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第百九十二話 おねだり

ユ「これは…」


顔を赤くして言う…いつも二人が何かをねだる時と同じ感じ…


ユ(…誰かにあげんのか!?)


二人が好きな男の子が出来たってことだよな!?

まじか、もう一つ面白いものが見れそ…じゃなく無くて!

顔を赤くしてるってことは渡しにくかったから渡してと頼んでるのか?


ユ「ちょっと来て“転移”」

リ「え?」

フィ「!?」


殆ど反応を取れていなかったがびっくりはしていた


ユ「椅子に座って」


転移魔法で地下四階の二人の部屋に飛んだ

そして、椅子に二人を座らせた

俺はサイズが合わないので、そのまま地面に座った


リ『怒ってる?』

フィ『わからない』


小声で話しているので聞こえなかった


ユ「それ…渡したいんだな?」

リ「う、うん」

フィ「だから作った」


なるほど

とうとうこいつらも好きな相手が出来たのか


ユ(こいつらも普通の女の子みたいな生活を過ごせてるんだなぁ…)


俺は泣きながら嬉しがった

それを見ながら二人は小声で話していた


リ『嫌だったのかな?』

フィ『でも、泣いてる』


ちょっと俺はあることを考えついた


ユ「明日まで待ってくれないか?」

リ「わ、わかった」


明日に俺はあることを遂行する

そのためには俺は朝早くから起きて、学校に一番で行く!


リ「ユートお兄ちゃんは?」

シ「バカはもう学校に行ったよ」

リ「…」


リーファはちょっと悲しそうにした


シ(絶対あいつ、誤解してるだろ。リーファ達の作ったの俺たちももらったんだが…。多分、あいつまた嘘告を引きずってあのチョコが自分のだと考えなかったんだろ。この二人がそんな事するわけないのに)

キ「バカ丸出しだな」


朝ごはんを食べながらシューゴそんなことを考えていた

そして、学校


ユ「二人が好きになるような男の子はちゃんと俺が見ておかないと。二人にはちゃんとした恋愛を送ってほしいからな」


俺は学校の授業をちゃんと受けたが

今日はいつもと違って、リーファとフィルを同時にずっと見ていた

第三サードアイを透明にすれば、誰にもバレずに一気に見ることができる

そして、俺の見守りが始まった


授業中、二人共真面目に授業を受けている

休み時間、フィルは友達と楽しそうに会話している

リーファは男子たちと一緒にキクチの作ったとされるサッカーで遊んでいる


ユ(もしやリーファの相手は一緒に遊んでいる男子の中にいる?)


そんな推測をしながら見ていた


フィルは休み時間、図書館にも行った


ユ(もしかしてフィルの相手は草食系って奴?)


本を読んで俺もじっくり考えた


ユ『…あいつらの相手にするかどうかは、俺の用意した試練千個を乗り越えたやつにしておこうか』

テ『誰にも、認める気ないですね』


誰にもっていうのは間違ってるな


ユ『一応あるよ。だけど、ちゃんと幸せになってほしいんだ』

テ『自分と同じ目にあってほしくないってことですか?』

ユ『そうだな。レミィさんと王子の恋愛を手伝ってるのもそれが理由だし』


嘘告みたいなことをしないし、されないように過ごしてほしい

そして、幸せになってほしい


ユ『やっぱり、自分にされたことで嫌なことは本当にキレそうになるな』

テ『ですね。体験してますから』


そのまま続けて、見ている

フィルは本の虫になっているが一応会話の相手は居るみたいだ

いじめられてないな


ユ(まぁ、この学校のいじめのすべてを俺が受けてるから他の人に行かないのかもしれんけど)

テ『ユートさん。意外と皆を助けてるんですね』

ユ『すげぇだろ』


調子に乗った


テ『それを言わなかったらですね』

ユ『じゃあ、もう遅いな』


会話しているが念話なので誰も聞こえていない


ユ「もうそろ、放課後だな」


放課後になり、二人は一緒になった

俺的には見やすくて楽だ


ユ(どいつに渡すのかを見とかないとな。あいつらが、恥ずかしくて何も言えなくても大丈夫なように…)


