表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
168/399

第百六十六話 魔王城へ報告

ユ「よぉ、魔王。また姿変わってんな」


現在魔王城に、通常の姿でいる


魔「変わってると言うより、戻ったわ」


今日は、初めてあったときの金髪の赤い目の女の子になっている


ユ「今日は髪型変えてんだな」

魔「ああ、姿が変わってるからこそ楽しめるものだ」


今日はサイドテールの短髪だ

肩にギリ掛かるくらいの長さで、髪は左側に垂れている

ちなみにそっちは、肩にかかっている

前回はツインテールの長髪だったな


ユ「俺的にはその髪型好きだな」

魔「そ、そうか」


嬉しそうにしてるな

ちょいと顔が赤い


魔「だが、一つ良いか?」

ユ「いいけど?」


なにか言いたいことか

願い事か?


魔「いつまで、我の玉座の上に座ってんだ?」

ユ「降りたほうが良いか?」

魔「別にどっちでも良いのだが」


俺は今、魔王が勇者たちを待つ部屋にある少し階段を登ったところにある魔王の玉座の上に座っている

魔王の椅子がでかいからこそ出来ることなんだがな

ちなみに魔王は普通に椅子の上に座っている


ユ「いつもここで勇者待ってんだよな。すげぇよ」

魔「我、実はすごいんだぞ!」

ユ「はいはい。そうだな」


いばるところはやっぱ子供っぽいな


テ『ユートさんみたいですね』

ユ『うっせ。黙ってろ』


確かにいばるけど

キクチも同類だろ


魔「そういえば、なぜここに来たのだ?」

ユ「ああ、クリスマスを伝えようと思ってな」

魔「くりすます?」


説明中…


魔「なるほど。そんな、おじさんがやって来るのか。来い、ここの玉座でまってやる。いつでも来るといい」

ユ「戦うなし」


魔王は指をパキパキ言わせてる

なんでこんなに戦闘欲しか無いんだ?

あの戦闘欲がめっちゃありそうな古龍でも、睡眠欲しか殆どなかったぞ

そう言えば、最近結構寝てる


ユ「まだ、パキパキやってるけど…」


バキッ!


魔「あっ、骨折した」

ユ「馬鹿野郎“回復”」


回復速度を高めるために、骨にカルシウム(ユート改造版)を入れて

即座に直した


ユ「治ったぞ」


まさか、折るとは思わなかったな

というか折ったとしても平気な顔してるな

意外と痛みには強いのか?


