表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
273/399

第二百七十一話 遊び相手増やし

ユ「将棋を広めたいと」


服を引っ張ってきて、提案してきたことはこれだった


リ「うん。楽しいから皆でやりたい」

フィ「賛成。相手、少ない」


フィルとリーファが話し合ったのか、二人は将棋を広めたいと言ってきた


ヒ「楽しいから良いかもな」

キ「ユートには負けないな」

ユ「一度も勝負してないのによく言えるな」


ヒラノや精霊たちとはよくやってるけど

キクチとは一度も将棋では戦ったことはない

なのになぜか自信満々だ


キ「負ける気がしないな」

ユ「ぶっ潰してやる」

ヒ「喧嘩しないで。今は、二人の望みの通りこれを広めに行くよ」


ヒラノに止められて

俺たちは、広めれるような場所に行った

その場所は…


ユ「…毎回毎回怖い男たちにさらわれてくるの結構怖いんだけど」


いつもの通り、来たら神輿のように運ばれてきた

何も言っていないのに、なんで連れ去っていくのだろうか


ス「でないと逃げるじゃないですか」

ユ「むしろ怖い男の人達がいるほうが逃げたくなるわ」


俺も結構ビビリだからな


キ『アトラクションに乗ってる気分だった』

ヒ『トロッコに乗るお化け屋敷みたいだね』


商業ギルドである

毎回、あのヤクザ勇者みたいな人がたくさん来て俺らのことを攫いに来るんだよな


ス「そこの二人はだれでしょうか?」


そう言えば、名乗ったことはないな

ヒラノは一度会ってははいるけどな


ヒ「ヒラノと申します」

キ「キクチっていいます」


ふたりとも敬語を使って自己紹介を行っている

凄いな


ス「それで、今回はなぜ来たのでしょうか?」

ヒ「これを広めたくてきました」


俺が将棋を出している間はヒラノに話してもらった


ス「これは?」

ヒ「これは将棋というものです」

ス「はい」


ヒラノが丁寧にルールなどの細かい説明を行ってくれた

俺の語彙力では足りなかったからありがたい


ユ「これを広めれば楽しいかなって思って」


何故かサイコロはこっちの世界にあったから

存在するのかと思ってたけど、無かった


テ『丁半しなかいですよ』

ユ『だから何でそれなんだよ』


数ある遊びからなぜそれが出てきたのかが疑問でしかない

トランプとかあるだろもっと


ユ「スーヤさん」

ス「何でしょうか?」


説明が終わってから

「これは売れそうだ」っていう目をしているスーヤさんがいる


ユ「ここにはどんな娯楽が存在してるんだ?」

ス「あっ、ユートさん達は王都の外から来たんですよね」

ユ「あ、うん」


そっか、そういう認識なのか


ス「わかりました。紹介します。少し待っててください」


部屋から出ていって、数秒経って

紙を持って戻ってきた


ヒ「これはなんですか?」

ス「これは今ある娯楽を表したものです」

ユ(やっぱり丁半はあるのかよ)


紙には、双六、丁半、賭博場での戦い、酒場

の四つしかない


ユ「少ないな」

ス「皆、賭博場で戦うなどの暴力的なものや、賭け事しかあまりしないので娯楽は少なくとも充実はしていたのです」

キ「つまんなそう」


ゲームとかが当たり前で、戦いがあまり好きじゃない俺達からしたら

つまんなそうという感想しか出てこない


ヒ「この“将棋”は賭け事じゃないからお金を使いたくない人でも楽しく遊べます。それに、今回持ってきたのはこれだけではありません」


俺がアイテムバックから他のもだした

将棋だけだとつまらんと思ったからな


ユ「囲碁、リバーシ(オセロ)、トランプ、ダジャレ考え、いで!」

キ「最後のはお前だけだ」


頭をハリセンでぶっ叩いてきた


ユ「俺の趣味を広げたいんだ!」

キ「宗教勧誘みたいなことするな!」


自分の意見を言ったら、すぐに反対された


ユ「何が宗教だよ!」

ヒ「静かにしないと迷惑だよ」

ユ「あ、わかった」


ヒラノの注意されて静かになった


ユ『ヒラノのほうが長男っぽいんだけど』

キ『ユートは何でも許してくれそうな子供と同じ目線になれる長男だから』

ユ『あー、えっと。ありがとう』


実際に言われるとちょっと恥ずかしい


キ『本人が子供と同じような思考回路だから同じ目線になれるだけかもしれないけどな』

ユ『おいこら』


そういうことだったのか

俺の方を見て笑っていやがる


ヒ『念話で喧嘩しないで話し合うよ』

ユ『わかった』


ヒラノの止められて話し合いを再開した


ユ「まぁ、まだまだ色々あるよ」

ヒ「これらを広めたいんですが」

ス「…」


俺が出したものを見て、びっくりしている

これは稼げそうだという感じだろうな


ユ「これを広めれたら楽しいだろうなって思って」

ス「確かにそうですね」


ルールを説明しただけど

楽しいそうって思ったのか


ユ「一度、スーヤさんの前でやったことあるけど。覚えてる?」

ス「盗賊に襲われたときにフィルさんと遊んでたものですね」


しっかりと覚えてるの凄いな


キ「盗賊に襲われてるのに何してんだよ」

ユ「だ、だって、楽しかったし」(あと念話で盗賊たちが言っていたのを伝えてたし)


念話のことは言えないから

正直な感想を言いつつも、実際とは違うことを言った


キ『嘘下手だな』

ユ『嘘がつけない体質なんだよ!』


指が震えながら話していたから

キクチに嘘だってバレてしまった

まぁ、スーヤさんにバレてないだけマシだ


ユ「とりあえず、これを売って広めてくれないか?」

ス「わかりました。取り分などの細かい話もいいでしょうか?」

ヒ「それは私がやります」


細かい話となるとちょっと俺には難しい

だからヒラノに任せた


数分後


交渉はかなり簡単に終わった

お互いあまり不満のない内容だったみたいだな


ユ「これが広まるといいけど」

ス「きっとすぐ広まりますよ。あなたの双六のように」

ユ「そう…」


前に広めた双六もすぐに広まったから

多分これもすぐに広まると思う


ユ「帰るね」

ス「はい。ありがとうございました」


商品の生産などはあっちがやってくれるから

俺たちは何もしなくていい

楽だなぁ…


ユ「これで勝負の相手が増えるよ」

ヒ「一応、イリヤさん、青スラさん、フィル、リーファ、古龍さんと色んな人(精霊)と俺達を含めると十五人も相手いるよ」

ユ「テキストさんも入れて十六人だな」


操作を行うのは自分だから人数で言えば十五人だけど

相手の数だったら十六人だな


ユ「まぁ、テキストさんはチートすぎて相手になれるほどの強さじゃないんだけどな」

テ『確かにそうですね』


一生相手が現れなさそうなんだが


ユ『いつかぶっ倒せるくらいに強くなってやる』

テ『期待してます』


完全に話し方が強者の余裕って感じだ

本当に負ける気がしないんだろうな


キ『一生無理だな』

ユ『まずお前からぶっ潰す!』

ヒ「...」


家に帰ってからすぐに始めた

もし誤字、変なとこ、質問などがあったら言ってください


この話へ一言 ヒラノから


ヒ「学校でも将棋部ができそうだな」

ユ「それ以外も出来るだろうな」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