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第三十八話 王様のところへ侵入

俺たちは今王宮の前にいる


ユ「騎士団さん、王様に会わせてくれないでしょうか?」


倒れていたやつは、普通の人には見えないかごに入れてある

ちなみにそのかごは今オレたちの真上にある


騎「だめだ、お前たちのような子供には入れられない」

ユ「えー、でも会わないと行けないのに」


ちょっと子供っぽく頼んでみる


騎「だめなものはだめだ。さっさと帰れ」

ユ『どうする?』

シ『人目が多いから洗脳魔法は使えないし』

カ『元の姿に戻ったら、絶対めんどくさいことになる』

ユ『じゃあ、一個案があるんだけど』


俺は皆に案を説明した


シ「…」

キ「良いのか、それ?」

ユ「いいだろ。まぁ、せっかくなら楽しくやりたいし」

騎「何をごちゃごちゃ話している!さっさと帰れ」


とうとう騎士が怒って

持っていた剣を抜きそれを向けてきた


ユ「うわー、大人気ねぇ。でも会わさせてもらうよ」

騎「させるか!」


騎士は剣を振ってきた

俺たちは皆それを避けてから、帰った


ユ「んじゃ、帰るね〜」


さっさととんずらして

騎士の人が見えないくらい、遠くまで行った


騎「なんだあの子どもたちは、というかどうやって俺の振った剣を避けた?」


騎士団の人は困惑したままだった


-----------------------------


ちょっと遠くまで来た


ユ「できれば、許可をもらって堂々と入りたかったけど、無理だから。忍び込んで入るか」


さっき煽ったから、俺達が会いに来ようとしていることは忘れているだろう

まぁ、覚えていても

警備がちょっと厳しくなるくらいだろ

もしくは信じないかだが


俺は気配を極限まで消せる

ローブを作った

八人分

ちなみに着ている人同士は姿がはっきり見える

ただし、元から気配がない人は別

ちなみに俺は前の世界でかくれんぼで忘れられるほど影が薄いので

普通に気配を消せばいらなかった

不安だから作っておくけどね


ユ「夜に行くかそっちのほうが見えにくいし」

カ「俺はスマホの赤外線カメラで見えるけどね」



俺たちは王宮のさっきの門まで来て

また入ろうとした

今度はさっきと違って

気配が無いから門が閉じていたけど

門をジャンプして

すぐに入れた


ビー!ビー!ビー!


