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第百八十七話 一番身近な助っ人

今回の最強の助っ人

レミィさんのところのメイド〜


ユ「ほら最強の助っ人」

王子「確かに…」

「私もお嬢様の恋を応援しております」


なんかいつもと違くね?


ユ「ちょっとこっち来て」

「はい。わかりました」


普通のメイドとして話している

ちょっと気になったから呼んだ


『何?』

ユ『なんで小声になると戻るんだよ』

『流石に殿下の前ではそんな事できないよ』

ユ『あそ』


気になったことは解消された

というかこいつ、あのすっごい自分の本能がむき出しになってるみたいな状態は俺だけにしないのか


ユ(まぁ、その正体知ってるの俺だけだしな)


あのやばい正体を本人の前ではできないし

この二人の恋愛に関する同じような気持ちを持ってるのは、俺だけだしな

皆も応援はしてるけど。俺ほどではないし


「今何について話しているのかわからないので、少々内容を伺ってもよろしいですか?」

ユ『お家イベント』

『なるほどよくわかりました』


王子はちょっとわかってなさそうだったが

こいつは理解できたのか、すげぇな


ユ「いつ行くんだ?」

王子「春休みが始まってからだ」


なるほど、休み中ってことか


ユ「一日中遊べるってことだな」

「ですね」


実際に遊ばないけど、遊ばせる気満々の二人がニヤニヤしながら予定をたてる


王子「ちょっと、怖いな」


それを見て王子はちょっとビクビクしている


ユ「怖かったか」

「申し訳ありません、殿下」


メイドが土下座して謝っていた

普通にいつものあれを見ると予想つかないんだが?


王子「だ、大丈夫。俺がちょっと怖がりなだけだから」

「わかりました」


こいつ、皆の前ではちゃんとしたやつなんだな

…何故か、身体能力も高いし


ユ「何する?」

「何させる?」

王子「思いつかない…」


ちょっと思いつかない


ユ「明日また考えようぜ。まだ余裕あるし」

王子「わかった。もうそろそろ。夜だから戻ったほうが良いかもな」


納得してくれて

俺たちは解散した


ユ「じゃーなー!」

王子「バイバーイ!」


俺たちは手を振りながら声でも言った

メイドはお辞儀だけして帰っていった



...と思っていたのか?


ユ「さて、第二回の会議だ」

「ですね」


本当に帰ったのは王子だけで

俺たちはもう一回集合して会議を始めた

今回は王都の噴水の近くのベンチで会議をしている


ユ「さて、これのほうが本人が居ないから色々と練れる」

「だな」


ということでもう一回作戦を練ることにした


ユ「どうする?薬使うか?」

「薬に手を出して、バレたときが危ない」

ユ「それくらいはどうにかできるよ」


方法は無限にある

からそれくらいどうにでもなる


「私は、個人的に薬に頼って事を進めることはしたくない」

ユ「そうか」


俺も納得だな

確かに強制は良くない

まぁ、漫画とかでお酒に頼るとかはあったが…


「これがファンクラブ会長の言うことだよ?」

ユ「あ?俺がだからな!?」

「私だよ!」

ユ「俺だ!」


子供みたいな会話を続けている

実際子供だし


ユ「だが、俺が会長だからな?」

「わかった。それは良いよ。だけど、副会長はやらせてもらうね」

ユ「いいよ」


こいつ、譲っただと?

本当に八歳か?

八歳の頃の俺なんて譲るなんてしたこと無い気がする

今では普通に譲ったりするけど、昔は子供だったな

子供ってところは、今もだけど


「そう言えば、ファンクラブに入りたい人がいたよ」

ユ「えっ、まじ?」


俺たち以外にも同士が居たのか?


「まじ。応援したいっていう話を学校で聞いて仲間を増やした」

ユ「すご」


俺もいじめられてなかったら

こうやって仲間を増やせたのだろうか


ユ「とりあえず、何をするか決めよう」

「わかった」


いろんな案をだして考えた

時々やばい案が出てきたけども、ちゃんと却下された


ユ「じゃあ、複数の遊び道具を渡すよ」


ラブコメならよく使われるであろうものしか持っていかないがな


ユ「今日は、もう変えるか」

「ですね」


解散しようとしたら、もう夜だった


ユ「懐中電灯居る?」

「…何、それ?」


こっちには懐中電灯無いのか


ユ「光のもと」

「わかりました。では、使わせてもらう」


そのまま別れて帰ろうとした時


「こんな時間に子供だけで居たら危ないよ」

ユ「…」

「おじさんが案内してあげようか?」


別れようとしたら、メイドの方に声をかけてきたおじさんがいる


ユ「案内しなくても帰れると思うよ」


こいつのほうが俺より王都歴長いし


「…でも、暗いから大人と一緒に居たほうが良いでしょ」


確かに一理あるな


ユ「じゃあ、俺が一緒に行くわ」


大人と居るよりこの会議に突き合わせた俺がやったほうが良い気がするな

でも、こいつなら一人で帰しても心配ないけどな。強いし


「いえ、一人で帰ります」

「そんな事言わずにさぁ〜」

ユ(…第三サードアイ


あまりにもしつこいからちょっと気になってしまった

そしたら


(ふふっ、この子供を持って帰りたいぜ)


という言葉が見えたのでこいつを一人にさせないほうが良いと思った

まぁ、大丈夫だろうけど


ユ「一人で帰らせてもいいと思うよ。おじさんより強いし。だからついていかなくて良いんじゃない?」

「ちっ、ガキが」


おっ、正体が出てきた


「うっせぇ!てめぇは黙ってろ!」

ユ「いや、お前のほうがうっさい」


おじさんが俺の方をぶん殴ってきた

殴ってきたが俺は何もしない。そして、そのまま殴られた

殴ったおじさんは手を痛そうにしている


ユ「自業自得だ」

「大丈夫?」

ユ「大丈夫」


これくらい平気だ


ユ「こいつどうする?」

「とりあえずさっき私のことを狙ってきたという本性が見えたのと帰るのを邪魔されたので、ぶん殴ろうと思います」


メイドは指をパキパキ鳴らしながら、おじさんに近づいていった


ユ(そういや、こいつって魔法使えるのか?)


そう思って、俺は沈んでいる太陽の方向を見た

見ている時、後ろから何か打撃音が聞こえたけど気にしない

音が鳴り止んで、振り返ったらなんかボロ雑巾みたいなのを持ってた


ユ「それは…」


なんとなくそのボロ雑巾みたいなものが何なのかわかってるけど

聞いた


「おじさんです」

ユ「やりすぎだ」

「ちょっとムカついたから」


あそ

でも流石にここまでやらないと思う


ユ「じゃあ、騎士団に出そうぜ」

「だね」


回復させた後、騎士団に突き出して、メイドを転移魔法で飛ばしてから俺も家に帰った

もし誤字、変なとこ、質問などがあったら言ってください


この話へ一言 ユートから


ユ「流石にやりすぎだと思う」

メイド「そうですか」

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