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第二百三話 超硬化バゲット

「君も私達の教会に入ってみない?」


王都の教会じゃないな、多分

王都は聖女を崇拝してるから違うはず


ユ「いや、大丈夫」


一応、こっちの神がやったとされてるけど

俺からしたら自分を崇拝しているようにしか思えないから入りたいわけない


「いえいえ、遠慮しなくても大丈夫ですよ?」

ユ「俺は遠慮なんてほとんどしない性格何だけどな」


むしろ遠慮がちな性格になったら、多分皆ビビる


「そんな事言わずにさぁ、はいこれ!」


紙をそのまま渡されてしまった


ユ「帰る?」

フィ「うん」

ユ「わかった」


とりあえず、紙は丸めて

近くにあったゴミ箱に投げた


ユ「この距離はスリーポイントかな?」(バスケで)


遠くに投げようとすると、力を入れすぎて地面に投げちゃうんだよなぁ…

魔法でどうにかなっちゃうから良いけどさ


ユ「“転移”」


家に戻った


ユ「ただいま」

シ「おかえり」

キ「おかえり〜」


戻ってくるとすぐに言われた


ユ「いきなり、街を破壊してくれって頼んでさ。ごめんな」

キ「いいよいいよ。簡単だったし」


どうやら簡単だったみたいだ

一応街って結構でかいイメージあるが?

どうなんだろう


カ「いつでも頼っていいぜ〜」


親指を立てて言ってきたので

本当に何か頼んだらやってくれそう


ユ「おっ?言ったな?じゃあ、今度からキクチを追いかける時手伝ってくれ」

カ「それは嫌だな〜」


それはだめなんかよ

頼っていいぜ〜って言ったのに


ユ「今日は、どうしようご飯」

シ「今日、ユートが当番だったな」


流石にまたカレーだと、文句は言わなそうだが嫌そう


ユ「外で食うか?」

シ「いいけど、料理の当番は明日やってね」

ユ「チッ」

キ「聞こえてるぞ」


ということで、王都にご飯を食いに来たんだが


ユ「なんでそんなに離れるんだ」

カ「ちょっとユートの運の悪さが怖くて〜」

ユ「はっきりと言いやがるやつだな」


皆、俺の十メートル後ろを歩いていて、完全に俺皆の厄を集めてるな

避雷針かな?

避厄針ひやくしんだな

いや、避厄人ひやくにんかな?


テ『避けてませんけどね』

ユ『むしろぶつかりに行ってるもんな』


そして、歩いてる途中に絡んできた、なんか不良みたいな奴らを三人くらい倒してから目的のところに着いた


シ「ここは」

リ「わーい。また来たぁ!」


またというのはここは前回俺たちがBランクだったかAランクだったか忘れたけど

不良みたいな冒険者から守ったところだ


ユ「よっ、ルーク」

ル「皆さんこんにちは!」

青スラ「ここが以前護衛をしたというところですか」

ユ「そう。俺がスープ飲み忘れたところだよ」

シ「それは覚えてるんだな」


あの時なんてことをしてしまったんだ!俺は…

と現在心のなかで激しく嘆いている


フィ「早く食べよ」

カ「だな〜。いこうぜ〜」


手を上に上げ、完全に食べる気満々のカンタだった

調理してる時間も我慢できるか?