魔「ありがとう」

ユ「俺もよく指パキパキやるけど、折ったことはないぞ」


普通はちょっと指が鳴るだけなんだよな


魔「そうか」

テ『というか普通は無いんですよ!』

ユ『まぁ、たしかに』


ツッコミは俺だけに聞こえてるから

反応したのは俺だけだ


ユ「さて…戻ろうと思ったら」

魔「来たな」


ドアの奥に誰か居る

ここに来るようなやつは、どんな奴らかは思いつくけどな


ユ「“拳銃・空気弾”」

「ガァッ!?」


空気弾をドアに向かって、撃って無理やりドアを開けた

そしたら、なんかぶつかったみたいな音がした


魔「ドアを早く開けたせいで、顔でもぶつけたんだろ」

ユ「あっ、それは悪い」


でも、これは声的に…


「またお前か!?」


帝国の勇者である


ユ「はぁ、転移で帰らせてもいいか?」

魔「ここに来た勇者は戦わなきゃいけない、そういうルールがあるのだ」

ユ「ああ、そういや死ぬときは大声をあげなきゃいけないみたいなルールあったな。お前」

魔「そうだ。それと同じものだ」


ため息をつきながら言ってきた

そんな嫌なのか


ユ「めんどくね?魔王って」

魔「それはよく思うが、変えれるものではない」

ユ「まぁ、変えれたらもうやってるだろうし」


俺がやったらできるかもしれんが


ユ「こいつ、俺に対して相当殺意ためてるから。今のうちにメンタルをボコボコにしておこうかな?」


それをやれば、もうせめて来ないかもしれんからな


魔「手伝うぞ」

ユ「そっか、お前は俺がボスだって知ってたなそういや」


忘れてた

確かにこいつは、こっちの世界で一番最初に俺たちがボスだって知った勇者以外の人…物?魔物?だったな


魔「おそらく、それを知ってるのは我らだけだぞ。勇者たちは記憶を消していると聞いているからな」

ユ「ああ、そうだよ」


だから正確に記憶に残ってるのは、いつも過ごしてる皆と魔王と魔王軍幹部だけだ


魔「バラしたら、殺されそうだな」

ユ「大丈夫、この世界皆の記憶を消すだけだから」

魔「死ぬぞ?」

ユ「それも大丈夫だ、そんなんじゃ死なん」


魔力的に死ぬわけがない

というかそもそも魔力が存在しないからそれはほぼありえないと思う


勇「いつまで話してる!」


怒った勇者が剣を俺に向かって振ってきた


魔「我じゃなくて、こやつを狙うとは…」

ユ「はぁ、俺怒らせすぎたな」


めんどくさりながらも

俺は応戦することにした


ユ「“拳銃・空気弾”」

勇「ぐはっ!」


お腹にぶち当てたが、穴はあかなかった

でも吹っ飛びはした


ユ「“魔力弾✕30”」


三十発ほど魔力弾を勇者の周りに向かって撃った

理由としては、いつでもお前を撃てるんだぞっていうメッセージを伝えるためである

だけど、勇者はそれを気にせず突っ込んできた


ユ「はぁ、その勇気だけはすごいよ」


剣を持って今度は下から切り上げようとした

だが…


ユ「ん?距離足りなくね?」


明らかに距離が足りなかったのだ

十メートルほど離れている


ユ「空気弾と同じ仕組みのものか?」


見えない斬撃でも飛ばしてくるのかと思ったけど違った

急に剣がオレンジ色に光りだして、そしてその剣は伸びた

何十倍にも


ユ「えっ!?」


その伸びてきた剣は俺の心臓を突き刺した

刺されてから、そのまま上に切り上げられた

俺の心臓と左肩が斬られた、ついでに健も斬られた

それのせいで俺はちょっと倒れてしまった


ユ「ぐはっ!」

魔「大丈夫か!?ユート!」


魔王が玉座から立って、倒れた俺の方を向いた


ユ「一秒くらい待て」


俺は魔王に一秒だけ待ってもらうことにした

そしたら、犬みたいにちゃんと待ってくれた

結構素直だな

とか考えていたら、もう傷が治っていた


魔「…!?」


一瞬何があったのか理解できてなかったな


ユ「よぉ、復活したぜ」

魔「おお…」


びっくりしてるな

流石に俺もだわ

一度首切られて大丈夫ではあったが、心臓潰されても俺生きれるんだな


ユ「もとの生命力と再生能力が高かったか…」


生命力もだいぶ自信はあったもんな

前の世界でもG並とか言われてたからな


ユ「流石に表現が汚いからやめてほしかったが」

魔「何を言っているんだ?」


Gの話です

なんて言っても通じないだろうから


ユ「聞かなかったことにして」

魔「わかった」


Gってこの世界居るのかな?

居るとは考えたくない

前の世界で女の子がGを見つけると叫びまくってたからな

でも、うちにいる女の人達たくましいからなぁ…多分男子よりも


ユ「まったく、女の子ってすげぇよ」

魔「さっきから何を言っているんだ?」


あっ、これも無視で


ユ「ふぅー、あの勇者どうしよう」


なるべく、こてんぱんにする方法…

なんだろう


ユ「何回も回復し続けて、メンタルがボロボロになるまでやるとか…」

魔「かなりえげつないことが思いつくんだな」

ユ「やらないけどな。めんどくさいから」


だから、毎回転移魔法で王都か帝国に戻してんだよな

帝国は行ったことはないが、地図を見てその場所に送ってるだけだ


ユ「手っ取り早く終わらせてやる“転移”」

勇「無駄だ!」

もし誤字、変なとこ、質問などがあったら言ってください


この話へ一言 魔王から


魔「髪の結び方は全てできるぞ」

ユ「意外な特技だな」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[気になる点] ユ「空気団と同じ仕組みのものか?」 団→弾
[気になる点] ちなみに魔法は普通に椅子の上に座っている 魔法→魔王
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