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第百八十四話 ダンジョンでやってること

ユ「うーん、農薬とか作ってみようかな?」


現在、白衣を来て試験管を振っている


ユ「面白い薬をちょっと作ってみたいな。麻薬以外で」


流石に犯罪はしない


ユ「なんか良いのねぇかな…」


元の世界にある面白そうな薬というと

青酸カリとか睡眠薬とかな気がする


ユ(どっかの名探偵も青酸カリなめてたし)


ニトログリセリン(原液)を出して

ボーンとかもしたい


テ『異常者』

ユ『はいどうも異常者でーす』

テ『テンション高いですね』

ユ『疲れたからやめる』

テ『速いですね』


ずっとテンション高いのは疲れる


ユ『今日は土日、冒険者ギルドはもう行ったし…どうしよ』

テ『暇そうにしてますが。冒険者ですよ』

ユ『おー、わかった。じゃあ、今日は王子の呪いの姿で行こう』


そして、変装のための腕輪を付けて

冒険者のもとに向かった


ユ「今日は薬品で対応しようかな」


最近決めたことだが

戦い方を毎回変えることになった

なぜなら、もし情報が持ち帰られたとしても

相手にどんな攻撃をするを推測しにくいようにするためだ


ユ「“劇薬”」


触ったら皮膚が焼け落ちる劇薬を作り(試験管付き)

それを相手に向かって投げた

というか投げたら散らかるなぁ…


ユ「掃除すればいいか」


そっから俺は沢山の薬品(試験管付き)を投げた

毒薬、麻痺薬、劇薬、塩酸、硫酸、王水、水酸化ナトリウム、塩化ナトリウム、レモン汁を繰り返して投げた


テ『二個ほどほぼ意味ないですよね』

ユ『目くらましのため』

テ『なるほど』


結構恐ろしいことを考えたと自分でも思う

だって、塩化ナトリウム(食塩)目に入ったらめっちゃ痛いぞ

レモン汁も同様に


ユ『ふっふっふ…これが強いって思ってやってみたが、思ったより強かった』


皆、目を封じられていて

きつそう

さっさとぶっ飛ばすか、と思ってからすぐに冒険者達を皆気絶させた


ユ「目薬も差しとくか」


塩とかレモン汁に効く目薬を作り

差したから、多分起きたときには目を開くことが出来ていると思う


ユ「普通に俺やられたらキレる気がする」


だって痛いもの

でも、こっちの世界で塩をこういう使い方しないと思う


ユ「ご飯とかを戦闘に利用できるのは良いね。前の世界でやったら確実に炎上するけど」

テ『炎上怖いですからねぇ…』


恐ろしいって感じの口調だな


ユ『したことあるの?』

テ『ないですけど?』


無いんかい!


ユ『じゃあ、なんでしたことある風なんだよ』

テ『でも、知識としては恐ろしさを知っているので』

ユ『なるほど』


でも百聞は一見にしかずっていう諺があるくらいだから

多分知識だと本当の恐ろしさを知らなそうだけど


ユ「あと、“浄化”“洗浄”」


投げた塩をそのままにしておくと

多分誰かさんに殺される気がするのでとっとと片付けた

そして、冒険者たちはお金だけ取って王都に返した


ユ「どっかの階の罠を全部ご飯とかにしようかな?」


地下六階とかどうだろう

誰も担当してないし

階の管理は俺がやるって自分から言ったからできるんだがな


テ『私、聞きましたからね』

ユ『ダンジョンの階の管理は誰が行いますか?ってな』

テ『それでユートさんがやりたいって言ったんですよね』


だから階層ごとの罠などはすべて俺が変えたものである

まぁ、一応その人の階のところは本人に聞いたりしたけどな


ユ「だから、落とし穴を作れたんだよな。俺」


と振り返っていた

そしたら、また冒険者が来た


ユ「またかぁ…他の皆は冒険者ギルド行ったしなぁ…」


男子は皆冒険者ギルドへ行った

青スラさんとイリヤは買い物

フィル、リーファ、古龍はお昼寝

ダンジョンに残っていて、起きてるのは俺と俺の中にいる精霊たちのみである


ユ「今日冒険者がやけに多く来てるのは、俺の運勢だな、絶対」

テ『ですね。学園祭を思い出します』


そう言えば、あれ俺が寝てるときは全く来なかったって聞いたな


ユ「また行くか…」


地下三階に行った

地下十階まで待つのもいいけど

掃除がめんどくさいから基本的に地下三階に来たら戦うことにしている

あと俺たちが居ない間に潜られても

地下三階以降の情報が無くて苦戦してほしいから


ユ(もし俺たちの居ないときに入られたら困るからな。一応保健はあるが)

