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第二百三十九話 発光上着

ユ「夏もあと半分」

シ「夏休みの宿題が課されたけど即終了」


小二の問題に引っかかるわけないからな


ユ「今日はどうしよう」


現在外にいる

少し木が生えている草原にだ、そして今は夜


ユ「森の中で空を眺めるのもいいね」


俺は寝っ転がっていて

シューゴはあぐらで座っている


シ「起きてるの俺とお前とカンタとイリヤしかいないけどな」


カンタはダンジョンにいるけど

俺たちは森の中で空を眺めている

あとイリヤは猫になって俺の上で座っている


シ「あと、ユートの今着てる服が光って、ちょっと見えにくいけどな」


今、俺は白い上着を着て、発光している

この上着には聖属性を大量に付与したからゾンビとかは全く触ったりは出来ない

だけど、今は電球代わりとして利用している


ユ「これで魔物が寄ってきそうだけど意外と無いもんだな」


光ってたりすると、来ると思ってたけど

あまり来なかった


シ「返り討ちにしてるってのもあるけどな」


自然に囲まれた中で空を眺めるのが楽しい

ジジくさいかもしれんが、友達と一緒に居るだけでも結構楽しかった


『スマホいじって削るマイライフ〜、いつの間にか出来たマイワイフ〜、掛け声はイヤッフー!』


スマホの録音機能で流しているような音がした


ユ「今日の相手に影響されてやがる」


今日はなんかラップを話すやつを相手したら

カンタが影響受けた


ユ「続けるのか?」

カ「知らね〜」


さっき来たカンタに聞いてみたけど

無計画みたいだな


ユ「満月があると夜が明るく見えるな」


今日は、満月

かなり周りが明るく感じた


カ「反射してるから〜?」

ユ「知らんな」


そうかもしれん


シ「いや、お前が発光してるからだろ」


あっ、確かに今発光してたわ

忘れてた


ユ「自分の服の状態って結構忘れるな」


大体同じだからな


シ「…フィルは大丈夫か?」

ユ「ああ、プラタナさんから帰ってきて、いつものフィルに戻ったよ」


元気な状態に戻ったよ

子供は元気でなくちゃな


カ「ユート、親みたいだね〜」

ユ「親みたいなもんだ」


空を眺めながら

寝っ転がったままだ


ユ「…夏休み。まだあるな」


暇を持て余して

どうしようか考えている


シ「どうする?」

カ「散歩とか〜?」

ユ「いや、知らん」


無計画だから何かあるわけでもない


ユ「まぁ、どうせ。俺の運の悪さが何かめんどくさいこと引っ張ってくるよ」


運が悪いとわかっているからこそ言えることだな


カ「巻き込まないでね〜」

ユ「巻き込んでやる」

カ「え〜」


ちょっと迷惑そうではあるが

別に嫌そうな顔はしていない


ユ「嫌じゃないのか?」

カ「嫌だけど、助けるのが友達ってもんだろ?」


漫画の主人公あたりがいいそうな言葉を平然とこの男は言うことが出来る


ユ「すげぇな」

カ「何が〜?」

シ「カッコつけるのがだろうな」


シューゴもそこには共感してくれた


ユ「まぁ、カンタにチャラ男成分ちょっと入ってるしな」

シ「確かに」


男子の中では一番チャラいがチャラ男かどうか言うとそんな言うほどではない


ユ「うぇーい。とかお前しか言わないもんな」

シ「皆と遊ぶ時に銀の指輪はめてきたのお前だけだし」


持ってきた時は結構びっくりした


カ「チャラ男って言葉調べたんだけど。軽薄な若者の男って出てきたんだけど〜」

ユ「軽薄だろ」

シ「中身そんな無いだろ」


よく返事が軽いせいで信頼がないことが多い

だけ最終的には信頼されている


カ「俺、真面目だよ〜」

ユ「…」


こういうところだよ、と思いながら

シューゴと目を合わせた


ユ「じゃあ、スマホ一日いじんないでみて」

カ「お〜、いいよいいよ〜」

シ「これがだよ」


でも、大事な時は必ず守るからいいんだけどさ


ユ「授業で使うって言った教材を三週間連続で忘れたけどな」

カ「言わないで〜」


ちょっと恥ずかしそうである


イ「!?」


さっきまで俺の上で寝ていたイリヤが起き上がった

何か警戒している様子だ


ユ「何があった?」


聞いてみたけど返答が無かった

野生の勘か何か?


イ「…」


何も言わないし、一箇所をずっと見ているからちょっと気になった

そして、立ち上がってみた


ユ「ん?」

カ「ユートー!」

シ「ユート!」


なんか叫び声が聞こえたけど、俺の視界には赤い部屋が写っていた

体には何も変化がない

だけど、足が地面を触っていない


シ「食われてるぞー!」


どうやらなんかに食われたみたいだ

通りで浮いてる感覚が少しするわけだ

なにか方法を模索していた

だけど、その瞬間


「まずっ」


ペッと吐き出されたのであった


ユ「まずいって言うな!」


吐き出されて、体が少し吹っ飛んだが受け身を取ることができたし、体も強いから特に痛くなくて

文句を言う余裕があった


シ「怒るところそこじゃないよな」


ツッコまれたあと

俺は俺のことを食ったやつを見た


ユ「“乾燥”」


よだれで体や上着がビショビショになってしまったので

とりあえず、乾かした


シ「…」


皆で眺めたものは動物で

白い毛並み、四足歩行、言葉を話せる、ちょっと発光している

しかもでかい


ユ「ラノベだったら、大体こういうのはフェンリルだよな」


それが俺の謎の勘を信じて、考え出した結果だった


「…お前らは誰だ?」

もし誤字、変なとこ、質問などがあったら言ってください


この話へ一言 カンタから


カ「俺の器は提出物程度では測れないぜ!」

シ「そうか、ちゃんと授業で使うものを提出したら考えるよ」

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