第百十八話 今日のやったこと(罪状)
レ「いや…来ないで」
と拒否をしても寄ってくる
男たち
最終的に
レ「誰か助けてください!」
と大声を上げた
その瞬間、男たちは目の前から消えていた
レ「あ、あれ?」
そして、後ろから王子が走ってきた
王子「大丈夫か!?」
レ「は、はい。さっきまで大きい男の人達が目の前に居ましたけど、急に居なくなりました」
王子は話を聞いた
そして、あることを決めた
王子「そうか。でも、危ないから。一緒に帰ろう」
と手を出した
レ「ありがとう」
そう言ってから王子の出した手を受け取って
一緒に歩いて帰った
ユ「へぇー、ちゃんとエスコートできてんじゃん。顔真っ赤だけどな」
俺はある店の上に乗って王子たちを見ている
ア「ちょっとあのさー、せめてちゃんと説明してくれよぉー」
ユ「悪い悪い。助けが居るような声が聞こえたからね。ちょうどアユムが迎えに来てくれて助かったよ」
俺たちはさっきの男たちを、狭い路地に放り投げた
もちろん変装はした
アユムも姿を変えている
ユ「さて、今日の朝言ったよな?二度目はねぇぞ、と」
不1「…」
もう皆気絶しちゃった
俺は縄で縛って、とりあえずこいつらに嫌がらせをする
俺は一人ひとり頭を鷲掴みにして
ある記憶を流した
ユ「よし、これで終わり」
ア「何もしなくていいの?」
ユ「大丈夫もうしたから」
ア「へぇー、なにしたの」
疑問を向けられたので俺は簡単に説明した
ユ「五億年ボタンって知ってる?」
ア「五億年ずっと意識をもったまま過ごす代わりに、大金がもらえるやつであってるよね?」
存在は知ってるみたいだな
ユ「そう。その五億年ボタンは本来は記憶が消去されて戻ってくるんだけど。俺はその記憶を、消さないで、実際に五億年すごした、記憶だけを入れてきた」
ア「それはやばいのかな?」
あんまり凄さをわかってないみたいだな
その証拠になんかちょっとぼーっとしている
ユ「多分、数年は意識があっても反応が無いだろうね」
ア「恐ろしいな」
アユムは身震いをしてから、俺たちは帰った
その日のご飯
シ「ユートだいぶ頭おかしい」
ユ「ご飯を食べるときの第一声がそれってやばくない?」
キ「じゃあ、この一週間何したか言ってみて」
ユ「えー、えっと…」
言い逃れはできない状態になっているので
正直に話そうと思う
ユ「まず一、王都のレストランなどの料理店全てにデザートとして、ケーキなどの甘いもののレシピを提供しました」
キ「ハイ次」
速いな
ユ「宣伝のためにチラシをまいた。皆に王子がデートすることを洗脳で伝えて、妨害したら呪いを食らうことを言った。国王には俺が護衛するから、大丈夫といった。船のやつははやらせようとしたために、これもチラシをまいた」
この一週間の間のやったこと(罪状)を言った
そして
キ「では今日は?」
と質問された
ユ「サキュバスと協力して魅了魔法で、変な男を近づけないようにした。それでも近づいた奴らに鉄槌を下した。で、全部だと思う」
シ「やりすぎだろ!」
まぁ、たしかに
でも応援はしたかったんだよぉ〜
ヒ「でも、ただ単に二人のことを応援したかっただけで、別に誰にも迷惑をかけて無くない。手を出したのは、降り掛かった火の粉を払っただけだし」
ア「う、うん。良いんじゃないかな?」
シ「確かにそうだけど。力の使いすぎだぞ。さすがに」
キ「血がなくなったら困るんだから」
あっ、ただ単に優しいだけだったわ
ユ「おう、わかった」
シ「もう話はこれで終わりな」
カ「ご飯できたぞぉ〜」
と料理当番のカンタがご飯を運んできた
次の日
リーファとフィルが新しい服を着てきた
それは昨日サキュバスに買ってもらった服たちだ
昨日の夜皆が寝た後、こっそりリーファとフィルの服の入った棚の中に入れておいたのだ
リ「新しい服があったぁ〜」
と言って早速着てきたのだ
早くね?
ユ「おお、いいじゃん」
フィ「可愛い?」
ユ「うん」
うなずいた
実際そうだからだ
嘘を付く理由もないしな
ユ「今日は、歌おうかな?暇だし」
と言って俺はすぐに行動をし、防音の部屋を作り
そこにマイクとミュージックプレーヤーを置いた
ユ「じゃあ、何かようがあったら呼んで」
フィ「わかった」
ということで俺は歌を楽しんだ
歌うこともまた俺の趣味だからだ
日本語も歌うし、英語の曲もよく歌う
そして、数分後
防音室で英語の曲が流れているとき
キ「そんなに早く英語を話せんのかよ」
ユ「歌うだ」
俺が歌っている途中にキクチが防音室に入ってきた
キ「剣の相手になってくれない?」
ユ「ああ、いいよ」
突然剣の相手を頼まれたけど
俺で良いのかな?
俺剣術まったく使えないのに
外に出てから説明をもらった
キ「お前ささっき、歌ってたよな」
ユ「うん」
なんで確認したんだろう
キ「その歌うときの声がでかいから、超音波を発せるんじゃないかと思って、その超音波を斬りたいと思ったんだ」
ユ「どういう発想からそうなった?」
疑問だらけだけど
俺のやることは一つだけだ
ユ「とりあえず、歌えば良いんだな」
キ「そう。それでこの新しい剣で斬ってやる」
ユ「それさ、振ってみていい?」
キ「いいけど」
と俺は剣をもらった
形はこの前の剣と同じ形で、刀だ
もってみて思ったことは、軽いということだ
ユ「これなら速く振れそうだな」
キ「そうだろうな。だって軽い理由は剣が尖すぎて、空気を斬って圧が乗っからないからなんだよ」
剣の鋭さでそんなことは今までで一度も聞いたことがない
ユ「ヤバすぎない?で、それで超音波を斬ってみたいということか」
キ「そう」
ユ「わかった。歌うね。音痴でも許して。何曲くらい?」
キ「できるくらいで」
ユ「おっけ」
俺は回復速度上昇の上着を着て
ユ「1つ目は英語でいいか。すぅー」
息を吸って
歌い始めた
一曲終わり
キクチはまだ余裕そうだ
二曲目終わり
変わらず
五曲目終わり
ちょっとキクチの息が上がってきた
十曲目終わり
キクチがちょっと疲れてきたようにも見える
ユ「水いる?」
キ「もらう」
ユ「ん?どうぞ」
俺はペットボトルに入った水を上げた
ちなみに最上級ポーションの成分を混ぜたから回復するはずだ
これでまたキクチの剣術が伸びる
二十曲目終わり
倒れるんじゃないかと思う
ユ「大丈夫?」
キ「まだ行ける」
ユ「倒れたら終わるからな」
というか超音波を斬るという頭おかしいことをやってるのによく続けられるな
そして三十曲目終了
ユ「大体一曲、三から四分。それで今の時間は夜。一時間半ずっとはヤバいって。まぁ、俺は服のおかげで全然疲れてないけど」
キ「俺は寝る」
フラフラしてて眠そうである
ユ「回復魔法かけようか?」
キ「寝たほうが気持ちいい」
ユ「そっすか」
らしいので俺は回復魔法をかけずにそのまま寝かせた
そしてその日は喉を壊して終わった
もし誤字、変なとこ、質問があったら言ってください
この話へ一言 キクチから
キ「これより、ユート容疑者は有罪とみなす」
ユ「許してくれよ」