「貴方がここのダンジョンのボスですか?」

ユ「ん?」


出ていったらなんか声をかけられた

それで前を見てみたら

女の子がいた

あと男が複数名


ユ「女の子一人と男複数のパーティなんて大丈夫なのか?」

「あんた意外なところを聞くわね。ダンジョンのボスなのに」


ダンジョンのボスは学校のあれとかしか居ないのかもしれんから

そもそも言葉を発するのが珍しいのかもしれんな

でも、それにしては落ち着いてるな


ユ「…お前、魅了魔法こいつらに使ったろ」

「!?」


なんかびっくりしてるから

これは図星だな


「な、なぜわかりました?」

ユ「目がハートになってるぞ」


漫画みたいな表現だけど

実際そうなっている、瞳孔がハートになってるぞ


「そんなの関係ありませんわ。今から倒しますもの」

ユ(ふーん、できるならな)


第三サードアイでステータスを見ているが

勇者とかのほうがまだ強い


「あなた達行きなさい!」

「おう!」


周りの男達はこの女の指示通り俺の方に来た

というかあいつは戦わないのかよ


ユ「じゃあ“近距離転移”×5」


ちょうど男が五人と奴、六人のチームなので

とりあえず転移で男たちの頭を蹴り気絶させた


「なっ…」

ユ(よかったぁ…頭吹っ飛ばなくて)


よく蹴っ飛ばしたりしていたけど

ちょっと今回の人は結構弱いから、場合によっては頭吹き飛ぶと思ってた


ユ「まぁ、お前も今からぶっ倒れてもらうがな」

「きゃ…」


叫ぶ暇もなく蹴っ飛ばして

また外に出した


ユ(それにしても、このガキ、リーファと同じくらいだな)

テ『毎回歳を比べる時、リーファさんが出てきますね』


戦闘が終わってから声をかけてきた

戦いに集中させるためだろうか

大して集中してないけど


ユ『同じ年かもしれないのがフィルだけど、ワンチャン俺らよりも大人だけど知能がまだ子供なだけかもしれんし』

テ『歳を見ればいいじゃないですか』


鑑定で


ユ『あっ、確かに』

テ(歳を見たら怒られることを言わないでおきましょう)


性格のちょっと悪いテキストさんであった


ユ「“転移”」


指をパチンと鳴らして

転移魔法で飛ばしてお金だけを置いていった


ユ「ふー、もどろ…」

「やい!お前がここのボスか!?」


戻ろうとしたら、またなんか冒険者が来た

あとなんか話し方変じゃね?

今度は四人のパーティか


ユ(そういえば、こいつらって罠を避けて、しかも地下一階と二階を通ってきてるからこいつらも、さっきぶっ飛ばした奴らも強かったのでは?)


と考えている間にもう敵は俺の目の前に居た


ユ(姿勢が低くい、剣の刃が縦になってる…切り上げるのか?)


そう思い俺は横に移動してみた

そしたら俺の視点は真っ二つになった…気がした


ユ(斬られた?)

「切ったのに!手応えあったのに!」


横に避けたけど、俺は斬られたみたいだ

どういう仕組だろう

あいつ、手応えはあるって言ってる時点で切ったことはわかってるみたいだな


ユ(悪かったな。俺の再生能力が高くて)


というか今は真っ黒いモヤの状態だからそもそもあったような感じはしないと思うけど…


ユ「また倒すか」

「倒せると思ってんのか!?」


自信があるみたいだな


ユ「“麻痺”“打撃”」

「ぐはっ!」

「きゃ!」

「がっ!」

「…」


こいつら四人とも、魔法で止めてから

魔法でぶん殴った

三人ほど気絶したが、一人は立ったままだ


ユ「殴っても倒れないなんてな」

「頑丈だからな!」


立っているのはさっきいちばん最初に俺のことを切ってきたやつだ


ユ「…声は出せているが、お前麻痺で動けないよな?」

「そうだ!」


正直者だな


ユ「じゃあ、気絶してもらおう」


頭をぶん殴って気絶させた

意外に速いやつだから起きてると面倒そうなやつだな


ユ「“転移”。流石に今日はこれで終わりだよな?」

テ『今のところは誰もいません』

ユ「そうか」


俺はそのまま生活部屋に戻って

皆が帰ってくるまで、十パーティくらい倒して

この日を終えた

もし誤字、変なとこ、質問などがあったら言ってください


この話へ一言 テキストから


テ『新しい罠を作るとき、ユートさんだったら変なの作りそうですね』

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