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第三十六話 呼び出しを食らって

試「こっちへ来い」


試験官にある部屋に皆で連れてこられた

部屋には椅子が九個ある

俺たち以外には誰もいなかった


ユ「先生?」

試「ちょっとここに座ってくれ」

ヒ「では、そうさせていただきます」


皆、それぞれの椅子に座った


シ「何を言いに来たんですか?」

試「いやぁ、君たちの力には驚かされたよ」

ユ「そうか」


俺は別に何も感じなかったが

リーファ、フィルはちょっとうれしそうにしている

まぁ、俺たちと違って努力した結果で得られたものだからだろう


試「俺はお前たちがどんな方法でその力を手に入れたかを知りたい。できるなら教えてくれないか」

ユ「方法ねぇ」


俺たちはふつうに学校で過ごしてた人で

気がついたらこの世界にいて

急に裏ボスになっていて、そのときにもらったスキルのおかげでこうなった

なんて言えないよなぁ


ユ「スキルのおかげです」

試「ほう、ではそのスキルはなんだ?」

ユ「俺はそ、むぐぅ」


口が動かない...

力入れているはずなのに、全く動かせない


シ「言う理由はなんだ?」


と思ったが、シューゴが魔法で止めていたみたいだ


試「確かにそうだな。普通はよほどの馬鹿でない限り手の内をさらさないはずだからな」


おい、それって遠回しに俺のことをバカって言ってるよな


試「まぁ、安心しろ。ここは学校だ。それにどうせスキルはばれる」

シ「たしかにそうだな」


シューゴは納得したようだ


ユ「俺はそうぞう」

キ「ウェポンマスター」

ヒ「タンク」

カ「スマホ」

シ「賢者」

ア「キャラ変更」

試「ほぉ、聞いたことのないスキルしか無いな。ところでそこの二人の嬢ちゃんのスキルはなんだ?」

リ「わかんない」

フィ「わからない」

試「なぜ、わからない。普通は知っているはずだぞ」

フィ・リ「…」


二人は黙った


試「まぁ、いい。いずれわかる。だけど」

皆「!!」


突然椅子から何か黒い紐みたいのが出てきた

それのせいで身動きが取れない


試「無理に動こうとするな。疲れるだけだぞ」

ヒ「なんでこうした?」

試「お前たちの力が強いから、俺達の国の戦力として迎え入れる」

キ「そんなもん従うわけない!」

試「そうだ、そんなことはわかっている。だからお前たちに魅了か洗脳、服従を行う」


どうしても仲間に入れたいみたいだけど

断る


シ「っ!魔法が使えない」

試「魔法を封じる結界を張ったからな。今からお前らを魅了または洗脳する。みんな出てこい」


部屋のいろいろなところから

沢山の人が来た

顔を隠してる忍者っぽ人、悪魔っぽい女の人、ローブを来ている人


試「さあ、お前たちこいつらを服従させろ!」


椅子に座ったまま

悪魔っぽい人がリーファとフィル以外のみんなに近寄ってきた


「“魅了”」


そいつらは“魅了”っていう技を使ってきた


「わぁ、目がとろ~んとしてるー」

「かわいいー」


そいつらは青スラさんと同じように

色仕掛けをしてきた


試「はっはっ、やはり子供。色仕掛けをすればすぐに引っかかるもんだな」

「ねぇ、仲間になって〜」


どこっ!


どこからか打撃音が聞こえてきた

悪魔が一人頭を抱えている


「いたぁ〜い」


その周りを見てみると、ユートが頭を色々な方向へとぶん回している姿があった


ユ「おみゃえ(お前)、俺らにハニトラ(ハニートラップ)が効くと思ったのか?」

シ「ちょっと酔ってるな」


正直、吐きそうである


試「なぜ、魅了を食らって平常を保てている!?」


まぁ、それは最初っから魅了が効いてないからだな

それはこの服には状態異常無効が付いているからだ

普通の人だったら魅了を使わなくても虜にできるくらい美しい見た目をしているのかもしれんが

俺には効かなかったな


ユ(そもそも嫌いだから、魅了されることはなかったかもな)


流石に精神を操作することはできないから、俺が本当に女嫌いでよかったな

ちょっとカンタが引っかかりそうだけど

みんなの様子を見る限りみんな効いてないようだ


試「魅了が効かなかった。じゃあ、次だ。次は洗脳だ!」


ローブを着ている人たちが近づいてきた

そして魔法を放ってきた


「“洗脳”」


魔法を放った後

目に光が入っていないことを確認した

リーファ、フィル以外のみんなは効いていないようだ


試「全員は無理だったが、一部は洗脳はできたようだな。だが、なんで効いていない」

シ「ユートは何も考えてないから、頭の中で洗う物がないからだよ」

ユ「おいこら」


というかさっきも言ったように、俺たち皆状態異常は効かないからな

ちょっと掛かった振りをしてみただけだ

リーファとフィルは洗脳に引っかかってそう

状態異常無効をかけてないからな

今度つけよ

それと後でシューゴぶっ飛ばす


試「まぁ、二人は効いている。次に他は服従させろ!痛みを与えて服従するまで痛みを与えろ」


俺たちは縛られたまま、横にされた

そのまま剣や火を見せてきた


試「まずは、体への痛みだ」


敵は俺達のことを剣で切ってきた

だが剣は折れた

ヒラノは単純に硬い

ほかは服の防御力のおかげで助かっている

矢を打っても壊れる

殴っても、殴った人が手を痛そうにするだけだ

服以外のところを殴ってもそれはすべてヒラノに行くけど

痛そうにはしていない


試「また、これも効かないか...」


相手が諦めそうになっている


試「次は心の痛みだ。思い出したくない過去を思い出させてやる」


俺たちはみんな(フィル、リーファを除く)頭を掴まれた


何かが流れ込んでくる


ユ「!!。うあああああああ!!」

皆「…」


皆は黙ってしまって

俺だけ、大声をあげている


試「どうだ、これが俺たちに服従しなかったくらったのもだ」

ユ「ゔゔ、がぁ」

試「苦しめぇ」


悪そうな声でずっと苦しんでいる俺たちを見ている

頭の中に過去が入ってきて

頭の中がおかしくなりそうだ


その時、俺は急に頭が整理された

不思議な感覚だ、さっきまで苦しんでいたのに急に正常になったのだから

目を開けたら

俺は外にいた

どこだ?ここ

辺りは完全に焼け野原だ


頭が苦しんでいたのに急に治った

もしかして


ユ「時間が、飛んだ?」

もし誤字、質問、変なとこがあったら言ってください


この話へ一言 ヒラノから


ヒ「皆力強くなってるから、縄破けたかもね」

シ「何が起こるかわからないから、やらなくてよかったかもしれない」

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