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第百七十三話 サンタの最後の仕事

ユ「“転移”」


外に出て、やることをすべて終わらせようと思う

まずは、魔王城


ユ『…サタンは寝てるな』


ポスターと写真だらけの部屋でぐっすりと寝ている


ユ『報酬だ』


横にサタンのプレゼントを置いた

ちなみに欲しい物は完全に勘である

気にいるかは知らん


ユ『魔王が推しだから、写真集とか入れてみたけど…』


写真集とか言っても

実際に撮った写真じゃないんだがな


ユ『“転移”』


次は、天界

ハルナさんにサンタの話をしたけど

結局だれも行かなかったと思うから

置きに来た


ユ「場所はなんか、木が置いてあるあそこでいいか」


何故か、雲の上に木を置くことができてる…

考えないでおこう


ユ「プレゼント千個くらい置いたけど、足りるかな?」


人数が何人居るとか

誰が居るとか全くわからないので

とりあえず、皆が喜びそうなものを大量に渡した


テ『流石に足りると思いますよ』

ユ『足りるか』


こっちも完全に勘で選んだ


ユ「さて、次は皆分だな」


転移魔法でダンジョンに戻ってみた

そして、プレゼントをリーファの横においた


ユ『…初めてあった時、人形握ってたからこれでいいかな?』


ほしいって言ってたものとついでに人形を置いた

ちなみに人形は元の世界で俺の好きだったゲームの中のキャラである

ゲームの中で一番気にいるであろうキャラを選んだ

見た目はちょっと不気味で風船を持っていて、ちょっと継ぎ接ぎの人形


ユ『気にいるだろうか』


さて、次はフィルだ

現在ベッドで寝ているフィルの真横にいる


ユ『ちゃんと、寝てるけど。吸血鬼って夜起きてるもんじゃないのかな?』


ちょっと気になったが

フィルは結構普通の吸血鬼の認識とは違う気がするな

だから夜寝てるんだろうな


ユ『さて、プレゼント。ケチャップと…最近フィルって何かハマってたっけ?』


最近のことを振り返っているが何かハマっている気がしないな

この前飲んだケチャップが好きだってくらいしか知らんな


ユ『…シューゴの魔力の入った血でいいか』

テ『よくそんなものを作れましたね』

ユ『すごいだろ』


ただ魔力の量を調節しただけだが


次は、イリヤ


ユ『欲しいそうなもの…いらないとか言ってくるから何も聞いてない』


正直二番目くらいに思いつかない


ユ『ダンベルとか?』

テ『…』

ユ『言いたいことがあるなら言え』


さっきまで小声だったが念話で何か言いたそうにしている


テ『女の子がそれで喜ぶと思います?』


声が引き気味だな


ユ『歳的には、多分大人だけどな』

テ『そういうことではありません』


もう少し喜ぶもの…


ユ『…猫缶』

テ『確かに猫ですから喜ぶと思いますが…』


なんかあんま賛成じゃ無さそうな声だ


ユ『いつでもあげれるものはやめとくか』


こう、なんか特殊なものじゃないとだめな気がする


ユ『新しい服とかでいいかな?』

テ『良いんじゃないですか。イリヤさんいつもメイド服を着ているので』


テキストさんもちょっとさっきまでの声を打って変わって

ちょっと高くなった


ユ『これならテキストさんに、賛成されたから大丈夫だ』

テ『そ、そうですか』


絶対的な信頼みたいなのがあるんだよな

知識あるから

というかちょっと引くな


テ『どんな服にするんですか?』

ユ『…どうしよう』


聞かれたけど、全く思いついていない


テ『決まってないんですね』


どんな服のデザインが良いか知らない

というかまず服の名前すら知らん


ユ『終わった…』

テ『デザインが無くて燃え尽きてますね』


背景が白黒になってると感じるくらい

燃え尽きている


ユ『良いのないかなぁ?』


とりあえず、なんか良いのを探すために

まずは周りの人たちの格好を思い出している


テ『イリヤさんの部屋でそれを考えるのは、変態みたいですね』

ユ『黙ってろ』

テ『ばれないように気配消してるのも、よりそれっぽいですね』

ユ『はいはい、黙ってろ』


ちょっとキレ気味である


ユ『普通に貴族っぽいのが喜ぶのか、俺たちと同じ感じのほうが良いのか…』

テ『何あげても喜びそうですけどねぇ…』


とテキストさんはつぶやいたがユートには全く聞こえていなかった

完全に意識が頭の中にあるからだ


テ『隙だらけですね』

ユ『…』


そこで考えているだけでも、数十分は過ぎた

時々急に、歩きだしたり

唸り声をあげたり

鼻提灯をだして寝ていたり(テキストさんの大声で起こされた)

頭をぶっ叩いて考えをリセットしていたりした


テ『やってること、物騒ですね』

ユ『リセットの方法がこれ以外思いつかなくて』


考えて、思いついたのが


ユ『また、猫耳付きの上着だけど…俺の想像力がないのが見て取れる』

テ『プレゼントするものが、完全に彼ジャージと同じなんですよねぇ』

ユ『あっ、これならどうだろう』


俺はあるものを作り出した


テ『これは?』

ユ『てっててー!“どんな服にでも変化するものー(1回限り)”』

テ『名の通り、どんな服にでもなるけど、変化するのは一回までってことですか?』

ユ『よくわかったな』


まぁ、わかるか


ユ『これを置いておいて、本人の希望の物を作ってもらうか』


次は青スラさん

そして、俺が一番何を選ぶか困った人


ユ『この人も基本的に欲ないし。政略結婚以外』

テ『それは人形のように動いてるだけなので、それは欲とは言わないのでは?』

ユ『そうかもな』


そして、思いついたのを置いた

よく家事をしてくれるので、最高品質の調理器具を一式そろえた

その調理器具には俺たちのちびキャラが描いてある


ユ『なんか、こういうデザインのほうが良いかなって思ったんだが』

テ『良いんじゃないんですか?』


男子皆と古龍にも渡して

もう俺は寝ようと思う


ユ『ん?“転移”』


ちょっと気になったことがあったので

とりあえず、自分の部屋に戻った

そして、外を見てみたら(ダンジョンの生活部屋に光が入るようにしている)

もう朝になっているのであった


ユ「まじかよ」


流石にこんな短い時間で普通に寝ると寝不足なるので

水色の上着を着て寝た

もし誤字、変なとこ、質問などがあったら言ってください


この話へ一言 ユートから


ユ「最初、ダンジョンで過ごしてる皆にプレゼントあげるの忘れてた」

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[気になる点] 転移魔法でダンジョンに戻ってみた そして、プレゼントを横においた リーファだけ名前が書いてない
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