入った瞬間急にサイレンがなりだした

おそらく侵入者を見つけるためだろう

これは想定してなかったな


ユ「じゃあ、場所がバレないように別行動をしよう。リーファとフィルはこっちへ来い」

リ・フィ「わかった」

ユ「じゃあ、皆王様のいる部屋に集合な」

皆「おう!」


--------------------------------------


俺たちは城の裏門らしきところから行った


騎「敵は複数いるぞ、気をつけろ!!」

ユ『人数までわかるのか』

リ『こわいね』

フィ『うん』

ユ『場所がわからないからまだマシだよ。ほら、こっちから行こう』


進んでいったら庭っぽいところに着いた

この庭は大きくて王宮を囲っている

庭には花がたくさん咲いている


ここにある花は

前の世界にもあるものだ


ユ「オジギソウにアスチルベ、アベリアと彼岸花か」


昔家の近くに花屋があって花のことはちょっとだけ知っている

そういや、前の世界で友達が転校したときにミヤコワスレを渡しなたな

なつかしい。だけど、“また”が消えてしまったな

こんなことを言ってる場合じゃないな


ユ「ふっ…行くか」

リ「なんで笑ってるの?」

ユ「なんでも無い」


俺はちょっとだけにやけてしまった


ユ「おっ、ドアがあるあそこから行こうぜ」


俺たちはドアへと走っていった


---------------------------

ヒラノとシューゴ視点


俺たちは正面から行く

魔法と物理防御を駆使すれば簡単に行けるはずだ

あと気配隠蔽と防音の結界を張っている


ヒ「こんなに多くはらなくて良いんじゃない?」

シ「念の為だ」


二人も静かに移動している


シ「それにしても、ユートはなんでこんなアホなアイデアを思い浮かべたんだろうか...」

ヒ「どんなことでも、面白みを見いだして、遊ぶのはユートっぽいけどね」


会話して進んでいると

二人は庭のところに着いた


シ「庭か」

ヒ「女王とか誰かが華道を嗜んでいるのだろうか」


そこにはアルメリアとスミレがあった

花は元気そうで堂々としている


シ「おっ、正門だ。こっから入れば行ける」

ヒ「どうやって入る?」

シ「“解除”」


ガチャ


シューゴはドアを開けた


ヒ「ずるくない?それ」

シ「どや」


シューゴは今自分のやったことに対して

ドヤ顔をヒラノに見せている


シューゴたちはドアをゆっくり開けて城の中を進んでいった


-------------------------------


キクチ、アユム、カンタ視点


今横の庭まで来ていて

上から行こうとしている


カ『アユムさ、俺らのことを運べる?上まで』

ア『わかった、“キャラ変更”』


アユムは鳥人になった

二人を掴んで飛んでいった

カンタが赤外線カメラでどこに騎士団がいるかを見た


カ『よし、ここはいないぞ』

ア『わかった』


アユムたちは順調に飛んでいる


キ「よし、ここが屋上か」


--------------------------------------    

                                 

ユート視点


騎士団が外に出ているせいか

全く城内にはいなかった


俺はヒラノとシューゴと一階で合流し

王様のいるドアまで着いた

ドアの前で残りの三人と合流した


コンコン


騎「誰だ!?」

ユ「誰だろうな」


キィィィィ


俺はゆっくりドアを開けた


騎「お前は、今日夕方に王宮に入れてほしいって行ってきたガキじゃないか」

ユ「今日、帰り際に、王様に会いに行くって行ったよな」

騎「…確かにそうだな」


ちょっとあごを触るような動作をして、その後

思い出したようだ


王「忘れてたのか」

騎「申し訳ございません!」


申し訳無さそうに深々とお辞儀をした


王「まぁ、よい。お前は誰だ?この警戒状態の城に普通の子供が入れるとは思えん」


そうか、今は見た目を変えているからわからないのか

でも今擬態の腕輪を外すと

俺らが隠れて、学校に通ってることがバレるな


ユ『あの設定の通りな』

皆『わかった』


小さい声で俺たちはさっき話したことを確認した


騎「何を話している!早くお前たちが誰なのか答えろ」

ユ「僕はユートの子供って答えればいい?」

王「ユート殿のか!」

ユ「そうだ」


王様は驚いてからちょっと考え始めた


王『普通は信じないが、ここを突破してきてるしな。だが...あの見た目で子供がいるとは考えられん』

ユ「信じられない?」

王「ああ、そうだ」


まぁ、流石に親が居ないのに急に子供って言われたら信用できねぇよな


シ「何をすれば信じる?」

王「ちょっと、待ってくれ」


王様は何かを取り出している

何かを見つけたようだ

水晶か?


王「この水晶は嘘を見抜くことができる」

カ「なるほど、つまりどういうこと?」

王「今からお前たちに質問をするから答えろ。今言っていることが嘘だったら赤く光り、本当だったら光らない」

ヒ「わかった」

王「お前たちは、ユート殿の子供か?」


やばい!

嘘を見抜けるものがあるなんて考えていなかった!

もし誤字、変なとこ、質問があったら言ってください


この話へ一言 作者から


作「ちょっと花言葉を入れてみたかった」

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― 新着の感想 ―
[一言] ガキだから馬鹿なのか、生まれたときから馬鹿なのか、演技なのか知らんが考え無しやな。
2021/12/07 05:47 退会済み
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