表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
170/399

第百六十八話 布教中

ユ「確かにこっち行ってなかったな」


シューゴに言われ、俺はまだ行ってないところに向かうことにした

今度はリーファと


リ「行ったことないから行ってみたい」


ということなので、防寒着を用意して一緒に飛んでいっている


ユ「俺記憶力無いな」


この前行ったばっかのところなのに忘れるなんて


ユ「よしっ、着いたー」

ハ「にゃっー!」


俺たちは今、天界にいる

勿論めっちゃ上だから、防寒着を着ていた

着いた瞬間ハルナさんにめっちゃびっくりされた

驚く時声が猫みたいになるのなんで?


リ「こんなに寒いと、私のゾンビ死んじゃうね」

ユ(もとから死んでるのに?)


などということは言わないことにした


ユ「よぉ、今日はあることを言いに来たんだ」

ハ「あること…ですか」


何なのか考えているみたいだが

思いつくわけないな


ユ「今から言うよ」


説明中…


ハ「なるほど。それは楽しそうですね!」


やってみたそうだなぁ…

まぁ、やって欲しいってのと

楽しいのは皆で分けるべきだなって思って言いに来たんだがな


ユ「木はここに置いていくね」

ハ「はい」

ユ「あっ、後もう一つ。シューゴから聞かれたことなんだが…」


木を置いて

シューゴからの質問を聞いて

そして、次のところに行った


次はプラタナさんの家だ


ユ「おーい、プラタナさん!」


ズドーン!


プ「今、爆発した!?」


プラタナさんは外に居たようだけど

間違って、プラタナさんの家を追い越してしまった


ユ「そういや、俺家知ってるじゃん“転移”」


ズドーン!


プ「大丈夫ですか!?」


そのまま勢いが止まったわけでは無いので、地面に音速でぶつかった


プ「そう言えば、さきほど爆発のような音が聞こえたのですが。それは貴方のせいですか?」

ユ「ふぁふん、ふぉんふぉんふぉふふぇふぉんふぇふぁふぁ」

プ「出しますね」(“掘り起こし”)


プラタナさんは人指し指を立てる動作をしたら

地面が動いて、俺は外に出れた


ユ「しゃばの空気はうめぇぜ!」


地面だとほぼ空気が無いから当然である


テ『囚人かなにかですか』

ユ『普通の善人です』

テ『嘘ですね』


土が顔にたくさんついているので取ってから

プラタナさんと話した


ユ「多分、俺が音速で飛んでたから、ソニックブームが発生したんだろ」

プ「ソニックブームとは何でしょうか?」

ユ「音速で飛ぶことで、発生する爆発のような音だよ」

プ「そうだったんですか」


地面を、直してから

色々と話した


プ「なるほど。そんな楽しいイベントがあるのですか」

「では準備しますか」


執事が斧を持って、木を切りに行く気満々であった


ユ「お、おう。行ってら」

「では、行ってきます!」


そのままの脚力で跳んで行った

なんかこっちの世界のメイド達身体能力高すぎやしません?

レミィさんのメイド、イリヤ、あの執事…

侍女、メイド、執事になる条件ってなんか身体能力が高いとかあるのか?

そういうのって護衛とかがやるものじゃないの?


ユ「俺の周りの人って変な人が多いんだな」

プ「それは、私もですか?」

ユ「いや、プラタナさんは結構常識の方」


俺の知ってる人の中ではな

だけど、強さについては常識という範疇を超えてると思うが


ユ「プラタナさんって強いんだよな?」

プ「私は強いですね、あなた方には及びませんが」

ユ「まぁ、あの立方体が四つくっついたやつをぶっ壊したからなぁ…」


テ○リスブロックな

それを言っても通じないだろうからそういったんだがな


プ「よく、あれを壊せましたね」

ユ「俺もやったけど、俺はヒビを入れただけだ。壊したのはシューゴだよ」


主に隕石を何個も落としてだが


ユ(あれって、俺もできるのかなぁ?)


ちょっとやってみたいが、加減間違えると俺が死ぬか(無いと思うが)、世界がぶっ壊れるのどっちかになりそうだからやめとこう


「ただ今戻りました」

ユ「早くね?」


木を手で持って、帰ってきた

その様子を見て、俺は


ユ(エルフよ。俺以外にも木を抱えてくる人居たぞ)


と考えながら、清々しい顔でそれを見ていた


ユ(いや、人じゃなかったわ)


この二人、ハイエルフだったよな

自分にツッコんでたら、プラタナさんは執事に木の設置を頼んでいる


ユ「そういえば、エルフとハイエルフの違いって何?」


知らないんだ、みたいな顔をされた

知ってるものなのか?


