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第百三十一話 学校再開

今日からまた学校が始まった

夏休みが終わったからこれは二学期だな

そして、今日も安定のいじめられっぷりである

だけど俺は


ユ「あの二人を見てるだけで一日中いじめられたとしても平気だわぁ」


授業の間の時間に石が三十個くらい投げられるけど

全然痛くないから気にならん

しかも、仕返しはちゃんとしてるしな

これは女子でも手加減はしないぞ


ユ「ふぁー」


すっごい眠そうなあくびで学校の庭みたいなところでゴロゴロしてる


ユ「ここ、私服なのが良いよなぁ」


服のことで結構変な目で見られることが多かったが

最近は無くなってきた

慣れたんだろう


ユ「今度、ブラックホールでも作ってみようかなぁ?」


と物騒なことが口から全て出ている

ちなみにユートは今何も考えていない

考えずにすべて思いついたことが言葉として、口に出てしまうのだ


ユ「すっごいバカにされた気分」

テ『バカにされてると思いますよ』

ユ『失礼な』


何も考えてないだけで、なんで馬鹿にされるんだ


ユ『いつも頭の中シャットダウンしてるからな』

テ『本当に頭がおかしいですね』

ユ『ひどいな』


と他愛ない会話を続けて

俺は立ち上がった


ユ「次の授業なんだっけ?」


とぼーっとしながら考えていた


ユ「古龍、ちゃんとお留守番できてるかなぁ?」


青スラさんがいるから大丈夫だとは思うが


ユ「う〜ん。確か…」


授業がはじまった


エ先「これから、模擬戦を始める!二人一組になること!」

皆「はい!」


元気よく返事してる


ユ「二人一組かぁ。誰と組もう」

キ「俺とやろうぜ」

ユ「おっけ」


俺たちはすぐに二人一組になって模擬戦を始めた

皆の相手

カンタとアユム

シューゴとヒラノ

リーファとフィル

だった


ユ「さて、お前と戦うのか。模擬戦と言っても俺は剣術ダメダメだぞ」

キ「その蛍光灯を使えば勝てるだろ」

ユ「使わねぇよ。流石に」


使ったらキクチの剣をすべて溶かしてしまう


キ「俺は剣六本使うけどな」

ユ「俺も契約すればよかった」


後悔の念を吐きながら始めることにした


ユ「俺も剣を使うか。ずるしていい?」

キ「…別に、良いか。剣だけだと流石にそっちが勝てないしな」


許可をくれた

良いのかよ


ユ「今回はそうだから、そうさせてもらおう」


剣をもって、魔法をからだにかけた


ユ「精霊は無しな」

キ「わかった」

シ「位置について、よーい、どん」

ア「徒競走じゃないよ!」


だけど、戦いは始まった

と思ったら

キクチの姿が消えた


キ「これで倒したとしても本来の実力じゃないから」


と明らかにやられ役のテンプレを言っていた

だけど姿は見えない


ユ「いやー、落とし穴に引っかかるとは」


どうやらユートは即興で落とし穴を

キクチの前に作って、落としたのだ


ユ「俺の勝ちだな。ズルはありって言ったからな」

キ「今日は逆だったな」


悔しそうにして、落とし穴から引っ張られている


ユ「一回くらいぶちのめしたかったが良いや」

キ「…煽るのやめようかな?」

ユ「おっ?そうか、それはうれし…」

キ「というと思っていたのか?」


ちょっとあった希望が打ち砕かれてしまったー(棒)


