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第百八十五話 錬金術錬金術錬金術

ユ「錬金術錬金術錬金術錬金術」


現在ユートはダンジョンの部屋の隅っこでブツブツ言葉を発している


キ「な、なあ。あれ何?」

カ「わかんね〜」

ア「で、でもちょっと怖い」


同じ単語をずっとブツブツ言っているユートに対して恐怖を感じた人が多いようだ


シ「またトレニアのところに引っ張られたんだろ」


もちろんそうである

流石に毎日ずっとあの質問攻めを食らうのはきつい


ア「ど、どうやったら元気になるかな?」

キ「またユートの好きないくら出したら?」


元気づけようとしてくれている

優しいな


カ「なんか方法ねぇかなぁ〜?」


皆が悩んでいたら


ヒ「この前は怒ってたけど、『トレニア』って呼び捨てするくらいの仲なんだね」


ヒラノが突然こんなことを言っていた


ユ「!?」


ヒラノの事に反応して、目を光らせてシューゴの方に行った


ユ「もしかして恋が始まったりする!?」

シ「いや始まんないから!」


シューゴにしがみついて聞いている

それを皆は眺めている


ヒ「元気になったよ」

キ「おお、すごい」


頭がいい方法ではあるが

ヒラノが普段やるような方法では無い気がする

でも、結果的に元気になったからそこは良しとしよう


ユ「毎ー日、毎ー日僕らはトレニアの」

シ「僕らじゃない」


確かに一人だからな


ユ「しつーもん攻めされ、嫌ーになっちゃうよ」

ヒ「替え歌うまいね」

ユ「だろ?」


ちょっと調子に乗った


カ「だんだんキクチっぽくなってるね〜」

ユ「待って!それはやだ!」

キ「はっきり言うな!」


俺がはっきりとすぐに言うと

嫌だったみたいだ

まぁ、嫌だもんな

自分嫌だって言われるの


カ「そう言えば、前の世界でユートよく学校でも歌ってたね」

シ「だな」

ユ「キクチとかもサッカーで皆の前でライブしてたじゃん!」

キ「皆の前じゃねぇーよ!勝手に話を大きくするな!」


歌ったのは事実だけど

皆の前ではなく、俺とシューゴの前だけで歌っていた

ちなみに午前八時とかいうレベルなので、完全に近所迷惑だったと思う


ユ「明日は、頑張って気負されずに話題そらそうと思う」

シ「トレニアとの会話か?」

ユ「ああ」


毎回トレニアさんの方から話しかけてきて

どんどん言ってくるから、今度こそはなんか発言しようと思う

今日も、王子達と作戦会議した部屋集合なので、今その部屋の前で気負されないことに対する心の準備をしている


テ『告白でもするんですか?』

ユ『しねぇよボケ』


俺は決意を固め

ドアを開けることにした


ユ「よし!トレニアs」

ト「あっ、ユートさん!」

ユ「ぎゃぁぁぁ!」


急に後ろから声をかけられたせいでめっちゃびっくりした

完全に中にいると思ってたのに、後ろにいるなんて…

思わず叫び声あげて尻もちついたよ


ユ(そういえば、中にいることは確定してなかったな)


心臓を抑えながら

俺は立ち上がった


ト「ユートさん!今日はこれを鑑定してくれませんか!?」

ユ「あ、ああ。良いんだけど、今日は錬金術を教えてくれないか?」


よし言えた!


