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第三十三話 魔法と剣術の試験

試「次の者」

「はい」


シューゴが終わってもまだまだ試験は続く


試「よし、これで皆やったな」

ユ「俺らもやっていい?」


一応聞いてみた


試「お前らは魔法で何の属性も使えないことがわかっているから、やる必要がない」

ユ「そんな事言うのか」

試「なんだと?」


ちょっと怒らせたかもしれんな


ユ「まぁ、見てろ。メラ、エアル」

メ「おう」

エ「はい」


二人から確認をとり

俺たちは魔法を放った


ユ・メ「“地獄の業火”」

エ「“強風・並”」


ドーン!


爆音が響き渡った

風が火に燃え移り大爆発を起こした

今回のは前回勇者に放ったやつよりまぁまぁ強かったように見える


シ「やりすぎだろ」


やっぱり、創造したやつより。本家のほうが強いのかなぁ?

でも前回は手加減したし

的はだいたい吹き飛んだ

壁は丈夫なようで、まだ残っている

ちょっと焦げたけど


試「なっ、なぜお前が精霊王と契約をしている?」

ユ「ん?契約をしたからかな」


契約したから

俺も火魔法と風魔法が使えるようになったからな

だから皆も契約した精霊の属性は使えるはずだ


試「いや、そういうことじゃない」

ユ「それと言うけど、これは俺だけじゃないからね」

試「は?」


何を言っているかわからない、と言っているかのように

聞き返してきた


ユ「皆、残ってる四個の的に魔法撃ってみて」

カ「“ウォーターランス”」

キ「俺は魔法じゃなくてもいけるけどな“闇属性付与・剣”」

ヒ「“クリスタルランス”」

ア「“落雷”」


皆の魔法はそれぞれ狙った的にあたった

皆シューゴの放った魔法より威力や鋭さが高かった

カンタのは的を真っ二つにし的のくっついていた壁も真っ二つにされていた

キクチのは自分で作った剣に闇属性を付与し的を切った後、剣にくっついていた闇がそれを飲み込んだ

ヒラノはシューゴのよりもっと鋭いクリスタルランスで的を突き通し壁に丸い穴を開けた

アユムは上から雷を落とし残りの的と残骸をすべて消した


リ「皆すごーい!」

フィ「異常」


リーファとフィルは俺達の魔法を興味津々で見ている

一応練習すればできるらしいし

強い魔法が使えればかっこいいもんな


ユ「ちょっとひどいな」

シ「お前も人のこと言えないからな」


シューゴに突っ込まれた

まぁ、俺もそうだったかもな

試験官は腰を抜かしていて

立てなくなっている


試「お、お前ら本当に子供か?」

ユ「そうだけど?」(元の姿でも14歳だから成人前で、どのみち子供なんだよなぁ)

試「今回の試験は精霊使いはいないって言ってたのに...」

ユ「次の試験はまだ?」

試「…わかった、次の試験だ」


-------------------------------


試「すまない、少しトイレに行ってくる」


もうひとりの試験官に監督を頼んで

さっきの試験官はトイレに籠った


試「何だあいつらは!?精霊王と契約をしているってどういうことだ!?私でさえまだ契約していないのに」


めっちゃ悔しそうにしていた

だが同時に顔から不敵な笑みが出ていた


試「こんな奴ら、受からせるわけには行かないな」


白い髪をしたおじいちゃんはトイレの中で顔に血管を浮きあげている


-----------------------------


試「ただいま、では次の試験を始めるよ。次は実際にいるこの学校で担任をしている剣の先生と戦うのと人形などを使ってお前たちの剣技を調べる。剣は刃を丸くしてあるから死ぬことはない。あと魔法は使ってはいけない」

キ「剣技は余裕だな」

ユ「皆お前と同じじゃないんだから」


生徒が順番に剣の先生と戦っている


試「普通はこの先生に勝てないから、勝てなくても合格はあるぞ」

キ「つまり勝てば良いんだな」

ア「ちゃ、ちゃんと聞いてた?」

試「では、次の人」


キ「俺だ、ちょっと行ってくる」


キクチは剣の先生の前まで行った


キ「これっていつから始まるんですか?」

試「もう良いぞ」

キ「いいのか。じゃあ“使いこなす”」


キクチは相手の様子を伺っている

一向に相手が攻めてこない


「なぜ来ない」

キ「ちょっと怖いから」

「じゃあ、先手をやる」

キ「えっ、いいの?」

「ああ、いいぞ」

キ「よーし、いくぞ」


----------------------------


俺はこの王都での元・一番の剣士。剣帝と言われていた

今はもう引退し学校の先生をしている

ただいま試験の相手をしている

皆に先手を譲っている

流石に最初っから本気だったら可愛そうだからな


キ「よーし、いくぞ」


おっ、相手がくる

どんな攻撃をしてくるだろう

俺はまばたきをしたら

その次の瞬間目が開かなかった


----------------------------


キ「よーし、いくぞ」


キクチは構えている

足に力を溜めて

蹴った

蹴って相手の後ろを取り

頭を叩いた

そしたら相手が倒れて

もう起きなくなった


キ「あれ?試験ってこれで終わり?」

試「ありえない!こいつは元・剣帝だぞ」

ユ「剣帝って?」


よくわからないので聞いてみたら


シ「王都での一番強い剣士のことらしい」


という答えが返ってきた


ヒ「てことは、この人強かったんじゃない?」

ア「でも気絶してるからなぁ」

カ「俺らが強すぎるんでしょ」


試験の剣の先生は交代になって

俺が相手をしたら

ぼこぼこにしてしまって

また交代になった

これを皆やってしまい

合計で六人の犠牲者を出してしまった

ちなみにシューゴとヒラノとカンタは手加減がちょっとできてた

だけど、ボコボコにしてしまって

交代になったけど


リーファは魔法使いなので、剣があまり得意ではなく

相手に剣を当てることができなかった

フィルは吸血鬼の身体能力を生かし数回相手に剣を当てた


リ「…一回も当たらなかった」

ユ「泣くな泣くな」


リーファは一回も当たらなかったので泣きそうになっている


ユ「ヒラノ今日の夜ご飯ハンバーグでいい?」

ヒ「ああ、良いよ」

ユ「夜ご飯ハンバーグだってよリーファ」

リ「やったぁ!」


機嫌を直してくれたらしい

俺たちは今日の晩御飯を期待しながら次の試験会場に向かった

もし誤字があったら教えて下さい


この話へ一言 キクチから


キ「流石に試合をすぐに終わらせたのはだめだったかな?」



ちょっと報告


作者「これからちょっと学校で期末試験があるので二週間ほど、投稿をしません」

(たまに勉強の合間の休憩中に投稿する可能性あり)

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