プ「ハイエルフはエルフの始祖で、魔力量が多かったり、魔法の威力が高かったり、生命力が多いなどあらゆるところでエルフに勝っています」

ユ「へぇー」


始祖ってすごいんだな

なんとなく、そう考えていた


プ「また、生命力が長い分子供を残すという考えが普通のエルフよりも無いので、数も少ないです。人間界では伝説上の存在らしいですけど」

ユ「エルフも相当少ないから奴隷だったら価値が高いとか言ってたのに、ハイエルフはもっと少ないのか」

プ「もしかして、奴隷商の方でしたか?」


心配そうに聞いてきた


ユ「なわけないだろ」

プ「ですよね」


にっこり笑っている

冗談だったのか


ユ「もし、本当にそうだったら。どうすんだよ?」

プ「貴方ほど強いものに抵抗などしても意味がないと思ったので」

ユ「なるほど。まぁ、しないけど」


もしそうだったら、多分出会った瞬間すぐにやってるわ


ユ「じゃあ、後は飾りとかつけると良いよ」

プ「わかりました。動物の毛皮でも乗っけてみます」

ユ「そ、そうか」(独特だな)

テ『流石にこれはユートさんに賛成ですね』


毛皮乗っけるのは初めてだな


ユ「じゃあ、俺は帰るわ」

プ「はい」

ユ(“転移”)


家まで転移魔法で飛んでいって帰った


ユ「ただいま!」

シ「ちゃんと布教してきた?」

ユ「確かに神の誕生日を祝うものだから、布教で間違いないのかもしれんが。一つ言うが俺は宗教に入ってないからな?」


というかクリスマスは普通にどこでもやってると思うが

それより、前も考えたが勇者達はこういうのを広めようとしなかったのだろうか?


ユ「あと…ある?」

シ「冒険者ギルドがあるぞ?」

ユ「あっ、たしかに。じゃあ、行ってくる!“転移”」


次は冒険者ギルドに来て


スズ「なるほど、そんな楽しいイベントをするのですか楽しそうですね」

ユ「まぁ、国王にも言って王子にするとか言ってたけど、多分市民にも広めると思う」

スズ「あー、だからあそこの噴水の近くに木が作られたんですね」


確かに、木を植えてあったな

あれ、俺が取ってきただよな


ユ「じゃあ、冒険者ギルドでもなんかクリスマスっぽい仕様にしてみたら?」

スズ「受付嬢をそのクリスマスとやらの服装にするか!」

ユ「じゃあ、服を作ってくるわ」

スズ「裁縫できるんですか?」

ユ「いや、キクチがやる」


スキルを応用して、針を使いこなせば裁縫なんて数秒で終わるもんな

初めて見たとき正直めっちゃびっくりした


スズ「貴方はしないんですか…」

ユ「手伝いはするよ」


まぁ、俺はそのままを作り出せるからキクチに頼るつもりはないが


ユ「じゃあ、明日持ってくるよ」

スズ「はい。楽しみにしてますね」


次の日


ユ「どう?」


ミニスカサンタの格好を持ってきたが却下されたので

スカート長めのサンタの格好を用意して

着てもらった


スズ「んっ、ちょっときつい…」


そうかぁ?

普通な気がするが


スズ「今、私の体型についてなにか考えましたね?」

ユ「そんなことないぞ…」


目をそらしながら言ったので信頼を得れなかった


ユ「大丈夫、女の人は太りやすいかr、ぐへっ!」


本を投げつけられてしまった


「お前が悪いぞ」


後ろから大男にそう言われた


ユ「そういえば前、リーファにも同じことしたな」

「何も学んでないんだな」


辛辣な言葉が刺さるな


ユ「これを着たら、ちょっと男の冒険者が頑張るんじゃないか?」

スズ「護衛を頼んでいいでしょうか?」


こんな格好するといつもより危険だと思うからな


ユ「ああ、無料でやってやるよ。こっちからのお願いを聞いてるようなもんだし」

スズ「いえ、ちゃんとお金は払います。この格好可愛いので気に入りました」


あそっすか


ユ「気に入ったのなら良いけどな」


というかスズナさんが着るとなんか髪が赤と白色せいでクリスマス感溢れてるんだよな


スズ「では、明日から着ようと思います」

ユ「そうか。じゃあ、俺は明日から勤務か」

スズ「頼みますよ」


一応、あと一週間くらいだけどな

クリスマスが終わるまでだ

ちなみに、これを受付嬢に見せたら思いの外、人気だった


スズ「護衛は今日からでいいでしょうか?」

ユ「わかった。じゃあ、勤務すっか」

もし誤字、変なとこ、質問などがあったら言ってください


この話へ一言 プラタナから


プ「なん百年ぶりかの楽しそうなイベントですね」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