ト「わかりました…ですが、鑑定を先にしてください!」

ユ「えー」

ト「んー!」


俺に鑑定してとねだるトレニアの頭を抑えて何をいうかを考えた

ちょっと考えたら、頭の上で電球が光った気がする


ユ「鑑定すると、お前ずっと紙を見るようになるから説明したら鑑定してやるよ」

ト「むー」


鑑定してほしそうに、ほっぺを膨らせているが

説明してくれるまではしない

というか面白そうな話が聞けそうだし


ト「わかりましたよ!説明すれば良いんですよね!」

ユ「おっ?してくれるのか?」


ちょっと期待を寄せた


ト「でないと、鑑定してくれませんよね」

ユ「そうだが?」


余裕を持った顔で俺はそう言った


ト「意地悪」


ジト目で俺の方を見てきている


ユ「本当に意地悪なら、鑑定なんてしないと思うが?」

ト「…説明するので、鑑定してくださいね?」


涙目になりながら言ってきた

俺はそれを見て、脳裏に悪魔がよぎった


ユ「わ、わかったから泣くな!殺される!」

ト「ころ…?ユートさんを殺せる人なんているんですか?」

ユ「…すぅー」


ちょっと深呼吸して、真剣そうな雰囲気をだした


ユ「トレニアさん。この世にはな、温厚で優しいお姉さんだと思ってたけど実は悪魔みたいに怖い人が存在るするんだからな?」

ト「結構具体的ですね」


まぁ、その具体的のもととなった人と住んでるんでね


ユ「それで説明してくれる?」

ト「わかりましたよ」


要約してくれるみたいだ


ト「ユートさんのお父さんもやってるみたいなのでいらないと思いますけど」

ユ「こたつのことか」


なんで聞きたいのか疑問に思ってそうだな

でも、実際あれ魔石とか使ってないから全くわかんないんだよな

だけどそんな事説明すると余計にやばいし


ト「錬金術というのは、この前私がこの部屋に入ってきたときにやってたあれです」

ユ「そう言えば、杖とか作ってたな」


やっぱり、ものを作ること自体が錬金術みたいだな


ト「そう、あれです。杖を作ったり、何かの石、鉱石、または薬などを作ったりします」

ユ「なるほど」


多分、武器とかも作るんだろう


ト「あのユートさんのお父さんが作ったこたつなど、生活が豊かになるようなものを作ったりします」


へぇー

とりあえず、色んな物を作るということだけはわかった


ト「では、説明したので鑑定してくれますか!?」

ユ「ま、まって。今日は鑑定じゃなくて、ものを作りたいんだ。いい?」

ト「…先に鑑定してもらいますよ?」


あっ、はい

めっちゃ怖い


ユ(トレニアさんも、青スラさんとちょっと似てるな。あはは…)


魂の抜けた心の声であった

そして、乾いた笑いでもあった


ユ(将来が不安だな…いや、将来のこいつの旦那さんが心配だな)


多分、俺らと違って王都の皆は結婚すると思う

王子とレミィさんは確定


ユ(さて、地獄(鑑定)を終わらせるか)


そして、鑑定を終えて

トレニアさんと何を作ってみるかを考えてみた


ユ「うーん、使えそうなものが良さそうだな」

ト「今まで何かあって困ったことってありました?」


困ったこと…


ユ「俺は特に無い」

ト「むしろすごいですね。では、いつも一緒に過ごしている皆の困ったことってあります?」


皆の困ったこと


ユ「あっ、この前悪魔を倒そうとした時シューゴが魔法使えてなかったな」

ト「あー、いいですね。では、どうします?」

ユ「どうすっか。確か魔法を封じる結界を食らってたから…」


悩んでいるとトレニアさんがすっごい嬉しそうにしている

これは、思いついたから嬉しいのか、シューゴの役に立てると思ったからか

もしくはどっちもかだな


ト「それって、魔術は使えますか?」

ユ「どうだろう。やってみる?」

ト「私、魔法を封じる結界作れないので。実験できないでs」

ユ「あー、俺ができるから」


ちょっとびっくりしているが

何か納得したような顔をしたあとすぐに冷静になった


ト「わかりました。では、やってみましょう」

ユ「“魔法封印結界”。できたよー…っ!?」


俺が結界を作ってから後ろを振り向いたら

なんかすごいことになっていた


ト「…我もとに集え、すべてを焼き尽くせ!“フレア”!」


フレアの詠唱ってこんな感じなんだ

ちょっと長いが俺は結界を作っているときに、詠唱の殆どを終えたようだ


ユ「ってそんな魔法撃つな!」

ト「結界張ってるので大丈夫ですよね?」


完全に俺の魔法を信じているから撃ったみたいだ


ユ「…心臓に悪いからやめようぜ」


流石に、俺でも太陽を作られたら壊されたものを全部作り直すことなんてできない


ト「わかりました」


まさか大きな魔法を放ってくるとは思ってなかった

普通に火球とかだと思った


ユ「まぁ、魔法は発動しなかったから、これで大丈夫ってことがわかったな」

ト「はい」


ということで、紙と鉛筆のようなものを取ってきて

紙に漢字(魔術)を書いていった


ユ「トレニアさん書けるんだ」

ト「少しはかけますよ。あなた達に比べれば、少ないでしょうけど」


この発言で授業で、漢字を言いまくっていることがよくわかる


ユ「これは…これをやるの?」

ト「大丈夫です」


俺は紙に書いてある魔術を読んで

ちょっと引いた

これやるの?


