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第三十二話 試験開始!

受「では、次の人来てください」


おっ、呼ばれた


ユ「じゃあ、ちょっと行ってくる」

カ「ああ」

キ「待ってるなここで」


俺は呼ばれたところに向かった


ユ「試験を受けさしてください」

受「…」


受付の人黙っちゃった

もしかして変装がばれた!?


ユ「あの、何か?」

受「いえ、親が一緒に来ていないことは珍しいので」


確かに皆親が一緒に来ている

緊張を解すためなのかはしらんけど

流石に親は学校の中には入っていない


ユ「まぁ、いい。受けさしてくれ」

受「良いですよ。では受験料である銀貨一枚を」

ユ「えっ」

受「えっ、じゃあありません。受験するためにはお金がいるでしょう」

ユ「あっ、はい。ちょっと今出すからまって」


まじか、お金がいるのか

銀貨くらいは余裕であるけど

皆分は足りるかな?


ユ「これでいいですか?」

受「えっ、これは多すぎですよ!」


俺は金貨を一枚受付の人に出した


受「先程銀貨一枚でいいって言いましたよね」

ユ「確かに言ったけど、受けるのは僕だけじゃないから」

受「他に誰がいるのですか?」


俺は皆のところに指を指した


ユ「僕の友達も一緒に受けます。なのでこれは皆のぶんも一緒に払いました」

受「…わかりました。ではその友達も来てください」

ユ「だってよ、皆来て」


皆受付のところに行った


受「八人ですね。わかりました。八人もいるのに誰の親も来ていないというのは珍しいですね」

ヒ「親の都合が皆重なって、子供一人一人で行かせると危険だから、皆で来ました」

受「なるほど、わかりました」


よし、嘘は完璧だ

昨日考えておいてよかったぁ

念の為子供だけだと、なんか言われそうだったからな


受「では、試験の説明をします。みなさんは今から剣術の試験、魔力の試験、筆記試験と模擬戦をやってもらいます。それぞれ配点は50点で合計200点です。合格点は160点です。はい、こちらが受験票です」

ユ「わかりました。ありがとうございます」

シ「1個が0点だと、ほかが満点でも入学できないってことか」

ユ「まぁ、大丈夫だろ」


俺たちは皆受験票をもらって試験会場に向かった


-------------------------------


受「あっ、さっき精霊と契約していますか、って聞くの忘れてた。まぁ、大丈夫か。あんな子供が精霊と契約しているはずがない」


そう言ったまま勝手に安心していた


受「たまに契約しているすごい人がいるけど...無いか...」


受(あと金貨一枚もらえたのはちょっと得ですね。金貨一枚は銀貨百枚なので実質銀貨九十二枚の得です)


ちょっと機嫌が良くなった受付の人であった


--------------------------- 


ユ「ここが試験会場か」

ヒ「広い」


試験会場はいかにも大学とかで

授業をしそうな場所だ


シ「最初は筆記試験のようだな」

キ「ユート今度は高得点取れるか?」

ユ「わからん」

カ「スマホは使っちゃだめだよな〜?」

ア「そうでしょ」

「皆、席につけ」


試験官の人が来た

白い紙をしたおじいちゃんみたいだ

来た時、俺達は自分の番号のある場所に向かった


試「ではテスト開始!」


ペラッ


俺は解答用紙をめくってテストを開始した


------------------------------


試験後


シ「だめだ、ユートの魂が抜けてやがる」

リ「ユート大丈夫?」

キ「予想通りだったな」

ア「次のテストが始まるよ」

ヒ「運んでいくか」


次は魔力の試験だ


ユ「復活!」

ヒ「おお、起きた」


俺は立ち直った

そして気がついたら、試験官が説明をし始めていた


試「試験の説明をするぞ。今からここにある、この水晶にてをかざしてもらう。それが終わったら、あの奥にある的にめがけて魔法を撃ってもらう」

ユ「よし、やるか」


生徒が順番に水晶にてをかざした

あの水晶に手をかざすと

発動できる属性と魔力量がわかるらしい


赤で火

青で水

黄色で雷

緑で風

黒で闇

白で光

そういや死靈術はどうなるんだろう

リーファはたしか、水と死靈術だったよな

シューゴが見えている色と同じだった場合、おそらく紫色なのかな?


