だな

敬語嫌なんだけどなぁ


ユ「情報提供ありがとう。いいじゃ」

「行ってらっしゃいませ」


俺は門の人に見られないくらいの距離で子供に変装してから

王宮に近いところにある

花屋へと向かった


ユ「もしもーし。誰かいるー?」


中に入って、聞いてみた


?「はーい、いますよ。げっ」

ユ「おお、ここお前のところだったんだな。レミィさん」


ここの花屋でレミィが働いていた

なんで?


レ「なんでここにいるんですか?この前勝ったことに対しての自慢ですか?」

ユ「いや、ちげぇよ。花を買いに来たんだ」


早速殺意むき出しかよ

嫌われてんな、俺


レ「あそう。普通に客として来たんだ...ではどんな花がほしいのですか?」


俺が普通に客として来たことに驚いている様子だった

てことは、俺が煽るために来たと思ってたってこと?

キクチじゃないんだからな!俺は!


ユ「ここにある花全種類の種の袋一個ずつで」

レ「たくさん買うのね」

ユ「ああ、花は結構好きだからな」


まぁ、花自体がと言われるとそうでもなくて

花言葉が好きだから、間接的に花が好きなだけなんだがな


レ「へぇ、意外。あと…この前のケーキ…ありがとう」

ユ「おう」


レミィが花の種の袋を一個ずつ袋に入れている


ユ「ああ、大丈夫。種の袋をここに出してくれば俺がアイテムバックに入れるから」

レ「わかりました」


レミィは花屋の中にある棚から

種を出している間いろいろと話を聞いた

レミィは実は貴族でいつもは花屋をしているらしい

貴族だと、英才教育が受けれるから

強かったとかなんとか

というか、八歳で手伝いか、偉いな

あと花屋を経営していて、平民とよく会話しているから

他の貴族と違って、平民に対して壁を作らないだとか

学校では貴族、平民すべて平等になるから、他の貴族と違って苦労しなさそうだな


ユ「だから皆から有名で人気だったんだな」

レ「まぁ、あなたにはかないませんでしたけどね」

ユ「はは、俺は強いだろ」


ちょっと、レミィさんがムッとしている


レ「はい、金貨五枚」

ユ「ん」


俺は金貨を五枚出した


レ「えっ!?そんなにお金出せたの!?」

ユ「俺なんかした?」

レ「普通こんな大金出せないわよ、花だけのために。出せないと思って言ったのだけど」

ユ「そうか、でも出せたな」

レ「普通じゃない。でも、それだけ花が好きってことよね」

ユ「…うん」


ちょっと心にダメージを負った

普通じゃないって直接言われると結構きついな

こっち来たばっかだから常識がわからんな

ばっかではないな

もうそろそろ二ヶ月位経ちそう

まぁ、ここにいる人達よりは短いな

皆十年くらいだからな


ユ「じゃあ、もらうね」

レ「はい、また来てください」

ユ「おう。あっ、そういやちょっと聞きたいことがあるんだけど 」


数分後


ユ「おう、ありがとう。またなー」

レ「また来てね〜」


俺は花をもって家に帰った


早速育てた

ちょっとダンジョンを加工して

太陽の光が通る部屋を地下十階に作った

花によっては大きさが違うから気をつけないとな


種はもう全部植えた

ちなみにこの部屋には土や砂がある。もちろん水もある

植物を育てるには最適な環境だ

砂漠にしか育たないものなどにも対応している

うわー、チートだな


ちなみにさっきレミィさんに

薬草について聞いた

それで、ちょっと家に帰る前に寄り道をして

薬草をちょっとだけとってきた


カ「たくさん買ったなぁ」


俺が買ってきた種をカンタが眺めてきた

それと、今カンタに種類とか、育て方とか聞いてた

日陰が良いとか、水の量とかはさすがに知らないからな


ユ「あとはどの薬草が無いんだろう?」

カ「作ればよくねー?」

ユ「そうだな。あと今度からちょっとカンタに薬草の作り方を聞くね」

カ「んー」


俺はとりあえず花に水をあげた

もし変なとこ、誤字、質問があったら教えて下さい


この話へ一言 メラから


メ「!?。もう夜か...将棋というのは...罠だな...こんなにも俺たちを堕落させてしまうほどのものなのだから!」

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