俺はさっきと比べて、目を数千個用意して、張り巡らせた

二人に関することを話していることを聞けて、見れる仕組みだ


ユ「話題が無いな」


リーファ、フィルの話題を探すが何もない


「リーファちゃんかわいいよな」

「うん」

ユ「!?」


突然そんな会話が聞こえてきたので

俺はその子のもとに転移していった

透明化してからである


「あんな可愛い子、どこに住んでるんだろうね」

ユ(現在ダンジョンに住んでおります)


そんなことは言えないので心のなかで言っていた


「俺、面白い事思いついたんだけどさ」

「何?」


面白いことか

なんだろう


「リーファちゃんさ、一途そうじゃん」

ユ(一途って思われてるのか。いい印象だな)


リーファが結構いい印象になってるから安心した

いつも俺たちといることが多いから悪く思われてるかと思ってた


「だからリーファちゃんを好きにさせて振ってみたい」

ユ「…」


だんだん俺の服は青色に染まってきた


「あんな可愛い子を振れば周りからの評価であんな可愛い子よりもいい相手がいるっていう評判になるじゃん!」


バカ理論を広げているガキがいた


ユ「おいガキ」


超ド低音で言った


「だ、誰だ!?」


この部屋にはこの男の子たちしかいないから

突然声が聞こえるのが不気味で振ろうとした男の子はびっくりしていた


ユ「やって良いことと悪いことがあるんだからな?」


姿を現して、俺は中学生の姿になった

そして俺は奴の首を締めた


「ぐはっ…がっ!」


首絞めてから一発ぶん殴った

顔が飛ばない程度に


ユ「てめぇはまだ子供だからこれで許してやるが、中学生、大人になってからそれをやったら命はもちろん。生き返ることは無いと思え」


脅してから、俺は再び姿を消した


ユ(もしやあいつらが、リーファの好きになったやつじゃないよな?)


そして、転移魔法で家に帰った

二人共帰ったみたいだし


-----------------------------------


「あ、青い悪魔…」


これにより学校で好きでもない相手に自分のことを好きにさせるなどということを行うと

半分黒の半分青の上着を来た身長165センチ以上の男が出てきて、首を締めてくるという都市伝説ができた

七不思議の仲間入りである


-------------------------------------


ユ「機嫌が悪いな…」


イライラしながら俺は自分の部屋のベッドに座った

みんなの方を確認すると、楽しそうにしている

それを見て俺はちょっとだけ笑った


ユ「事前に守れただけでも、良いか」


実際にその目にあったわけじゃないから

まだいいと思う


ユ『結局、渡す相手わかんなかったな』


どうするか


リ「お兄ちゃん…一日待ったよ」


また顔を赤くして、もじもじしている


ユ「リーファ、フィル。ごめん!」

フィ・リ「えっ!?」


二人が同じような驚き方をした


リ「そ、それって、もらってくれないってこと!?」

ユ「うん。誰に渡せばいいかわからないからな」


一瞬空間が凍りついた


フィ「…どういうこと?」

ユ「えっ?だって、それって誰かに渡してほしいから頼んだんだろ?」

リ「そんな事無いよ!ユートお兄ちゃんに渡したいから言ったんだよ!」

ユ「あっ、ごめん…」


怒られて説教がちょっとだけあった


ユ「自分がもらえるとは思ってなかったな」


正直驚きだ


リ「どうぞ」

フィ「おいしいよ」

ユ「ありがとな」


泣きそうになりながら俺はチョコをもらった


---------------------------------------


ユ「チョコか…カカオどれくらいだろう…」


ちょっと気になりはした

リーファとフィルの作ったやつはチョコボールだ

だが、これは買ってきたものじゃなくて。一度溶かして、新しいのにしたって感じだ

丸いが完全な丸じゃないことがそれを語っている

二つ入っていておそらくこれは一人一つずつ作ったのだろう


ユ「いただきます」


カリッ


俺はチョコを食べた


ユ「甘いのも…悪くないかもな」


その後、独特な風味を感じることのできるとても個性的な味によってぶっ倒れた

もし誤字、変なとこ、質問などがあったら言ってください


この話へ一言 ユートから


ユ「もう片方は美味かった」

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