第百四十六話 準備期間
学校にて
ユ「…いやまぁ、嫌われ者の提案でも、人気者が言えば何でも通るんだな」
シ「なんか悲しいからやめろ」
さっき俺たちは何を出し物とするかを決めるために
提案したら、めっちゃ否定された
だけど、とりあえず案としてはとっておいてくれた
そして、そのあとシューゴがそれに賛成したから皆もそれに賛成した
ユ「だけど、俺がいるせいでいつものメンバーしかいないと」
王子「ゆ、ユート大丈夫か?」
ユ「もうなれた」
王子が俺のメンタル面を心配してくれたようだが
日常茶飯事のことだから本当になれた
まぁ、やる人によるが
身近な人にされたら流石に死ぬ
身体的にと言うか、心が
ユ「さて、説明するか」
やることになったお化け屋敷を皆に説明した
まぁ、残ってるのは学校にいつも行ってる俺たちといつもはダンジョンにいる青スラさん、イリヤと王子、レミィさん、ベガ、トレニアだけなんよな
青スラさん、イリヤ、フィルは勿論変装中
べ「ほう」
ト「面白そうですね!」
レ「クラスの人達も居ないので、丁度いいですね」
皆はこの状況を良いように捉えた
ありがてぇな
俺が嫌われ者なのにも関わらず、優しいなぁ
俺は皆の優しさをずっと感じて、嬉しくなっていた
ユ「えっ!?もしかして早速俺役に立った?ねぇねぇ!」
シ「調子のんな」
ユ「あっ、はい」
流石に調子に乗りすぎた
ユ「じゃあ、始めるとするか。準備と計画を」
キ「だな」
カ「おっしゃー、始めるぞー」
とやる気満タンな状態だがその前に
ユ「あのさ、円陣しない?」
カ「あー、学校でやったやつー?」
ユ「うん」
以前学校のクラス皆でやった円陣があるのだ
シ「わかった。だけど、他のクラスのじゃまにならないようにしとくね“防音結界”」
と結界を張ってくれた
ユ「じゃあ、俺が今から大声であることを言うから、それに「やー!」って言ってくれる?」
王子「わかった」
べ「了解した」
ト・レ「わかりました」
皆の了解を受け
肩を組んだ
ユ「すぅーー」
俺は大きく息を吸って、大声で叫んだ
ユ「バカになれーーーーー!!!!!!」
皆「やー!!」
と気合を入れてから始めた
テ『ちなみにバカになれというのは、ユートさんみたいになるのではなく、バカみたいに騒いだり、楽しんだり、本気で物事に取り組んだりすることを指してこう叫んだらしいです』
ユ『おいこら誰が馬鹿だ』
よくよく、思ったけど
この人達って貴族の人たちだよな?
よくこんな貴族がやらなそうなことをやるんだな
まぁ、それがこの人達の良いところなんだがな
平民と壁を作らないっていうな
ユ「まずどうする?」
と計画を立て始めた
そして、計画を立て
準備をし、
ユ「よし!やるぞ!」
皆「おー!」
大声でやる気満々だが
始まるのは一週間後である
とりあえずのことは終わったので帰ることになった
だがその前に
「それに参加させろー!」
と誰かが窓をぶっ壊してそう叫んできた
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ユ「それまで何をするかって言われても特に何もしないんだよなぁ」
ということで家でぐーたらしている
一人でソファの上で仰向けになっている
ユ「超いい戦力を手に入れたしな。窓かち割ってきたけど」
シ「普通はありえないからな」
カ「ヒラノがそのあと壊すなって怒ってたよねー」
シューゴが本を持って、来た
カンタは歩きスマホをして
二人はソファに座った
勿論じゃまになるから俺は起き上がった
ユ「流石に直したけど、窓をかち割って来ないでほしかった」
キ「破片は全部斬ったから誰も怪我しなかったな」
ヒ「一応身代わりするつもりだったけど…必要ないみたいだな」
キクチとヒラノも降りてきた
あの時細かく窓の破片を斬ったときはベガも驚いてた
最初「魔法か!?」とか言ってたし
キ「技術だけど」
ユ「俺も技術欲しかったなぁ」
俺のは作り出すだけで、技術がもらえるわけではない
ちょっとそう考えると落ち込むなぁ
ユ「割り箸の袋で箸置きを作る技術とかしか無いからなぁ」
シ「無駄な技術だな」
ユ「意外と使えるけどな!」
無駄な技術と言われてちょっと悔しかったので
立ってすぐに反論した
ユ「というかお前ら俺の作ったの全部捨ててるだろ」
シ「うん。いらないから」
ユ「結構はっきり言うんだな」
流石にぐさっと来たな
そして何かを言う気力が無くなったので座った
訳:めんどくさくなったので座った
ア「なんか飲み物いる?」
アユムが降りてきてからすぐにそう声をかけてきた
カ・シ「ジュースで」
ヒ・キ「麦茶で」
ユ「お冷の水割りで、お願い」
ア「…水じゃん!」
ちょっと考えてから答えが出たみたいだ
そして、それを持ってきて
一緒にソファに座った
ちょうど六人が座れる大きさだ
カ「なー、写真撮ろ〜ぜ〜」
ユ「おっ、良いな」
ア「なぜ急に?」
写真を撮ることにした
理由は知らない
だが別にそんなことはいい
カ「寄って寄って〜」
ユ「くっ、狭い」
シ「早くして」
カシャ!
ギュウギュウ詰めだが写真を撮った
ユ「カンタ、日本に帰ることがあったらその写真送ってくんね?」
カ「あー、良いよ〜」
写真を見て一言
シ「ユートやっぱりピースなんだな」
ユ「これが俺の決めポーズだから」
キ「ダサすぎだろ」
ユ「んだとぉ!」
その後鬼ごっこが約数時間続いた
もし誤字、変なとこ、質問などがあったら言ってください
この話へ一言 カンタから
カ「写真やっぱ取りてーよなー」
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