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第二百七十六話 法の改正

ユ「こういうことから髪型を変えると攻撃力が上がるし、印象も変わるから二次元でもかわいいって思うことがあるんだよ!」


バン!


と、黒板に手を叩きつけ、二次元とラブコメと髪型を変えることによって起こることをまとめて

皆に話していた


キ「ゆ、ユート。タイムくれ」

ユ「いいけど?」

キ「夜中ずっと語られるのはキツイ」


キクチが「いいかもな」と言ってからこの授業みたいなのは始まった

ラブコメでもよく触れられるテーマである“髪”!

これは女の人が変化に気づいてもらいたくて大体一番最初に変化を加えるものである

人によってはネイルだったり、匂いからだったりするけど

よくラブコメで触れられるからこそユートはこれに対して熱く語れるのであった


シ「眠い…」


ちょっと苛つき気味だな

眠いからなんだろうけど、ちゃんと最後まで話を聞いてくれたんだな


ユ「えっと…寝ていいよ」

シ「昼夜逆転生活になるんだが?」

ユ「水色の上着作ろうか?」

シ「いや、いい。昼夜逆転には慣れてる」


生活習慣がたまにバグってることをシューゴから聞いたりしてるから

それで慣れてるんだろう

ちなみに他の皆も良く遅くまで起きていたので、昼夜逆転生活とまでは行かないけど、起きることに対しては慣れている

まさにブラック体質


ユ「慣れてたらいけないんだがな」


俺は起きることが出来るけど

その後にたくさん寝るから実質同じくらい寝てるんだよな


ユ「最近に関しては二秒とかで寝れちゃうけど」


上着の効果が俺にも使えるようになってきたからな

もしかしたら、オレンジの上着の火炎無効とかも付いてるかもしれんな


ユ「てことは今着てる黒い上着につけた効果も…あるのかな?」


期待したけど今は実験できない


ユ「今日は何だっけな。一応休みだからこの二人はぐっすり寝てられるんだよな」


本当に今日が休みで良かった

じゃないと皆まで睡眠時間二秒にさせるところだった


ユ「皆までそんな苦行はさせたくないからな」

シ(じゃあ、話すなよ...)


俺は潜在スキルのおかげで無理やり大丈夫なようにしてるけど

普通の人がやったら大丈夫じゃあ済まないからな

イリヤは普通のも欲しいと言われて何の効果が乗ってない普通のをいつも付けて寝ている

本人曰く一種のパジャマみたいな感じらしい

戦闘のときのみあの水色をつけるみたいだ


ユ『そういや、イリヤ。今日ちょっと来てくれないか?』

イ『あっ、わかりました』


念話で話した

これ便利だよなほんとに


ユ「来てほしいところがあるんだ」

イ「わ、わかりました!では、ちょっとまってください」

ユ「え、あ、うん。わかった」


ちょっとまってと言われたので待ってみた

そしたら、イリヤは水色の上着を着て来た

見た感じ効果が乗ってないほうだな


ユ「何で着替えたの?」

イ「外に散歩じゃないんですか?」

ユ「…違うんだが」


本当に違う

期待を裏切るような感じだからちょっと気がすすまないけど

本当に違う(大事なので二回言った)


イ「あっ、すみません!すぐに戻ります!」

ユ「いや、いいよ。別に。というか服は着たいものにして」

イ「では、このままにします」


何で戻ろうとしたのかがわからないな


ユ「“転移”」


転移魔法で国王のところに行った


ユ「おはよう」

王「早くないか?」


まだ国王はいつもの格好ではなく、パジャマの状態になっている


ユ「ごめん、一日中起きてたからわからない」

王「それは凄いな」


感心されてしまった


ユ「ちゃんと、できてるんだよな?」

王「それはもう間違いなく」


自信満々だな


王「やっと奴隷制度を解消できたぞ!」

ユ「よっしゃーーーー!」


手を上に上げて

俺はうさぎみたいにぴょんぴょん跳ねて喜んだ


イ「ど、どういうことですか?」


フードをかぶっているイリヤが聞いてきた


ユ「やっと、国王が色んな貴族、奴隷商を説得して、獣人、ドワーフ、エルフなどの人たちは奴隷じゃなくなったんだよ」

イ「本当ですか!?」


おっ、耳が立ってる

嬉しそうだ


ユ「だからこれ以上捕まることはないはずだよ。もし捕まるようだったら普通に罪に問われるしな」

王「だが、人の奴隷はまだ残っている。犯罪奴隷だけな。借金をして破産したものには奴隷に落ちるのではなく、奴隷のような生活になるだけだ」


めっちゃタダ働きをさせるって意味だけどな


ユ「これでイリヤも奴隷にされる心配はない」

イ「ありがとうございます」

ユ「だけど、まだ問題は残ってる」


一つ解決したところで人はすぐには変わらないしな


ユ「奴隷にされないと言っても、まだ違法をする人もいるし、受け入れてるわけではない…かもしれんが」


王子達やギルドに居た良い奴らや学校にいる俺のそばにいる人達の姿が頭の中をよぎった


ユ「この王都だ。場合によっては行けるかもしれんな」


この文化の浸透の早い、しかも治安がよく、比較的いい人しか居ない王都だからな


ユ「まぁ、敵じゃなかったら比較的優しくしてくれるからな」

テ『いじめ経験者の説得力は違いますね』


ちょっと静かにしようか


ユ「今日は、奴隷制度がもう無くなったことが確定したことを聞いたから、帰るか」

イ「ですね」


心が安心した状態でダンジョンに転移魔法で戻った


ユ「これで何の心配が無くなったな」

イ「ですね」


ほとんど心配がなくなって気分がめっちゃ楽になった


ユ「このまま、皆が仲良くなればいいんだが…」

シ「いい案があるぞ」


部屋のソファに座ってヒラノと一緒に本を読んでいるシューゴが急に話に入ってきた


ユ「えっ、何?」


そのいい案に対して期待を寄せた


シ「明日から…」


シューゴが説明をしてくれた


ユ「あ〜、なるほど。それはいいかもな」

イ「いいんですか?」

シ「頼めばいいでしょ」


明日、王都が騒がしくなる気がするんだが...

もし誤字、変なとこ、質問などがあったら言ってください


この話へ一言 イリヤから


イ「国王様の寝間着姿を見ても罪に問われないのでしょうか?」

ユ「うーん...問われそう。...だけど、なんか許されそう」

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