ユ「じゃあ、発動させて」

ト「はい!“メテオ・ストライク”!」

ユ(隕石衝突って書いたんだよな。なんで知ってるんだよ)


現在部屋の中にいるからわからない


ト・ユ「!?」


今、俺たちは部屋の中にいて学校が揺れたことを感じた

それのせいでトレニアが倒れた

俺は気になって、カーテンを開け外を見てみた


ユ「おお…」

ト「すごいです」


隕石が振ってきているのに冷静なのは異常かもしれないが

あれくらいならどうにかなると思う

ちなみに大きさとしては、王都の半分くらいある

辺りから叫び声が聞こえて、風を感じる


ユ「やりすぎだな」

ト「ですね」


そもそも王都がでかいせいでめっちゃ隕石が大きい

だけど、シューゴとかのほうがもっと大きいのを連発してるからな

そんな怖くない


ユ(怖くないっていうとマミるかもしれないから。やっぱり怖い)


少しビビった


ユ「戻してくるわ」

ト「行ってらっしゃいませー!」


原因お前だけどな?

と思いながら、俺は飛んでいった


ユ(被害をなしにしたいから、あるものを作ろうと思う)


俺はそのあるものを作った

ゲームから引っ張ってきたものだがな


ユ「“ホームランバット”」


俺は野球のバットを取り出した

鉄で出てきており、黒い


ユ「よし!これなら行けるぞ」


俺は空中でギリギリ隕石にぶつかるくらいのところで俺はボールを打つ体勢になった


ユ「ここらへんでいいか」


俺は左足を右に浮かせ、その後すぐに左に思いっきり出した

腰を捻り、思いっきりバットを振った


カキーーーーン!


バットが隕石をふっとばした大きな音がした

俺はこの音に対してあることを言った


ユ「うっせぇ!」


バットを手から離して浮かせて

耳を塞ぎながら、音に耐えた


ユ「あ゛あ゛ーじぬ。み゛み゛ー」


耳を塞いでもまだ大きな音が頭の中で響いていて

頭が裂けそうだ


ユ「…“壁”」


土を作り壁を自分の目の前に作った

そして俺は


ユ「おらっ!」


頭をその土にぶつけた


ユ「おっ、これでよし」


超荒業ちょうあらわざで直した

うるさいのが頭の中で響いてるから、別で響かせれば治るだろっていう超脳筋思考で直した

ちなみにこれは他の人がやったら絶対に死ぬのでやらないでください


ユ「ふぅー。これで大丈夫だろ」


俺が打ち返した隕石はそのまま上に飛んでいって、雲をすべて退けていった


ユ「おぉー。ここだけ見ると快晴だな」

テ『そんな気楽なこと言ってる場合じゃないですよ。ここの空中部隊が来ますよ』


空を眺めていたら

テキストさんが文字を俺の目の前に出して見せると同時に念話で伝えてくれた


ユ『おお、そうなのか。じゃあ、降りるか。というかなぜ知ってる?』

テ『王都の知識については少しありますよ』


意外だな

どっちかというとテキストさんはこの世の常識とかしか知らなさそうだったから


ユ「飛行よりも飛ぶのほうが速いよな」(“転移”)


転移魔法でトレニアのもとに戻っていった

そしたら、トレニアが驚いた様子のままだった

ちょっと魔があいたと思ったら、すぐにトレニアさんがしがみついてきて

俺に聞いてきた


ト「ユートさん!今のどうやったんですか!?」

ユ「え?」

ト「どうやって、魔法を打ち返したんですか!?」


説明すると、自分のスキルがバレそうなんだよな


ユ(…魔法ってことにしておくか)


ユートは考えるのをやめた

なぜなら、もう何も考えたくないから


ユ「じゃあ、帰るわ」

ト「説明まだ聞いてませんよ!」

ユ「魔法だよ」(“転移”)


家に戻った

もう早く帰りたかったからな


---------------------------------


ト「魔法ですか。何か黒い棒で打ってる用に見えましたが…それも魔法なのでしょう。私もしらない魔法を使いますから」


意外とユートの知らないところで、スキルがバレるところであった


-------------------------


ユ「錬金術が何なのかしれたから、それを理由に逃げれるかもしれん。フッフッフッフッフッフッ」


家の地下十階で不気味な笑い声が通っていた

それを眺めていた人が二人


イ「ゆ、ユートさんがおかしくなった?」

青スラ「きっといつも通りですよ」

ユ「正常じゃぼけぇ!」


口調がおかしいことになってることに気づかないままツッコミ

その日ご飯を食べて終えた

そして、俺は逃げるための言い訳をたくさん考えた


ユ「言い訳いって良い訳?ってな」

テ『…』

ユ『つまらないっていうのでも良いから反応してくれよ』

もし誤字、変なとこ、質問などがあったら言ってください


この話へ一言 イリヤから


イ「おかしくなって無くてよかったです」


作者からの報告


作「今日からテスト(勉強)期間に入ったので、二週間ほどほとんど投稿できません」

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