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第百七十五話 王子の推理

ユ「国王。ちゃんとプレゼント渡せたか?」(現在子供の姿)

王「おお、渡せたぞ!感謝する!」


こんなことでお辞儀されるなんてちょっとバカっぽいな

本当は良い国王なのに


王「儂の息子は今日も最高だな」


ちょっと雰囲気変わったな


ユ「自分の娘にもデレデレだけど、嫌われたりはしないのか?」


流石に自分の親とかがこれだったら嫌だぞ


王「少し迷惑そうな顔はされる」

ユ「じゃあ、やめろよ!」


忠告したとしても、おそらくこいつは絶対に聞かないと思う


ユ『やめないに白金貨五枚』

テ『では、やめるに白金貨七枚で』

メ『俺は、やめるに白金貨三十枚』

エ『私はやめないに褒め言葉一個』


賭けるお金の量に性格が出てるな

俺は普通にやった

テキストさんはちゃんと勝負が成り立つように、あとどっちに傾くかを選んだ

メラは多く賭けて一発勝負

エアルは他人のお金を使うのに気が引ける人である

というか全部俺のお金だから総額は変わらないんだよな


ユ「ちょっと、今日王子に話したいことがあるんだが良いか?」

王「いいぞ」


機嫌良さそうだな

玉座に座ったまま、王様は許可を出して

俺は王子のもとに行った


ユ「転移で飛べばよかったわ。なんで歩いてきたんだろう」


ちょっと自分の行動に後悔を覚えつつ

王子の部屋の扉をゆっくり開けた


ユ「よぉ」

王子「ユートか」


ちょっと普通だな

なんか嬉しくないことでもあったのだろうか

と思ったが、明らかに原因が後ろにあったので聞くまでもなかった


ユ「このプレゼント…」

王子「サンタという人からの物らしいが、皆一つって聞いているから、おそらくサンタの正体はお父様だと思う」


おそらく自分で推理したんだろうな


ユ(バレてるぞー。バカ国王)


心のなかで大声で叫んだ


ユ「全く、王子は頭良いな。九割九分九厘分けてくれよ」

王子「ほとんどじゃないか!」


ん?


ユ「お前割合とかわかるんだな」

王子「国王になったら使うかもしれんからな」


わぁ、すごい

俺二年の頃なんて掛け算とか筆算しかやってなかったよ

多分もっとやってるんだろうけど、忘れたな

あっ、でも今やってるところは二年の範囲か


ユ「ここの学校は皆通えるんだな」

王子「そうだ。学費も王城から出してるから、誰でも通えるぞ」


ここは、勉強の水準高そうだな

テキストさんいわく俺たちのほうが頭いいらしいが

どうだろうな


ユ「一応、誰でも勉強に困らないようになってるんだな」

王子「ああ、試験があって合格点とかあるが、別にあれは合格点でもなんでも無い。あれはクラスを分けるための試験だ」

ユ「そうだったのか。じゃあ合否は関係ないんだな」

王子「掲示板には皆の名前が書かれるはずだ」


合格点に行かなくても受かるのは良いな

ただ、クラスに差が出るけど


王子「そう言えば、何しに来たんだ?」

ユ「あっ、そうだ。今日聞きたいことがあるんだったわ」


なんか興味ありそうだな

多分理由としては、俺が持ってくるものはだいたい楽しいからかな?

