表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

なろうラジオ大賞応募作品

重課金戦士マネーマン 第51話:究極の課金

 なろうラジオ大賞用小説第五弾。

 (かね)の価値を下落させ多くの惑星を滅ぼしてきたバブリア星人との戦いは大詰めを迎えていた。


 地球へと逃げ()びた、かつてバブリア星人によって滅ぼされた星人の生き残りが開発し地球人に貸し与えた、課金すればするほど強くなる超人戦士変身システムにより変身する戦士マネーマンの部隊が、ついにバブリア星人の母艦へと突入したのである!!


 だが敵の最終兵器『ロンダリン』による予想外の反撃に()い、マネーマン達は戦力的にも()()()()()劣勢に追い込まれていた。


『くそっ! 俺達は……俺達は金融危機を救えないのか!?』

 マネーマンの一人が絶叫する。


『まだ(あきら)めるな!』

 先陣を切っている別のマネーマンが絶叫する。


『俺は信じてる。あいつが……また立ち上がってくれるって!』


 前回の戦いで変身アイテムを破壊され、変身不能となった男の事だ。


『そうよ! あいつは……あいつはいつだって、どんな劣勢も逆転させ――』


 そして女性のマネーマンも叫んだ、その時だった。

 最終兵器『ロンダリン』が、再びマネーマン達に数多(あまた)のビーム弾を放った。


 マネーマン、万事休す!!


 するとそこに割り込むように、ついに彼は帰還する!!


「変身!!」

 腕に装着した課金トランサーに、彼は一枚のカードを挿入する。


《マネーマン! ブラックフォーム!》


 音声ガイダンスが鳴り響く。

 ()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()


 カード内に存在する(かね)が、鋼鉄の装甲へとどういう原理なのか物理的に変化し、ついに彼は再び……()()()()()()、黒い戦士へと変身した。


 他のマネーマンは、その過程を見た途端に絶句した。

 いや、再び戦ってくれる事は嬉しいが、変身に使ったそのカードは……。


『とくと味わえ! これが、俺達の究極の(かね)の力だ!』

 彼は(ふところ)から光粒子剣を取り出し、(つば)の部分についているスイッチを押した。


『え、ちょ、バカかあいつ!?』

『に、逃げるが勝ちだ!』

『いくら逆転したいからってそれはチートすぎるわッ!』


 他のマネーマンは、蜘蛛の子を散らすように急いで逃走した。


 そして次の瞬間、


《マキシマムアタック!》


 彼の必殺技は『ロンダリン』のみならず、バブリア星人の母艦……さらには()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()


 (あと)には、隕石のクレーターの(ごと)き穴だけがあった。

 生存者は……破壊された範囲内には、一人もいなかった。


 これが、究極のマネーマン。

 ()()()()()()()()使()()()、禁断の究極形態『ブラックフォーム』である。

 全52話。

 書きませんけどね。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] 間咲さんの割烹から来ますた。 こ、この手がありましたか(笑) 51話……wwwww
[一言] 敢えて第51話だけを書くという逆転の発想www アイデア賞ですね!!w
[一言] ブラック無限とか言うやつですよね(*´▽`*) 楽しかったです☆彡
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