古「人間の料理。良さそうだな」


ちなみに皆変装中である

だからはたから見たら大家族または、友達が多い人のどっちかになる


ユ「在庫はあるか?」

ル「はい!今回はちゃんとあります!」

ユ「じゃあ、ご飯は人並みで食うぞー!」

皆「おー!」


自分の基準の好きなだけ食べると、この前のことで半額になっているから確実に倒産するからな


フィ「これ食べたい」

ユ「いいよ」


皆は食べたいものをどんどん選んでいった

そして、ご飯が来たので。食べた


ユ「よっしゃー!」

フィ「嬉しそう」

イ「前回食べれてませんでしたから」

ヒ「忘れてたみたいだけどね」


まぁ、確かに


キ「守って、終わったと思って、戻って、忘れるなんて、バカっぽいな」

ユ「あ?黙ってろ」


ということもあったが平和にご飯を食べている

ちょっとキクチの頭にコブがあるが。気にしないこととする


ユ「シチューの中にフランスパン入れるのも良いね」

ア「ちょ!いつの間に!」


フランスパンを作り出して、シチューにつけて食べた


ユ「フランスパンって本場のめっちゃ柔らかいんだよな」

キ「食べた時、びっくりしてたよな」

ヒ「イメージと違ったね」


俺たちは過去にフランスに行ったときの思い出話を語っている

懐かしいな


ユ「シチューとかにつけると美味しいんだよな」

カ「あととろけてるチーズもな〜」

シ「モンドールのチーズフォンデュだな」


美味しく食べたのが懐かしい

今度こっちの皆で食べるか


ユ「うめー!」

キ「俺にも頂戴」

ア「ぼ、僕も!」


皆にフランスパンを分けて、一緒に食べた


ユ「できたてだから柔らかいぞー」


と言ってからどんどん食べていって

最後みんなで「ごちそうさま」と言った


ユ「お金はこれでいいか?」

ル「ありがとうざいます!」

カ「また来るね〜」


お辞儀されて、徒歩で帰っていった

ちなみに俺が一番前、そして十メートル後ろに皆が居る


ユ「フランスパンまだ食えるな」


フランスパンを気分で食べている

だって、美味しいもん

そして、歩いてたら誰かが絡んできた


ユ(またかよ…)


見上げてみると、ある奴がいた


ユ「ふぉふぁふぇ、ふぉふぉふぁえふぉふぃふぉふぇふぁふぁふふぁな」

ア「ユート…何言ってるかわからないよ」


おっと…飲み込まないと

まだスランスパン残ってるが、一旦食べるのをやめた


ユ「お前、この前国王に渡したよな?」

「とうとう釈放されたんだよ!」


目の前に居たのは以前リーファ、フィルのことを花と呼んでいた

髪色が溝の人がいた


ユ「反省でもしたのか?」

「釈放されたからな」


おお、ちゃんと反省したのか


ユ「じゃあ、俺は帰るね」


俺は、通り過ぎていこうとした


「釈放されたってことはな」

ユ「…」

「また悪さができるってことだよ!」


と言ってこいつは俺のことを後ろから斬りかかってきた

まぁ、避けたが


「なっ!」

ユ「お前、一度死んでるのにまだ懲りてないんだな」


一度トリカブト食わせて殺して、生き返らせたんだが

大体の奴らはそれで、もう寄ってこなくなるんだが…


ユ「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」

テ『何か溜めてます?』

ユ『ため息だ』


ため(溜め)息だから間違いでは無い気がするけども

口から出してるから、むしろ放出してるよな


ユ「ちょうどフランスパン持ってるし。これで倒すよ」

「何いってんだてめぇ?」


こいつは俺がフランスパンで倒せないだろと完全に油断している


ユ「フランスパンはな“バゲット”って言われてるんだよ」(フランスでな)

キ「バゲットの意味は日本語で“棒”」


キクチが後ろから来た

心配したのか?


ユ「棒と言ったら、ぶん殴るイメージがあると思う」

キ「お前だけだな」

ユ「あっ、まじ?」


俺たちが何かを語っている間、何を言っているのかわからず

ずっと溝男どぶおとこは立っている


ユ「あともう一つ。フランスパンってのはな。一日経つとめっちゃ固くなるんだよ」


どれくらいかって?

それはな


ユ「(前の世界で)釘を打てるくらい固くなるからな」


ふざけて、釘を打ってみたらまじで打ててめっちゃびっくりしたもんな


ユ「それに魔法をかけたらどうなると思う?」

「く、来るなぁ!」


俺が何をするのかを知ったのかわからんが

急に怖がって、走って逃げていった


ユ「まだ反省してないみたいだし。ケツぶっ叩いてやるよ」


俺は一歩一歩とゆっくりやつに近づいていった


ユ「さて、反省しろよ?」


とうとう追い詰めた


「やめ、やめろ….あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛————!」


という声が夜の王都で響いたという

そして、翌日骨盤が粉砕された髪が溝色の男がいた

見つけた人曰く、首にある紙をぶら下げていて、そこに「私はまた犯罪をしました」と書かれていたらしい

その後、その紙が首から取れないと本人は嘆いたそうな


ユ「最近絡まれる事多いな」

シ「運の悪さが出てるな」

もし誤字、変なとこ、質問などがあったら言ってください


この話へ一言 テキストから


テ『運が悪いのはむしろ不良の方なのでは?』

シ「言ってはいけない」

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