第二百三十三話 大きな地震
ユ「っ!」
揺れが大きいせいで皆まともに立つことができていない
「ぎゃーーーー!」
最初は地震かと思ったが
魔物の叫びが聞こえたので
これは何かが居たんだな
ユ「お、おぉ…」
外を見てみたら
なんかでかい蛇が居た
ユ「…蛇って何だっけ?」
蛇の基準がおかしくなるくらいの大きさだった
シ「あれは水の中の魔物かな?」
とりあえず水から出てたからそう感じたのだろう
海の魔物ってでかいな
ユ「あれって、こことかで祀られてる神だったりする?」
なんとなく、よくゲームに出てくるリヴァイアサンとか言うのに似ていた気がした
「い、いや違うが」
そこで今座っている館の主人に聞いてみたけど
どうやら違うらしい
ユ「倒しに行く?」
カ「もっちろ〜ん」
シ「だな」
キ「行こうぜ」
皆、各々の足で跳んで行った
ユ「なんだろうあの海の魔物」
とりあえず、海についたからそこで待っていた
街の方からは悲鳴がめっちゃ聞こえてくる
ユ「ん?」
影で暗くなったな、と思ったら
俺たちの遥か上までそびえ立つ津波が目の前あった
ユ「おおっ。びっくりした」
ちょっとでかい波があったから
つい声が出てしまった
シ「“圧力魔法・反射”」
シューゴが魔法を使い津波をすべて跳ね返した
カ「おぉ〜すっげぇ〜」
両手で拍手しながらカンタが眺めていた
ユ「じゃあ、シューゴ。ここお願い」
シ「わかった」
シューゴに津波が街に来ないようにするよう頼んで、俺達は俺の魔法で飛んで近づいて倒そうとした
ユ「ん?」
と思ったけど
いつの間にかあのでかい蛇みたいなのが、肉片になっていた
ユ「えっ…」
カ「なんで〜?」
キ「何があった?」
海の上に浮いているとその肉片の一つにアユムが乗っかっていた事に気づいた
ユ「アユム〜!」
ア「あっ、ユート!」
アユムが海の水面で浮いていた
ユ「変更中か」
ア「そうだよ」
つまりスキルを使用中
キ「何したんだ?」
ア「た、倒したんだよ。だってさ、だってさ!急に襲ってきたんだよ!」
死体にし対して子供みたいな文句を言っているが
もう死んでいるから、聞こえていないと思う
ユ「だから何があったんだよ」
カ「理由は家で聞こ〜」
ユ「転...」
ア「あっ、ちょっとまって!」
帰ろうとしたらアユムに止められた
ユ「何かあるの?」
ア「フィルが居たから、ちょっと連れてくるね」
と言っていた
三人「フィルが!?」
それは同時だった
まぁ、びっくりしたからな
ユ「アユムが偽物の可能性は、無いな」
キ「普通に戦ってたし、強いもんな」
カ「本物だよね〜」
ちょっと疑心暗鬼になっていたが
本当だと思った
ユ「まぁ、最終確認だ“第三の目・鑑定”」
もちろん結果は“本物”だった
まぁ、魔力とか色々な面から見て本物は確定だろう
てか、俺の第三の目が間違えることなんて無いと思うが
ユ「あとフィルも鑑定したら本物だった」
キ「今度は本当か」
カ「いつも人のことを疑わないからね〜」
俺たちは基本的にあからさまな嘘じゃない限り本当だと思うからな
特に俺とアユム
だけどシューゴとキクチとヒラノはそんなに当てはまらない
普通に知らない人からのことは疑ったりする
ユ「まだフィルは寝てるな」
フィルを連れ帰って、皆で家に戻った
カ「ヒラノは〜?」
ユ「あっ…まぁ、帰ってくるだろ」
ちょっと心配だが大丈夫だと思う
ユ「さて、アユム。何があった?」
俺たちは地下十階に集まって、テーブルの上で話した
ア「えっとね」
もし誤字、変なとこ、質問などがあったら言ってください
この話へ一言 カンタから
カ「肉片回収しておく〜?」
ユ「お腹壊しそう」
シ「ユートが?」
ユ「いや皆が」