試「では、次のもの」

シ「はい」


シューゴが歩いて近づいていった



ユ「ん?」


近づいていくと、水晶が少し震えているのが見える


ユ「...」


よく漫画を見ていた俺は、なんとなくこれから何が起こるのか簡単に予想できた


試「うおっ、眩しい!」


シューゴが手をかざした瞬間

虹色の光が太陽のごとく光った


ユ「サングラス作っておけばよかった...」


ちょっと予想と違った


シ・ユ(割れると思ってた)


俺とシューゴは奇跡的に同じ考えをしていた


試「虹ってことは全属性の魔法が使えるのか!」

シ「ああ、使える」


と答えたら


試「君は、合格だ!」


とすぐに合格通知をもらった


シ「は?」


突然のことにシューゴはついていけてないようだ


試「全属性が使える魔法使いを落とさせるわけにはいかない」

シ「はぁ、なるほど。じゃあ、俺は合格したからみんな頑張れ」(爆発とかしなくてよかった)


一応、シューゴは自分の周りに防御結界を張って

傷ができないようにしていたが、大丈夫そうである


キ「羨ましいぃ」


シューゴの切り替えの速さにちょっと驚いた後

どんどん皆手をかざしていった


試「おお、三属性か。さっきは全属性がいておどろいたけど、三属性も十分すごいよな」


フィルは火と水と風だ

リーファは


試「なっ、紫と水色!?」

リ「何か問題があるの?」

試「いや、ないが。でもそれは嘘になるな」


リーファは怖くなったらしく俺たちの後ろに来た

怒鳴られることに対して恐怖心があるのだろうか


ユ「何か困ることでもあるの?」

試「えーっと...君はユート君か...この子は死靈術と氷属性を使うことができる」

ユ「だから?」


なにかあるかと思って、少し構えた


試「なに!?知らないのか?死霊術も氷属性も六大属性の中から派生した珍しいものだぞ。しかも二つ」

ユ「なるほど、じゃあびっくりしただけってこと?」


確認をした


試「...ああ、そうだ。何もするつもりはない」

ユ「そうか。リーファ、大丈夫だってよ」

リ「…わかった」


次に俺たちが

手をかざしてみた


試「おかしいな。本来属性を持たない人はいないはずなんだけどな。最低でも何もスキルが無かったとしても、一つはあるはずなんだけどな」


確かに。皆何かしらの属性は出ていたから

俺らはちょっとおかしいのだろう

ということになっているが


ユ(...俺があの水晶に圧力をかけてるから爆発しないだけで、実際はもう壊れてんだよなぁ...)


皆の魔力の試験が終わったので

移動し始めた


ユ(だから光らなかったんだよ。リーファ、フィルのは、まだギリギリ使えたからかもしれんが...)


圧力を掛けるのをやめたら、水晶は完全に割れた

壊れた水晶を見て、俺は一番最後にその場を移動をした


ユ(まぁ、どのみちもとから持ってる属性の適正みたいなのはシューゴ以外無いと思うけどな)


次は的あての試験だ


試「次は、魔法を撃ってください。撃つのは先程属性が出たものだけです」


そういって俺たちを見てきた

完全に魔法を使えない者として見下されているようだ


ユ「つまり、俺らは撃つなと」


教師として、それはどうなのだろうか


キ「シューゴ、リーファ、フィル以外だけど」

試「じゃ、じゃあ次の人」


試験官の人は興奮している

全属性の人が魔法を放つだからだろうか


シ「どれくらいの魔法を使っていいですか?」

試「中級までなら良いぞ」

シ「わかった。“ファイアーランス”“クリスタルランス”“ウォーターランス”“ウィンドランス”“サンダーランス”“ブラックランス”」


シューゴは六大属性すべての槍を作った


シ「的は三十個か。ということはこれの五倍でいいな」


シューゴは今作ったやりの数をそれぞれ五倍にし

的をすべて破壊した


試「…すごい量の槍だ。しかも無詠唱。こんなの初めて見る。これは間違いなく合格だ」

シ(もう合格じゃなかったっけ?)


凍ったり、燃えたりしている

的を背にして

シューゴは勝ち誇ったかのように歩いてきた

そして、俺達の前に来てから、ある顔をしてきた。どやぁってな

もし誤字があったら教えて下さい


この話へ一言 ヒラノから


ヒ「筆記試験は本読んでればいけた」

ユ「俺も読もうかな?」

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