ユ「でしょうね。お前がやめるとは思えなかった」


もとからどうせ辞めるきなんて無いだろうと思っていたので別になんとも思ってない

めんどくさいという感情が出てくるだけだ


シ「信頼されてるな。キクチ」

キ「嬉しくない」


現実は厳しかった


ユ「おわった。というか俺的には本気で戦いたくはなんだが」

キ「なんでだ?」

ユ「めんどい」

キ「そうだな。でも死にそうになったら本気だすでしょ。ね、ヒーロー」

ユ「昔の将来の夢を引っ張ってくんな」


確かに昔の将来の夢はヒーローだったが

流石に引っ張ってこないでほしい


シ「一年前のことをそんなに昔というか?」

ユ「黙ってろ!」


ということがあり

そのままいつも通り学校が終わった


ユ「王子のデート今日は無し、依頼も面白いのなかった、学校でやらかさなかった、今日はすでに素振りをやった。よし!予定なしだ!」

古「それは全部自分からやるものだから予定とは言わないと思う」

ユ「たしかにそうかも」


でもやることだから予定ではある


ユ「今日は、残りの午後何しよう。商業ギルドで騒ぎ起こす?散財する?冒険者の依頼をやる?」

シ「最初のはだめだろ」


と突っ込まれながら色々とアイデアを思い浮かべていた

ちなみに冒険者のはもうすでにBランクになったのでもういいやってことになっている


ユ「うーん」


でも思いついたことがあまりぱっとしないので

腕を組んで悩んでいた


ユ「龍、将棋でもするか?」

古「いいぞ。ルールを教えてくればな」

ユ「わかった。それくらいはやる。俺の階に来て」


ルールを教えて、始めてから約数十分


古「なんで勝てない!」

ユ「駒を投げんな!」


現在ベッドの上で将棋をしている

そして古龍は何回も俺に負けて、ついには駒を俺に投げて物理的に攻撃してきた


ユ「まさか龍の頭が弱かったなんてな」


友達ができないくらいだしなぁ


ユ「そう言えば古龍って、何歳なんだ?」

古「うーん」


悩んでいるってことはわからないのか?

もしくはわすれた?


古「覚えてないが、最低でも千年以上は生きてると思うぞ」

ユ「さすが古龍と言いたいが、基準を知らないからな。すごいかどうかわからん。というかお前寿命何年だよ」


と質問してみたら


古「寿命については知らない。確か弱い順でワイバーンが十五年、グリーンドラゴンが百二十年、イエロードラゴンが二百五十年、レッドドラゴンが五百年。くらいしか覚えてないな」

ユ「結構種類あるじゃねーか。あと長生きの奴らのほうが強いんだな」


真面目に答えてくれた


古「長生きして、かつ強いから、子孫を残さない。だから、数が少ないんだ。レッドドラゴンは」

ユ「へぇー、なるほど。俺達みたいな感じか」

古「そうだな」


俺たちに関しては珍しいどうのこうのじゃなくて、一人しかいないからな


ユ「腹減ったな」

古「まだ終わってないぞ!」

ユ「飯だ飯。腹減った」


今日は俺が当番なので

ご飯を理由に逃げようとしたら


古「勝ち逃げすんな!」

ユ「とても千年も生きてたとは思えん」


子供過ぎる

どこの魔王だよ


古「失礼だな。それで何を食うんだ?」

ユ「切り替え早すぎんだろ」


すぐに切り替えて

ご飯を楽しみにしているようだ

よだれがたれてる

俺のベッドで垂らさないでほしかったな

すぐに魔法で洗えるから良いけど


ユ「うどん食うか」

古「何だそれ?」

ユ「麺類だ」

古「麺類…」


何か考えているようだ。

胡座かいて、集中しているのをちょっと見ていたら

何か思いついたらしい。


古「それは、小麦粉を使う、太いものを食べるやつだよな?」

ユ「ああ、知ってんのか?」

古「そりゃぁ、知ってる。聞いたことがあるからな」


この世界にもうどんがあるんだ、へぇー。


ユ「まぁ、食うか。手伝ってくれるか?」

古「それがうまい食べ物なら手伝ってやる」


うわぁ、なんて上から目線。

食べさせ貰う立場なのに。

別にいいけど。


ユ「わざわざまずいものを出すか?」

古「…?」


わかってないみたいだ。


ユ「うまいってことだ」


と言ってから顔が明るくなって


古「手伝う!」

ユ「よろしく」


と料理を始めようとしたら


リ「ただいま〜」

フィ「ただいま」


二人が帰ってきた。


ユ「ちゃんと手を洗えよー」

リ「はーい」

フィ「はい」

シ「お前はおかんか」

ユ「違う」


ずっと部屋の中で本を呼んでいたシューゴがいた。

さっき気づいた。


シ「何してんだ?」

ユ「うどん作りだ」


うどんの作り方はなんとなく雑学として覚えてたから

作ることはできるはず。

作るとやっぱり手が白くなるな。


ユ「じゃあ、これを袋に詰めて。皆、踏んでくれる?」

リ「わかった!」


まぁ、量が多いけどな。

体積で言うなら百立方メートルあると思う

バカみたいな大きさだ


ユ「皆で食えるかな?」

シ「行けるだろ」


皆は大量のうどんをトランポリンのようにして

飛び跳ねていた。

楽しそう。


ユ「シューゴもやる?」

シ「俺はいい。あとあれ圧力魔法でできるのに…」


とちょっと困惑してたけど

足でやるのはもちろん


ユ「楽しいからだな」

シ「そうか」


ちょっと笑ったように見えた

もし誤字、変なとこ、質問などがあったら言ってください


この話へ一言 リーファ、フィルから


リ「このトランポリン楽しー!」

フィ「軽いから、そんなに凹まない」

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