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第百三十二話 月見うどん

外でうどんを食べている

なぜなら


ユ「今日満月だってヒラノが言ってたから外でうどん食おうぜ!」

シ「月見うどん?」

キ「ちょっとやってみるか」


うどんをどんどん食べながら

満月を見ている俺達の横にある、うどんの塊で出来た山を消費している


ユ「足りるかなぁ?」

シ「いや絶対大丈夫でしょ」

ヒ「余ったとしても明日、食べればいいからね」


とのんきに俺の作った椅子に座りながら食べながら

満月を眺めていた

ちなみに近くにピラミッド型に積んだ団子を置いている

ちょうど九月だしな


リ「美味しぃ〜!」

フィ「ふぅー、ふぅー」


リーファは美味しそうに食べ

フィルはちょっと熱いうどんを冷ましていた

青スラさんは汁と一体化して、うどんを丸呑みしている

そして即消化

イリヤはちょっとぼーっとしている


ユ「大丈夫か?」

イ「あっ、大丈夫です!」


ちょっと気になったので手を振って声をかけてみたら

結構びっくりされた

なんで?


ユ「あっ、もしかして箸の使い方わかんない?」

イ「えっ、あっ、そうです」


なんか反応的に違いそうだけど

使えないなら、教えるまでだ


ユ「親指と人差し指、中指の三つの指をこうやって使うんだ」

イ「こうですか?」

ユ「おお、習得が早い。あとはこれでうどんをつかめるようにするだけだ」


そういえば、リーファ、フィル、青スラさんにも箸の使い方教えたなぁ

懐かし

あれって確か半年前のことか?

もう九月でこっちに来たのは推定一月から三月だからもうそろそろ一年経つな


ユ「最初っから麺類はきつかったかな?」

イ「はい…掴みにくいです」


悔しそうな顔をしながら

うどんを頑張って掴んで食べようとした

横で見ている俺はずっと笑って眺めていた


ユ(かわいいなぁ)

テ『さすが猫派』

ユ『猫に関するゲームは結構やり込んでるからな。例えば猫が日本を侵略するゲームとか』

テ『絶対に名前を言わないでくださいね?それ』


と忠告を受けた

大丈夫だ、それくらいは気をつける


ユ「あっ、天ぷらも作ろうかな?“海老天”」

シ「考えてから行動するまでが早い」


自分からやろうと思ってからの、行動力は一番だと思う


ユ「思いついたら吉日という言葉があるでしょ」

ヒ「思い立ったら吉日だよ」

ユ「あれ?」


なんの疑いもなく自分の雑学を信じて

言ったことに対して

ヒラノに間違いを指摘されてしまった

ちょっと恥ずかしい


カ「ユートー、それさ、俺も頂戴ー」

ユ「いいよ。何がいい?」

カ「俺も海老天〜」


と言われ海老天を作り、渡して

また皆にもそれぞれの欲しがったあげた


ユ「リーファは骸骨の形をした、芋の天ぷらがほしいなんて…」

リ「私死霊しりょう術師じゅつしだもん」


死霊しりょう術師じゅつしまたは術師じゅつしとも言うね


ユ「じゃあそういう考えなら、四月とか四日とかお前嬉しそうだな」

リ「うん!」

ア「なんでだ?」


リーファは嬉しそうに返事をするが

アユムがわからないようなので答えた


ユ「死(四)霊術師」

ア「ああ、なるほどぉ〜」


首を縦に振って納得している


ユ「どっちかというと幽霊とかのほうが嬉しがりそうだな」

リ「うん、幽霊さんは四日のときは嬉しそうにしてるよ」


...今なんかリーファ爆弾発言しなかった?

と思っていたら、沈黙が続いていた

そしてその後アユムが話しだした


ア「えっ!?見えんの!?」


ちょっと考える時間があってからのリアクションがこれである


リ「うん!」

ユ「…」


皆の背筋が凍った瞬間だった

そして、ちょっと怖がっている声で聞いた


ア「ち、ちなみにここに何匹の幽霊居るの?」

リ「今は居ないけど、呼べるよ」


明るい声で言っていることは実に恐ろしいことであった

皆引き気味だ


シ「呼ばなくて大丈夫だからね」

リ「はーい」


死霊しりょう術師じゅつしって幽霊が見えるもんなんだな

知りたくもないことだった

雑学としては良いが、ちょっと怖いことを知ったから

後悔してる


ユ「つきが終わったら次はなんだろう」


と単純な疑問を浮かべてみて

声に出すと


カ「時期的には夏祭りじゃねぇ?」

シ「いやもう夏終わってるから」

青スラ「私のところでしたら、冒険に出たりしましたね。冬眠のための」

ヒ「くまみたいだね」


くまは哺乳類だけど

スライムって何?

軟体動物に入るのかな?


ユ「いや…どうなんだろう」


小さい声でくだらないことに対して

悩んでいた


ユ「今度また議論しない?」

キ「それってもしかして、この前回のカレーとカレールーの違いみたいなやつか?」


前の世界で過去にカレーとカレールーの違いを議論したことがある

それをしてた時先生に「これを見てると平和を感じるよね」

と言われたことがある

そういえば、これ思い出したの三回目だな

これ、意外と思い出す機会って多いんだな


ユ「そうだが」

シ「いいよ。気になったし」

ヒ「確かに気になる」

カ「やるかぁー」


皆気になったので、やることになった


ア「ぼ、僕は不参加で…」

ユ「強制参加で」

ア「えっ?」


皆満場一致で議論をすることにした


ア「ちょ、僕やるって言ってないんだけど!?」


満場一致で(圧)


ア「あっ、はい…」


また今度、議論することになった


ユ「平和的に始まったな」

ア「へ、平和?」


アユムが何か困惑しているけど

よくわかんないなー


シ「わざとだ」

キ「絶対わざとだ」


ひそひそと話しているのが

聞こえている

ひそひそになってない


ユ「聞こえてるからな」


そのままうどんを食べ続けて

約一時間後


カ「食べ終わった〜」

リ「多かったぁ〜」


リーファはお腹をポンポン叩いているが

カンタは余裕そうだ


ユ「うまかったな」

シ「そりゃぁ、あんだけ食って美味しくないって意味分かんないからな」


美味しいからこそ

たくさん食べたいと思うんだがな


青スラ「ドラゴンよりも多く食べるという意味のわからない…」


なんか頭抱えて

悩んでる

そんなに変なことを言った気はしない


キ「一人でほぼ半分食べたくせに」

ユ「皆そんな食わんだろ」

皆「食べない」


即答だった

流石に俺ほど食べる人は居ないらしい

まぁ、俺も量が少なくても大丈夫なんだが

美味しいからついたくさん食べてしまう


ユ「さぁ、デザート食おうぜ」

カ「え?なになに?」


興味津々になって寄ってきた

そんなにデザート好きなん?


ユ「“和菓子”」

ヒ「団子、桜餅、おはぎ…かなりの種類があるがどれにしたんだ?」

ユ「とりあえず全部。一個ずつ」


何個も何個も出して

それを見ていた皆は


ヒ「多くないか?」

シ「糖尿病になりそうだな」


と病気の心配をしていた


ユ「俺らって病気になんのか?」

テ『なる以前に、この量を食べたとしても別に糖尿病になりません。体が普通の人より強くなっているので』


別に平気らしい


便利だな

前の世界だと死ぬくらいの量を食っても平気だなんて


ユ「食おうぜ」


そのままお菓子など

すべて食べてから

ぐっすりと寝た

もし誤字、変なとこ、質問などがあったら言ってください


この話へ一言 イリヤから


イ「体重...」

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