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第二百十六話 錬金術と料理

「今日も乗ってるかーい!?」

「乗ってるぜー!」


今日もいつも通り錬金術師団は狂ってます


ユ「本当にどうなってるんだろうか」

ト「不思議ですね」


トレニアさんと一緒に来た

入って、異常性を感じている


ユ「やっぱり、おかしいんだな」

ト「これを普通の錬金術師団だと思う人は少ないと思いますよ」


こんなにハイテンションなグループは前の世界でもそんなに見ないと思うが


ユ「それで、今日は何を作るの?」


このおかしい雰囲気をどかして聞いた


「今日は錬金術を使うのではなくて!」


使わないのか


「なんとなんとぉー!」

「料理をする!」


突然意味のわからないことをいい出したので


ユ「帰る」

「ちょまてー!」


初めてここに来た時と全く同じように俺は部屋を出ようとしたら止められた


ユ「こういうときだけ早いよな」

「誰かが部屋から出そうになったら、すぐに転移できる装置をつけたのだ!」


指差して居るところを見ると

なんかあった


「これは転移が出来ないダンジョン内でも使えるものなんだが…一回しか使えないんだ…」

ユ「そんなものをここで使うな」


一回しか使えないのに何してんだよ


「需要があると思ったのだが、材料は貴重だしそんな使えないんだ」

ユ「じゃあ、無駄遣いやめたら?」


貴重なのになんで使うんだ?

もしかして、こいつもなんかアイテムを作り出せせたりできんのか?


「一応転移魔法使えるから、無くてもいいんだけどな!」


自信満々に言っているけど、何してるんだろう。こいつ


ユ「もったいない!」

「いや、これは入れ物だけだから使ってないよ」


使ってないんかい


ユ「それで、何するんだ?」

「料理だよ」

ユ「比喩だったり、言い回し、隠語だったりしない?」

「違うよ。普通に料理」


一体どういうことだよ


ユ「なんで?」

「料理は一緒だからな」

ユ「その心は?」

「どちらも新しいものを作る」

ユ「なるほど」


確かに料理と錬金術って作る人によるけど

産業廃棄物が出来たりするよな


ユ「…料理、簡単のやつ教えてくれないか?」

「ん?なんでだ?」

「もしかして料理が出来なかったり?」


いや、料理自体は皆で当番で回してるから大丈夫だけども

あとやり方はカンタのスマホに乗ってるし、魔法とか使いこなせば普通に作れる。火加減とかマジ楽だしな


ユ「いや、リーファの料理修行のため」

「そうなんだ。あの可愛い子か」


可愛い子って言う認識なんだな

確かにそうだな


「死霊術の使えるあの子か〜」

ユ「有名なのか?」


意外と有名なのかもしれない


「そりゃあな!可愛いし、強いし、明るい!」

「三つの可愛い要素が詰まってる女の子だよ!」


その可愛い要素のところに“可愛い”が混じってる時点で二つなんだが?


ユ「たしかにそうだな」

「本当だったら、めっちゃ人気で色んな人が集まるはずなんだが…」

ユ「が?」


なんか溜めがあるな


「君といつも居るから怖がって誰も話せないみたいだ」


一応、学校では楽しそうにしてるよ


ユ「なるほど」


それでも、例外は居るけどな

特にサルビア

あとは普通に俺とも仲が良いやつ


「お前リーファちゃんと一緒に住んでるんだろ!」

ユ「ああ、うん」


そう言えば、俺達は皆一緒に住んでるって事になってたな


「皆から羨ましがられてるぞ!」

ユ「それはちょっとうれしいのか?」


羨ましいのかどうかがわからん


「嬉しがらないと反感を買うと思うぞ!」

ユ「じゃあ、嬉しくするわ!」


流石にもっと反感は買いたくない

相手するのがもっとめんどくさくなる気がする


「じゃあ、料理をしよう!」

「おー!」


ということで料理をして

今日が終わった


ユ「ただいま」

イ「おかえりなさいませ」

ユ「…」


パチン!


指を鳴らして魔法を発動させた


イ「な、なんですか?」

ユ「なんで裸エプロン?」


ラブコメではよく見るけどな


イ「青スラさんがみなさんが嬉しがると提案してきたので」

ユ「よし、後で問い詰めよう」


この前は普通に迎えてくれて嬉しかったんだがなぁ…と思い始めたら、なんかちょっと涙出てきたんだけど


ユ「あの…普通に迎えてくれ。お願い」

イ「あっ、わかりました」


泣きそうになりながら

肩を掴んでいったら

聞いてくれた


ユ「明日休みだからちょっとリーファにい料理教えようかと思ったんだけど手伝ってくれる?」

イ「わかりました。料理はあんまり作ったことありませんが、手伝ってみます」


そう言えば、いつもお皿とかの用意とかしかしてもらってないから

料理はあんまりやってもらってなかった気がする

確かにたまに手伝ってもらったりするが、だいたい俺たちが作ってるんだよな…


ユ「料理…できる?」

イ「はい!」


できると信じたいな


次の日


リ「料理!頑張るぞー!」

ユ「おう、頑張れ」


早速料理を始めることにした

服装はいつもどおり

リーファ、フィル、イリヤには格好を変えてもらったけどな

あと居るのはカンタだ


ユ「審査員、あとで食べるのよろしくな」


縄で縛られている皆がいる

ヒラノと青スラさん以外だが


ア「逃げても追いつかれる」

キ「隠れても見つかる」

シ「転移しても捕まる」

ヒ「立てこもっても破壊されて突撃される」

青スラ「わぁー、楽しみです」


皆それぞれの反応があった

ちなみにさっき逃げられたので捕まえただけだ

ヒラノは逃げなかったけど、降参はされた

青スラさんは普通の楽しみだったらしい


ユ「鬼ごっこ、俺最強では?」

キ「言ってる場合かよ!」


確かにそうである


ユ「まぁ、そうだな。だけど、食べてもらうからな」

シ「…わかったよ。これ以上拒否したら、リーファに泣かれそうだし」


シューゴがそう言ってから皆もおとなしくなった


ユ「じゃあ、作っていこう」


昨日教えてもらった簡単なレシピを使って行こう


ユ「まず、牛乳と生クリームを混ぜて…」


色んな物を混ぜて鍋で煮込むだけだからすぐに出来上がるはずだ

三十分くらい掛かるけど


ユ「俺、これ(前の世界で)一回作った事あるけど。嫌いなんだよなぁ…」


前の世界で食べてみたときは、意外とまずかった

理由としては、結構甘くてちょっと嫌だった


リ「できたー!」


完成したので、皆にそれを渡した


ユ「召し上がれ」


超悪い顔をしながら皆にコップの中に入れた完成品を渡した

そしたら、皆は飲み始めた


ユ「うまいか?」

ヒ「う、うん。美味しいよ」

キ「ああ、うまい」


へぇー、美味くなったのか


ユ「食べてみようかな」


コップの中に入れて、俺はそれを食べた


ゴクッ


ユ「ゔっ…」

リ「どおー?」

ユ「お、美味しいよ…」

ヒ「もっと、練習したら美味しくなるよ…」


ヒラノが優しくそう言ってから俺はあることを思った


ユ(皆、耐えてるんだぁ…)


その後、重傷者が続出した

主に舌と喉などが被害を食らった

もし誤字、変なとこ、質問などがあったら言ってください


この話へ一言 ヒラノから


ヒ「喉が何故か溶けた」

ユ「まじで、何でだろう...」

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