毎回、感想で楽しいって王子が言うからな


王子「それで、何なんだ?」

ユ「五日後(12月31日)予定開いてる?」

王子「俺は基本的に予定などはない。すべて修業で身につけたものだから、先生からなどは何も教わってない」

ユ「この王子すご」


予定が無いらしいので

遊ぶ約束をした

ちなみに温かい格好で


ユ「じゃあ、五日後な」

王子「うん」

ユ「“転移”」


転移魔法で飛んで

今は家


ユ「もう12月31日に何するなんて、わかりきってるから。準備だけしておこうかな」

キ「五日前準備ってやっぱ頭おかしいな。ユートは」


ちょっと笑いながら言ってきやがる


ユ「…もしかして、お前も手伝いたかった?」

キ「いや、違うk」

ユ「いやー、キクチは優しいな〜。じゃあ、とっとと準備しよー」

キ「ちょっ…」


なにか言いたそうだが何も聞かない

そして、無理やり準備させた


ユ「頭おかしいって言った仕返しだ」

キ「準備だけだったから、楽で良かったけど」


現在パックのジュースにストローを差して飲んでいる

外で


ユ「ジュースを飲みながら風に当たるのも良いね」

キ「準備結構疲れた」

ユ「年末年始は、疲れるだろうな」


これを毎年やる、って言ったら嫌がりそうだな

主な理由は多分『めんどくさい』だと思うが


ユ「気分的に眠いな」

キ「そうなのか?」


俺はいつもぐっすり寝ていると考えているキクチは疑問を持っている


ユ「確かにいつもぐっすり寝てるし、回復はしてるよ。だけど、寝てる時間が短いからあんま寝た感じがしないんだよな」

キ「病は気からと同じ仕組み?」

ユ「うん」


いくら寝たとしても

自分が長く寝たと考えなければ、あんま寝てないということになる


ユ「潜在スキルのおかげで、平気ではあるけどな」

キ「でも、今日からは寝れるじゃん」

ユ「だな」


早く寝ないと、五日後死ぬ


キ「そういえばイリヤにサンタ、バレてたな」

ユ「イリヤは皆に感謝しに行ったのか?」


聞いてみたらキクチは顔を横に振った


キ「お前だけだったぞ」

ユ「あそっか、実際に聞いてるから俺だってバレてるのか」


耳良いよな

獣人って


ユ「それを言うんだったら、国王だって正体バレてたぞ」

キ「どうせ、プレゼントを渡しすぎたんだろ」


図星だ


ユ「どうせバレると思ってたよ。頭はいいからな」

キ「いやー、お前よりは良いからな!」


やっぱり調子に乗った

だけど、そう来ると思っていた!


ユ「頭、は!だな」

キ「ユートもだと思うけど?あっ、悪い!ユート頭も良くなかったわ!」

ユ「くっ、こいつ...」


すぐに返したが、キクチはもっと言ってきた

その挑発に対し俺は拳を握っていた


ユ「殴っちゃだめだ、殴っちゃだめだ、殴っちゃだめだ!」

キ「すごい逃げちゃだめそう」


某アニメの話は置いておいて


ユ「どうやったら、お前並の煽り力手に入る?」

キ「あれ〜?敵に聞いちゃうの〜?」


くっそ腹立つ


ユ「“ハリセン”」


ハリセンを作り、ぶっ叩こうとしたが


キ「おそっ」


と言われ、キクチが腰に持っている剣で、ハリセンを斬られた


キ「遅かったなー!本気じゃないでしょ?」

ユ「…勿論」

キ「じゃあ、かかってこい」


と言われたので

剣を千本ほど作り

キクチに向かって、一斉に放った


キ「おっと」


らくらくと跳んで避けた

そしたら、キクチは穴にハマった


ユ「俺がさっき作った落とし穴だ」

キ「ころんだとしても、当たんないよ」


そう言って、武器庫から使役している剣五本を出して

俺の千本の剣をすべて弾いた


キ「どうどうどう」

ユ「俺は動物か!」

キ「一応動いてるから動物ではあるよ?」


ますます挑発に乗ってしまう

だけど


ユ「…」

キ「もう来ないのか?」


むしろ来てほしいのだろうか


ユ「いや、やる気失せた。くだらないことに煽られすぎて」

キ「もう怒ってないと」

ユ「そうだな」


というかもう煽んなし


ユ「次煽ったら、剣じゃなくてハリセンを千本持ってくるか」

キ「どう反応すれば良いのかわからないからやめてくれ」


その後帰った

もし誤字、変なとこ、質問などがあったら言ってください


この話へ一言 キクチから


キ「ユートを煽るの楽しい」

ユ「性格悪いな」

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