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第三十九話 突き出してから

やばい!

嘘発見器のようなものがあるとは思わなかった


子供かどうかは嘘だ

だってユートって俺だもん

やべぇ、どうしよう


と俺は真顔で焦っていた


俺が焦っていることに気づいたのか

シューゴが話しかけてきた


シ『大丈夫、対策してある』

ユ『そうなのか』

シ『ああ、大丈夫。信じろ』

ユ『…わかった』


シューゴのことを信じて俺は答えることにした


ユ「そうだ」


水晶は赤く光っている

だめだったか!?


王「よし、嘘は無いようだな」

ユ「!?」


赤く光ったのに大丈夫だったようだ


ユ『シューゴ何をした?』

シ『洗脳しただけ、あれが光らないように見えるようにした』

ユ『なるほど』


視覚を洗脳したようだ

視ることは脳が関係しているから、これも洗脳って言うのか

なるほど


王「貴殿達が来たということは、何か言いたいことがあったのだろうか?」

ユ「ああ、ある」


俺は透明なかごから

俺たちを襲ってきた試験官を出した


ユ「こいつが学校の試験が終わった後、襲ってきた」


ちょっとジロジロ眺めてみて

その後


王「そうか、こいつのことは我らが調べておく。要件はそれだけか?」


と返答が来た


ユ「うん。僕たちは学校に通うから邪魔しないでね」

王「ああ、わかった」

リ「もう帰る?」


帰りたそうにしていた

つまんなかったか?


ユ「ああ、帰るぞ」

フィ「ハンバーグ。食べたい」


フィルとリーファがご飯を楽しみにしている


ユ「早く帰ろうぜ。シューゴできる?」

シ「“転移”」


俺たちは家についた

そこには掃除をしてる青スラさんがいた


青スラ「学校のテストは受かりそうですか?」


帰ってからすぐにテストの手応えについて聞かれてた

いや、聞かれてしまった


ユ「…」

キ「俺は大丈夫かな」

シ「合格した」

カ「わからん」

ア「受かってるといいな」

ヒ「多分大丈夫だと思う」


皆反応したけど

ユートだけは目をそらしながら黙っている


青スラ「あの、ユートさん?」

ユ「よし!ご飯食うか!」

青スラ「えっ、あっ、はい!」

シ「話そらしたな」

キ「そらしたな」

ユ「さぁ、なんのことやら」


約束通り

夜ご飯はハンバーグを作った

ちょっと味を変えてチーズインハンバーグ

訳してチーハン

を作った


ユ「フィル。ハンバーグの中に血を入れようか?」

フィ「お願い」

ユ「わかった。魔力をめっちゃ込めておくよ」


そういや、この前聞いたことだが

フィルいわく魔力の込め方や込める人の魔力によって味が変わるらしい

ちなみに俺は創造すればどんな味も出せる

ちょっと今回は甘くするか

フィルだけブラッドインハンバーグだな

訳してブラハン


皆「いただきま〜す!」

フィ「美味しいぃ〜」

リ「美味しい!」


いつもはおとなしいフィルもハンバーグを食べると顔が緩む

あぁ、癒やしだな


ご飯を黙々と食べ

俺が五人前食べ終わった時お腹いっぱいになった


皆「ごちそうさまでした〜」


やっぱり、まだ鼻血の後遺症がのこってる

もう血は出来てると思うけど

作った分のエネルギーの補給ができてないらしい


ユ「ヒラノ、また将棋する?」

ヒ「やる」

ユ「後で俺の部屋に来てくれ」

ヒ「オッケー」


俺は将棋盤をだして

ヒラノを待った


ヒ「おーい」

ユ「おっ、来た。やるか」


俺は最高級の将棋盤と駒を出した

ちょっと木の匂いがする


ユ「前回、お前だったから。次は俺な」

ヒ「いいよ」


パチッ


俺たちは二十手くらい進めた


ユ「そろそろ、勝てそう」

ヒ「やばいな」


この試合は今俺が勝てそうになっている

前回みたいに負けたくないな 


フィ「ユートお兄ちゃん」

ユ「ん?」

フィ「血、飲まさせて」

ユ「ああ、いいよ」

ヒ「あげてるの?」

ユ「ああ、たまに俺から血を吸わせてる。最低でも一週間に一回は吸わなきゃいけないらしい」

ヒ「俺のも吸うか?」

フィ「ヒラノお兄ちゃんのはそんなに美味しくない」

ヒ「そうか」


ちょっと落ち込んでるような気がするけど

平気そうだ


ユ「もってる魔力の量で変わるらしい」

ヒ「へぇ、そうなんだ。しらなかったな。俺の場合魔力が無いということか」


チュー、ジュルルルルル


ちょっと汚いな

こぼれた血はあとで掃除しておくか


ユ「次、やんないのか?」

ヒ「やってる場合じゃないでしょ」

ユ「ああ、大丈夫。ちょっと痛くて集中できないくらいだから。できないわけではないよ」


ジュルッ


ユ「終わったか?」

フィ「うん。あの」

ユ「ん?」

フィ「ヒラノお兄ちゃんとユートお兄ちゃんは何してるの?」


ああ、将棋に興味を持ったのか


ユ「これはな、将棋っていう遊びをしてるんだ」

フィ「将棋?」

メ「俺もそれ気になるな」


急にメラが出てきた


エ「私も気になります」

ラ「私もです」

ユ「興味津々だな」


俺とヒラノは試合を続けながら将棋について説明した


メ「なるほど、面白そうだな」

エ「特殊なルールですね」

ラ「今までこんな娯楽見たことありません」


へぇー、この世界には将棋が無いのか


メ「一緒にやってみようぜ」

ユ「ああ、いいけど。眠いから明日な」

メ「おう」


パチッ


ユ「ヒラノ、王手だ」

ヒ「あー、今回は負けか」


今回は勝つことができた

さて、寝るか


ユ「おやすみ〜」

皆「おやすみ〜」

もし誤字、変なとこ、質問があったら言ってください


この話へ一言 アユムから


ア「転移魔法で飛んで侵入すればよかったんじゃない?」

シ「わざわざこんなめんどくさいことしなくてよかったのにな」

ユ「だって...遊びたかったから」

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