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第百四十一話 荒れてた世界

プ「あれは、ある者が暴走していて世界が滅びかけた時の話です」

ユ(随分と荒れた世界だな)


過去…


雨の降っている日で

プラタナは冒険者のような格好をしている

横には剣を装備している


「あれを、倒せばこの世界が平和になる!」

プ「ええ!」

「だな!」

「負けねぇぜ!」


プラタナさんとその仲間の人たちが一致団結して

ある敵に挑もうとしている


「…俺を倒そうとするのか。では相手してやろう」


完全にボス感あふれるようなやつが

その言葉を言って戦いが始まった


「行くぞ!」

「おう!」


大きな掛け声とともに

走っていった


プ「“爆発×4”“麻痺”」


その敵の四方で爆発が起こり

砂埃などがたった


「もらったぁ!」


横から砂埃の中にいる敵を味方が倒そうとした


「がっ!」


何か嫌な音がした

砂埃が無くなってから見えた光景は

男の頭以外が吹きとんでいて、そして頭は鷲掴みにされている光景だった


「弱い、弱い、弱い、弱い弱い弱い弱い弱い弱い弱い弱い弱い弱い弱い弱い弱いぃぃぃぃ!」

プ「!?」


プラタナは相手が顔を引っ掻いたり、上に向かって叫ぶなどの発狂しかけている様子を見ると

少し、引いてしまった


プ「何だこいつは…」

「あっはっは…」


不気味な雰囲気を放つやつがそこに居た

さっきまでボスという感じを醸し出していたやつとは全く違うのが

そして急に走り出して、気がついたら

目の前に来ていて剣で切ろうとしていた


「おらぁ!」

プ「くっ、こいつはなんだ。だが、対応できない速さではない」


すぐに剣で対応して、自分だと戦える相手だということを認識した


プ「私達の仲間のためにも勝つぞ!」

「おう!」


残り二人も大声をだした戦った

早い剣撃の戦いだった

そして、時々魔法が放たれていた

だがある時


プ「あ゛あ゛!」


相手の降った剣が目にあたってしまったのだ


プ「くっ、見えない。“気配感知結界”」


相手の気配を感じ取れる結界を張って

目が見えなくとも感じようとした

だが、その時


「もういいや」


とめんどくさがったような声が聞こえた


プ「何?」

「もう、帰るね。つまらないし」


と颯爽と相手は帰っていったのだ

追いかけようとしたが目の傷のせいで追いかけることが出来なかった


--------------------------------

現在


プ「これが、この傷の経緯です」

ユ「なるほど」


正直思い話だったから

ちょっと食欲なくな…ってないな

たくさん食べれるわ、普通に


シ「それって何年前の話なんだ?」

プ「大体…詳しくは思い出せないですが千年以上前のことですね」

ヒ「千年?人だったら、もう死んでるのでは?」


さっきまでずっと黙っていたが

疑問に思ったヒラノが聞いた


プ「私の種族はハイエルフです。私の寿命は千年以上ですから。一万年ほど生きるのでは無いでしょうか?」

シ「なんで、疑問形?」

プ「そこまで行った人が居ないからです。皆その間のドコかで死んでいるので」


寿命が長いせいで

寿命が尽きるよりも、外傷などで死ぬ機会のほうが多いってことか


ユ「一万年の根拠は?」

プ「昔話であるハイエルフが一万年生きたと言われているので」

ユ「なるほど」


昔話か…

前の世界だと大体信用なんない気がするけど、異世界のはなんとなく信用できる気がするな


シ「味方は?」

プ「ひとりは人だったので死んでしまいましたが、あともうひとりハイエルフとして、今も生きています」

シ「そうなのか」


ちょっとニコッと笑って


プ「あなた達も知っている人です」

ヒ「?」


なにか隠しているみたいな言い方だった

そして指を差して誰のことなのかを言ってくれた


プ「そこにいる執事もそうですよ」


と言ったらお辞儀をしてきた

お辞儀をされたから思わずこっちもお辞儀で返してしまった


ユ「そうだったのか」

ヒ「ちなみにその強い敵はどうなったんですか?」


あっ、たしかに


プ「その敵はある勇者によって倒されたらしいです。聞いただけですが」


倒されていた

倒されてなかったら、俺たちが戦うことになってそうだな

…強そうだしな

めんどそぉ…


ユ「戦いよりも普通に過ごしてたいな」

シ「だな」

ヒ「俺も本を読みたい」


流石に皆戦闘狂では無いから

戦うつもりは無いらしい


プ「ふふっ、良かったです。私の目を傷つけたのは、力におぼれて殺すことを制御できなくなったものが世界を滅ぼしかけたものなので。それを聞いて安心しました。それに、あなた達はかなり強いでしょう」


それは知らんが

強いって言われるのはわかる

プラタナさんも封印がやっとだったのをぶっ壊したからな

俺ら


「ご飯できましたよ」

ユ「ありがとう!いただきまーす!」

シ・ヒ「いただきます」


手を合わせて、ご飯を食べ始めた


プ「“いただきます”とは?」

ユ「ああ…なつかしいな」

シ「だな」


何を言っているのかをわかっていない

まぁ、そうだろうな

だってその場に居なかったからな


プ「それでどういう意味なのでしょうか?」

ユ「俺たちは命をいただきますって感謝をしてから食べるんだ」

プ「なるほど。それは思いつきませんでした。では、いただきます」


プラタナさんも手を合わせて、ご飯を食べはじめた


ユ「美味しい」

「ありがとうございます」


遠くでお辞儀されてしまった

それを見ていたプラタナさんが

ちょっと不満そうにしていた


「味が合いませんでしたか?」

プ「いえ、なぜ離れているのかを聞きたい」

「お客様がいるので、邪魔をしてはいけないかと」

プ「…あなた達は気にしませんよね?」


と聞かれたので勿論


シ・ユ「するわけ無いだろ」

ヒ「しないですよ」


と即答してから

一緒に食べた

ちなみにさっきから黙ってる古龍は

ご飯が美味しすぎて、ずっと黙って食べている


---------------------------


ユ「じゃあ、帰るね」

プ「はい。また来てください」


俺たちは今古龍の上にのって帰ろうとしている


プ「先程、急に出てきたときは驚きましたが。意外といいドラゴンで安心しました」


さっき、驚いて魔法を放つ準備していて

シューゴが打ち消したもんな


古「俺もそんなに喧嘩は好きじゃないからな。勝負は好きだが」


…本当か?


ユ「まぁ、帰るよ。あっ、そうだ」

プ「なにか?」


俺はプラタナさんに指差して言った


ユ「目の色変えれる仕様だから」

プ「そうですか。ありがとうございます」


まぁ、おまけ程度だ


ユ「帰るぞ」

古「おう!」


とすぐに飛び立った

ちょっと肌が切れた気がする

早いな


ヒ「…」

ユ「今も本に夢中か」

シ「ぽいな」


古龍の背中に乗ってそのまま家に帰った

もし誤字、変なとこ、質問などがあったら言ってください


この話へ一言 古龍から


古「ご飯うまかった」

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